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イスタンブールで奇跡的なカムバック (練習試合: Fenerbahçe-uit)

フェイエノールトは土曜夜のFenerbahçe相手の練習試合でサプライズを起こした。イスタンブールのSükrü Saracoglustadionでチームは開始18分ですでに3-0のビハインドを背負い、87分目までスコアボードに変化は無かったが、しかしスティーヴン・ベルフハイス(2)とイェンス・トールンストラのゴールによってフェイエノールトは信じがたいカムバックを果たし、最終盤で3-3となった。

 

Fenerbahçeが力強いスタート
先週のFC Basel戦での0-5勝利によってフェイエノールトは自信を持ってFenerbahçe戦に入ったが、トルコ人の抵抗力がスイス人のものより遙かに大きいのはすぐに明らかになり、最初のベストチャンスでいきなりネットが揺れる。ジュスティン・バイローが最初のAlper Potukとの1対1には立ちはだかったが、こぼれ球を遠目からEljif Elmasががら空きのゴールに蹴り込んだ。

 

さらに15分もせずに2失点メモ決まる。タイレル・マラシアがBaris Aliciに軽いファールを冒すと、Victor Giuliano de Paulaが11mからゴール。3分後にはMathieu Valbuenaが3-0とし、フェイエノールトにとって大敗の試合になるかと思われた。

 

バイローの活躍
30分過ぎにGiulianoが2回目のPKを蹴り、点差はもっと開いてもおかしくなかった。しかし今回はバイローが見事にセーブし、さらなる失点を防ぐ。

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストが家族の事情で不在なた目にジャン・パウル・ファン・ハステルが指揮を執ったフェイエノールトはその後試合に多少粘りを増して行く。その結果 ロビン・ファン・ペルシに良いチャンスも訪れたが、スティーヴン・ベルフハイスのパスをハルフェ・オムハールで狙ったボールはGK Volkan Demirelの守るゴールの1m上に飛んだ。

 

前半最後の時間帯は後半に向けて希望を提示するものだったが、後半序盤もバイローが再び活躍する展開となり、Aliciが4点目を決めるシュートをこのGKが見事にセーブ。残り30分 Fenerbahçeはもうゴールに近づいてこなかったが、フェイエノールトは何とか1ゴールを決めるために全力を尽くすことに。

 

9分間に3得点
面目を保つためのゴールが決まったのは試合規定時間の残り3分。ベルフハイスが18mの距離から低く強烈なシュートを放つと、ポスト内側を叩いてネットが揺れる。その直後にももう1度ネットが揺れ、今回 ベルフハイスはアシスト役に。このバイテンスペーラーが右サイドから加速し、完璧なボールを受けたイェンス・トールンストラがニアポストにヘディングを決め、さらに納得できるだけの結果に。

 

3-2というスコアが望める限界に思われたが、ロスタイム最後の1分でトニー・フィレーナがペナルティエリア内で軽く押されてPKを得る。ベルフハイスがボールの後ろになってしっかりと決め、これによってフェイエノールトは引き分けで試合を終え、良いフィーリングでピッチを後にした。

 

フェイエノールトは日曜に飛行機でロッテルダムに戻り、来週日曜にはLevante UD相手にオープニング・ヴェーツトライト。8月4日にPSV相手のヨハン・クライフ・スハールで公式にシーズンがスタートする。

 

Fenerbahçe - Feyenoord 3-3
Scoreverloop:
6' Elif Elmas 1-0
13' Giuliano (penalty) 2-0
17' Mathieu Valbuena 3-0
87' Steven Berghuis 3-1
90' Jens Toornstra 3-2
90+6' Steven Berghuis (penalty) 3-3

 

Opstelling Feyenoord:
Justin Bijlow; Jeremiah St. Juste (62' Bart Nieuwkoop), Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Tyrell Malacia (82' Calvin Verdonk); Jordy Wehrmann (72' Yassin Ayoub), Jens Toornstra, Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Robin van Persie (72' Dylan Vente), Sam Larsson.

 

Wisselspelers:
Jones, Ten Hove, Nieuwkoop, Van Beek, Verdonk, Geertruida, Ayoub, Burger, Kökcü, Boëtius, El Hankouri en Vente.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/fenerbahe-feyenoord-friendly-matches-2018-2019/verslag

 

ジャン・パウル・ファン・ハステル
「実際最初の15分で終わってしまったような試合だった。これは我々が諦めたというとても悪い間違ったシグナルを与えてしまう内容。ボールを持った時にしっかりキープできず、プレッシャーを掛けることもできず、相手は常にフリーマンを見つけることができていた。その結果が3失点。後半は多少修正した。より息を吸えるようになり、最終的に我々も3得点できた」

 

「このスタディオンでは、練習試合であっても魔女の鍋のような混沌とした雰囲気になる。選手たちはそれに慣れる必要もあった。しっかりした考え方が求められる。その中で我々は本来の力を出すのが遅すぎた。ただ我々は意識してこういう試合を選んだんだ。こういう雰囲気で練習試合がやれるのは素晴らしいこと。しかしそれにもっと上手く対応できなければいけなかった」

 

「どんな可能性もあるということはHTに話した。あった選択肢は2つ: なるように任せるか、立て直そうとするか。なんとかまだポジティヴな結果を得られて嬉しいよ」

「バイローはPKを止め、ゴール上隅に決まると思ったボールも弾き出した。素晴らしいセービングだった」

 

「ジオの家族の状況を考えれば複雑な気分。我々はプレシーズンのプロセスの最中。まだまだチームを作っている段階。ヘッドコーチとしてハッキリとした理由を説明できないのは困った気分にさせられる」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/47681-van-gastel-bewust-gezocht-naar-dit-soort-wedstrijden.html

 

よく分からない展開でいろいろ評価が難しくなった試合です。出だしは決して悪くなかったですが、失点してから相手の勢いに完全に翻弄され、審判の助けもあってあっという間に3-0という厳しい展開。こうなると完全に道を見失って崩壊気味になり、さらに大量失点してもおかしくなかったでしょう。3失点で済んだのは多少の運とバイローのおかげ。今日は間違いなくバイローがベストプレイヤーだったので、これで念願の第1GKに近づいたなら今日の数少ない収穫でしょう。

 

失点は基本的にどれもDF陣の脆さが原因で、特にマラシアのサイドはかなり狙われてました。ラーソンが基本相手を追いかけないのも狙い所にされてたような・・・ 特に3-0の失点はサイドを崩されてシンプルなクロスにゴールまでCBデュオが相手をフリーにするという教科書通りの失点で頭の痛いことろ。

 

ただ試合全体で見ると中盤で相手が前を向くとほとんどボールにプレッシャーを掛けられないというシーンが繰り返されたので、現状最大の問題がここにある気がします。これまでの練習試合とは別次元の相手だったせいはあるでしょうが、プレッシャーを掛けに行ってはあっさりいなされるばかりで、結果的にトニーとイェンスがほぼ空気となってヴェールマンが余計に苦労するという厳しい試合でした。

 

前線の3人も全く試合に入れていなかったので、普通に考えればシンプルな負け試合でしたが、フットボールでほとんどチャンスが作れていない中からベルフハイスが違いを作って3-2とし、最後は審判がまた謎判定で結局引き分けというよく分からない結果に。まぁ練習試合の結果は気分的なもの程度で、内容的には反省点ばかりですが・・・