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アルメロで安堵のため息(第4節:ヘラクレス-uit)

フェイエノールトは今シーズン リーグ戦4試合目も勝利。土曜夜のヘラクレスアルメロとのアウエーゲームで監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは長時間支配し、圧倒したが、終盤にあわや勝利を手放しかける展開の末に2-4. スティーヴン・ベルフハイス(x2)とジャン・パウル・ボエチウスが前半にホールを決め、サム・ラーソンがロスタイムに勝利を決めるゴールで自身のデビューに花を添えた。ニコライ・ヨルゲンセンが怪我でピッチを後にしている。

 

2週間前のヴィレムII戦同様にフェイエノールトが試合を決めるのには45分しか必要無かった。HTにランズカンピューンはすでに0-3のリードを奪い、もっと点差を広げることもできただろう。ポルマン・スタディオンの人工芝で最初の笛からフェイエノールトは優位に立ち、序盤から多くのチャンスを作ると22分にようやく得点を決めることに成功。

 

ゴールが生まれたのはニコライ・ヨルゲンセンが負傷し、ミヒル・クラーメルと交代した直後だった。カリム・エル・アマーディが中盤でボールを奪うと、ベルフハイスがペナルティエリア際から見事なシュートをゴール逆隅に決める。2点目も主役はこの2人だった。エル・アマーディが再び適切なタイミングで適切な場所にプレッシャーをかけてチームに大チャンスを作ると、最後はクラーメルから絶好のバックパスを受けたベルフハイスが18mの距離からシュートを決めた。

 

33分にボエチウスがDFに当たって角度が変わるシュートで0-3にした時点で、フェイエノールトは大量の時間を残してこの試合をモノにしたように思われた。このバイテンスペーラーにとっては自身初のエールディヴィジ3試合連続ゴール。

 

後半のフェイエノールトにとってこの試合は思ったも同然であり、頭の中は水曜のManchester CityとのCL初戦に向いていただろう。その試合に向けてファン・ブロンクホルストヨルゲンセン以外にも負傷した選手が出なかったのは嬉しいことだろう。ただアルメロでは足首にまだ痛みのあるルチアーノ・ハプスを起用できなかった。

 

そのため土曜夜はミケル・ネロムが左バックに入り、さらに戦術的な理由でファン・ブロンクホルストはエリック・ボテギンではなくジェレマイア・シン・ジュステを選択。この夏sc ヘーレンフェーンから移籍した20歳のCBにとって初スタメンであり、仕事を上手くこなしていた。最後の15分間にはファン・ブロンクホルストはラム・ラーソンもフェイエノールトのシャツを着ての最初の出場時間を与え、ボエチウスの代わりにピッチに入ったこのバイテンスペーラーは後半点差を広げる良いチャンスを得ていた選手の一人だった。

 

しかしロッテルダマースがもう一つゴールを決める前に、ホームチームが2得点。まずブラッド・ジョーンスがパウル・フラドンのシュートをセーブしたリバウンドからレウフェン・ニーマイヤーがヘディングを決めるとヘラクレスにまだ何かを得られるという気持ちを与えてしまい、ニーマイヤーがディクスのペナルティエリア内でのファールで得たPKを決めて2-3にしたことで、ヘラクレスの良い結果を信じる気持ちは大きくなる一方に。

 

これによってフェイエノールトは最後の10分間で今シーズン4連勝を引き寄せるために、突然まだ全力を出さなければならくなった。ヘラクレスのGK ブラム・カストロがゴールを離れたロスタイム深くに、ラーソンががら空きのゴールにボールを入れて最終スコアの2-4とし、ようやく安堵のため息をつくことができた。それでも試合後のチームには自分たちで不必要に難しくしてしまったという気持ちが残ったが、その目は水曜のCLの試合に向いてもいる。

 

Heracles Almelo - Feyenoord 2-4

Scorverloop:

0-1 Steven Berghuis 22’

29’ Steven Berghuis 0-2

33’ Jean-Paul Boëtius 0-3

73’ Reuven Niemeijer 1-3

81’ Reuven Niemeijer (pen) 2-3

93’ Sam Larsson 2-4

 

Scheidsrechter: Danny Makkelie

Gele kaarten: Peterson, Duarte, Darri (Heracles), Vilhena, Van der Heijden (Feyenoord).

 

Opstellingen:

Heracles Almelo: Bram Castro; Tim Breukers, Robin Pröpper, Jeff Hardeveld, Bart van Hintum (64’ Lerin Duarte); Reuven Niemeijer, Joey Pelupessy (76’ Vincent Vermeij), Peter van Ooijen (38’ Jamiro Monteiro ); Brahim Darri, Paul Gladon, Kristoffer Peterson.

Feyenoord: Brad Jones; Kevin Diks, Jerry St. Juste, Jan-Arie van der Heijden, Miquel Nelom; Jens Toornstra, Karim El Ahmadi, Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Nicolai Jørgensen (22’ Michiel Kramer), Jean-Paul Boëtius (68’ Sam Larsson).

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/heracles-almelo-feyenoord-netherlands-eredivisie-2017-2018/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「前半ああいうプレーをしたなら、後半ああいう展開になるのはあり得ない。後半の内容に満足していないのは確か。前半はファンタスティックだったし、相応しいリードも得た。あの時間帯で試合は決めていたんだ。それなのに後半、特に後ろ半分でああいうプレーでは自分たちで問題を招いたと言われてもしょうが無い。終盤はクレイジーな状況だった。あってはならないことだし、不必要。もう自分たちの義務を果たさず、ボールを持った時により難しい解決策を選んでしまっていた。おかげで終盤に緊張感を高めてしまい、試合を台無しにしてもおかしくなかった」

 

「前半は今シーズンベストのフットボールだった。シンプルなプレーができていた。簡単にボールを回し、スピーディなプレーを維持できていた。テンポを高く維持できれば完全に相手の守備を崩せるし、あのプレーを続けていればあと1,2点取れただろうが、前後半で出来の差が大きすぎる。これは許されない。60分間や70分間ではなく、90分間しっかりやらないといけない」

 

「ニコライの具合は良くないように見える。ハムストリングに痛みが出ている。どの程度深刻かは日曜に検査してみないといけないが、City-thuisは欠場する可能性が大きい。代表戦でフィットネスに疑問があったか?それは全て後から言えること。ニコライは4日間休養を取ってメディカ・スタッフのチェックも受けた。彼がフィットしてなかったと言う根拠は全く無い」

 

「ラーソンは我々が低調になっていく直前にピッチに入った。我々は多くのチャンスを与え、チームはバラバラにプレーしていた。サムは2回のチャンスを得たが、一つはGKの手に収まり、もう一つはあの距離を走って4-2. もちろんパーフェクト。彼が出場時間を得られ、ゴールも決められたのは嬉しいよ」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-te-groot-contrast-tussen-beide-helften

https://www.fr12.nl/nieuws/44019-gio-niet-tevreden-dat-kan-je-de-wedstrijd-kosten.html

https://www.fr-fans.nl/nieuws/32290/van-bronckhorst-niks-wees-erop-dat-hij-niet-fit-was

https://www.fr12.nl/nieuws/44020-blij-dat-sam-minuten-heeft-kunnen-maken-en-dat-hij-scoort.html

 

カリム・エル・アマーディ

「自分たちで不必要に難しくしてしまった。前半は全て上手く行ってたくさんチャンスを作れた。支配して圧倒していたけど、後半は突然粘りを失ってしまった。快適にやれなくなり、前半と同じ事ができなくなった。1-3のゴールでヘラクレスに良い結果を信じさせてしまい、僕らは更に下がって競り合いでもさらに負けた。何とかコーリングで修正しようとしたけれど、ああいう状況ではそれも難しい。ああいうことがもう繰り返されないように今日の後半はしっかり分析しないと行けない」

「CLはとても楽しみにしているし、グループの中でもとても盛り上がっているよ。フェイエノールトが欧州最高の舞台に戻るんだ。90分間全力を出さないと行けない」

https://www.fr12.nl/nieuws/44021-el-ahmadi-hebben-het-onszelf-onnodig-moeilijk-gemaakt.html

 

スティーヴン・ベルフハイス

「後半はかなり苦しんだね。それは自分たちのせい。先週のヴィレムII戦も早々に4-0にして後半は酷いプレーだった。主導権を手放してしまったのが原因。原因は自分たちに求めるべきだろう。エネルギーを注ぐのを止めてしまったせいもある。両バックは常に前に出てFW陣は常に奥へ動かないと行けなかった。今回は苦労したけど、これを次の試合に活かさないといけない」

「2-4のゴールのシーンは僕も一緒に走っていたから、サムに”can you do it? ”と叫んだよ。そしたら彼が決めて見せたんだ」

「CLはみんな楽しみにしているけど、現実的でなければいけない。City相手にはあまりチャンスは無いだろうし、シャープでいないといけない」

https://www.fr12.nl/nieuws/44017-berghuis-over-slotfase-we-tonen-geen-initiatief.html

 

サム・ラーソン

「初出場できて嬉しいよ。望んでいたインパクトでは無かったけれど、2-4で勝って3pts取れた。チームは前半良いプレーをして後半も快適に入ったけど、まぁこういう事も起きる。僕がピッチに入った時はたくさんチャンスがあったし、上手く一つ決められて嬉しいよ。イェンスが素晴らしいパスをくれた。まだ自分が思うような試合はできていないけれど、ゴールは嬉しい。1試合1ゴールは良い数字だと思う」

ヘーレンフェーンとは違うけれど、同じオランダだしすぐに適応できる。僕らのやっているアグレッシブなフットボールは僕に合っていると思うしね」

「ゴールシーンはスティーヴンがフリーなのも見えたけど、僕の初試合だし、彼はもう2得点してたからね。だから『自分で決めても良いよな?』と思ったんだ」

https://www.fr12.nl/nieuws/44023-larsson-lekker-om-eerste-minuten-gemaakt-te-hebben.html

 

ヒル・クラーメル

「僕らはとても良いプレーをしていたと思う。至極相応しい3得点だったし、後半その点差を維持しようとしたけど、ちょっと落ち着きすぎたかもしれない。それはあってはならないこと。ボールテンポとリス無を高く維持しようとしなければいけない。でも3-0リードではちょっと休もうとするのが人間だろう。ただ、僕らはちょっと手を抜いて勝つことはできないということ」

「この夏は移籍を考えていたのは確か。クラブ間で動きもあったしね。でも僕は今フェイエノールトでとても楽しんでいるし、とても誇りを持ってプレーしているよ」

https://www.fr12.nl/nieuws/44024-kramer-ik-speel-nu-voor-feyenoord-met-heel-veel-plezier.html

 

 

人工芝でこんな良い内容で楽に勝てるのはいつ以来、という気分でしたが、後半手を抜きすぎて最後はヒヤヒヤの勝利。まぁこういうこともあります。

 

前半は何の不満も無い出来で、試合前の雨のせいか、単純に意識の問題か、かなり上手くボールが回って綺麗にフットボールをしていました。本当に人工芝で毎回これができれば何の苦労も無いですが、まぁ自信になるでしょう。フットボール能力とスピードでスタメン起用されたシン・ジュステも期待に応えていました。終盤はスペースが広がって中盤でプレッシャーをかけられなくなり、両バックも脆さが全面に出たおかげでCBデュオが野ざらし状態でしたので、シン・ジュステを責めることはできませんが、ああいう展開でこそボテギンの強さが活きたでしょうから、そこは振り返ってみると判断が難しい点ではあります。しかし無事に勝てましたし、このタイミングでシン・ジュステが90分間プレーできたのは今後に向けて大きなプラスなのは確か。

 

ニコライが負傷は残念ですが、来週のトッパーに間に合うことを願いましょう。幸いにも両バイテンスペーラーが好調で、特にベルフハイスは昨シーズン後半からの流れを引き継いで今のフェイエノールトにとって決定的な存在になっています。高額支払った甲斐があるというもの。まぁCLはボーナスステージと割り切ってクラーメルに楽しんでもらいましょう。