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PK戦の末にJCスハールを獲得

フェイエノールトは土曜夜に今シーズン最初のタイトルを獲得。ランズカンピューンは完売のデ・カイプでベーカーウィナー フィテッセを破り、クラブ史上3回目のヨハン・クライフ・スハールを勝ち獲った。試合は90分を終えて1-1となり、PK戦で決着。

 

PK戦ではブラッド・ジョーンスがフェイエノールト・サイドの偉大なヘルトに。このGKがフィテッセの最初の2人 ティム・マタフスとミロト・ラシーチャのキックを止めて大きく貢献。フェイエノールトはヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデン、ジャン・パウル・ボエチウス、イェンス・トールンストラがネットを揺らし、最後はニコライ・ヨルゲンセンが決めて勝負を付けた。

 

ランズティートルを勝ち獲った後もタイトルへの飢えが収まっていないことをフェイエノールトは出だしから見せる。チームはフィテッセののど元に即座に掴みかかり、フットボールをする余裕を相手に全く与えなかった。その鍵となったのはこれまでどおり中盤でアリ、特にカリム・エル・アマーディとトニー・フィレーナがアーネマースにスピーディにプレッシャーをかけ、イェンス・トールンストラはボールを持たない時の動きなどで価値を証明していた。

 

その動きの一つが成功するまで長くはかからず。ジャン・パウル・ボエチウスが素晴らしいアクションからフリーで走り込むトールンストラを見つけると、ファーポストからこのMFが迷うこと無くゴール逆隅にボールを突き刺した。こうして今シーズン最初の公式戦で『新しいフェイエノールト』がどんな姿を見せるのかを気にしていたヘット・レヒューンは開始7分で歓声を上げることができた。

 

ケヴィン・ディクス、リチアーノ・ハプス、ジャン・パウル・ボエチウスという新加入組の他、キックオフの面々にはサポーターにとって馴染みの顔が。月曜にデ・カイプで4年契約を結んだスティーヴン・ベルフハイスがファン・ブロンクホルストによって即座にスタメン起用。監督は「彼はチームメイトをよく分かっているから」など、その信頼の理由を試合前に語っていた。それが正しかったのは15分過ぎにボエチウスのシュートがバーの上に飛んで終わった攻撃の重要な部分をベルフハイスが担ったことに表れていた。

 

その後フェイエノールトが多少下がったのがヘット・レヒューンの行動にも反映し、彼らはビジネスシートに座るディルク・カイトに向けて歌うなどで主に楽しむことに。HT明け直後にはブライアン・リンセンの突然のシュートはブラッド・ジョーンスの手をかすめてバーの下を叩き、デ・カイプが驚きで目を覚まさせられた。

 

このシュートが激しい後半の始まりとなり、その中で主審 デニー・マッケリーが全ての注目を集めることになった。この審判がまずティム・マタフスへのカリム・エル・アマーディのファールを流し、ニコライ・ヨルゲンセンのゴールがオフサイドで取り消され、されにビデオ映像での確認を経てPK判定が下された。耳をつんざくブーイングにも関わらずアレクサンダー・ビュートネルが冷静に同点に。その直後にはすでにアルノルド・クライスワイクにも同点にするチャンスがあった。

 

フィテッセのゴールはフェイエノールトにとって手痛いショックとなり、試合により多くの情熱を注ぐもクオリティが上がることは無かった。フェイエノールトはベルフハイスとディクスに代えてビラル・バサチコグルとソフィアン・アムラバトを投入し、緊迫した終盤に両チームとも勝利を目指したが、規定時間で決勝点が生まれることは無いまま終了。こうしてジョーンスに違いを作るチャンスが与えられ、フェイエノールトはクラブ史上3回目のヨハン・クライフ・スハールを手中にした。

 

Feyenoord - Vitesse 1-1

Scorverloop:

7’ Jens Toornstra 1-0

58’ Alexander Büttner (str.) 1-1

 

Scheidsrechter: Danny Makkelie

Gele kaarten:

Kevin Diks, Karim El Ahmadi (Feyenoord), Bryan Linssen, Thomas Bruns (Vitesse)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Brad Jones; Kevin Diks (77’ Sofyan Amrabat), Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Ridgeciano Haps; Jens Toornstra, Karim El Ahmadi, Tonny Vilhena; Jean-Paul Boëtius, Nicolai Jørgensen, Steven Berghuis (74’ Bilal Basaçikoglu).

Vitesse: Remko Pasveer; Fankaty Dabo, Guram Kashia, Arnold Kruiswijk, Alexander Büttner (87’ Lassana Faye);

Thomas Bruns (77’ Charlie Colkett), Thulani Serero, Navarone Foor; Milot Rashica, Tim Matavž, Bryan Linssen.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-vitesse-netherlands-supercup-2017-2018/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「我々はまだ数ステップ踏まなければいけない。しかしスハールを手にそのステップを踏める方が良い。このタイトルは嬉しいよ。15ヶ月間で3つめのタイトルだ」

「ビデオ判定はちょっと混乱した。我々はヨルゲンセンオフサイドのことだと思っていたからね。しかしビデオ審判はこのためにいるんだ。今回は我々に不利益だったが、良い判定だったことに変わりは無い」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/43536-gio-stappen-maken-met-schaal-in-handen.html

 

カリム・エル・アマーディ

「特にフィテッセのPKの後は僕らの側が落ち着きが無かった。主審は僕らのゴールを認めてくれるのを期待してたけどね。彼はその確認に言ったと思っていたら、PKだと言われて理解するまでちょっと時間がかかったよ。でもPKは正当な判定。僕は彼に接触していたし、ビデオ審判がすぐに確認することで主審がフィテッセにPKを与えることができたのは素晴らしいこと。僕もあの判定には賛同したよ」

「このタイトルは僕らにとってとても重要だった。多くの選手がまだスーパーカップを獲ったことがなかったし、シーズンのスタートとして良いこと」

 

https://www.fr-fans.nl/nieuws/31699/el-ahmadi-eerlijk-mooi-dat-hij-hem-alsnog-kan-geven

https://www.fr12.nl/nieuws/43535-el-ahmadi-het-was-een-terechte-penalty.html

 

ブラッド・ジョーンス

「GKにとっては夢のシナリオ?できれば90分で決めたかったけどね。でもこの結果はシーズンの素晴らしいスタート」

「試合中のPKを止められれば良かったんだけど・・・ ビデオ審判の判定は正しい判断だった。みんなフットボールにフェアな判定を求めているし、次は僕らの方に良い判定が下るのを期待しよう」

https://www.fr12.nl/nieuws/43534-uitblinkende-jones-een-mooi-begin-van-het-seizoen.html

 

ティーヴン・ベルフハイス

「嬉しい帰宅だね。何も問題は無いよ。この試合のことは前々から分かっていたし、PK戦で勝てて嬉しい。PK戦は特に蹴らなければいけない選手にとってはとても緊張するけど、ブラッドが助けてくれた。トップキーパーだ」

「Watfordを去るのは自分でした選択。短期的な選択では無く、長期的な選択だ。フェイエノールトの方が僕に合っていると思うし、昨年素晴らしい1年を過ごせたからね。その味をもった味わいたい」

https://www.fr12.nl/nieuws/43537-berghuis-blij-dit-is-lekker-thuiskomen.html

 

ニコライ・ヨルゲンセン

「今日は僕のベスト・ゲームでは無かったし、チームにとっても違った。でも勝った・・・ 先制して簡単に考えてしまったということはない。でもシーズン最初の公式戦だし、最初の25分間でかなり多くのエネルギーを使っていた。僕らはすぐにあれを90分間維持できるようになると確信しているよ。このタイトルで大きなお祝いをすることはしない。来週また試合があるからね」

https://www.fr12.nl/nieuws/43538-jorgensen-het-was-niet-mijn-beste-wedstrijd.html

 

ジャン・パウル・ボエチウス

「最初の公式戦ですぐタイトルを獲れたのは素晴らしい、とても素晴らしいこと。僕はまだ成長が必要だけど、結果は美しいフットボールに優る。だから僕らはこの美しいスハールを獲れたんだ」

「戻ってきてから今のところ順調だし、この調子を維持したい。ファンタスティックなチームメイトもいるしね。みんなでやれば青天井だ」

https://www.fr12.nl/nieuws/43539-boetius-hopen-dat-ik-deze-lijn-kan-vasthouden.html

 

 

出だしはかな~り良かったですが、そこから何もできていなかったフィテッセを試合に入らせてしまって結局最後までgdgdな試合に。特に後半はスペースが広がりすぎてしまい、ボールを持った時もかなり雑で先が思いやられる内容でしたが、終わってみればジョーンス劇場。フェルメール・ショックを払拭して再びトップキーパーのクオリティを証明してくれました。

 

全般的にはボエチウスがかなり自由に動けて攻守に貢献。トニーも凄まじくエネルギッシュでハイレベルなプレーでした。明らかに悪かったのはディクスで、途中交代も仕方ない内容。バルトが戻るまでしっかりやってくれないと困りますが、アムラバトを回す応急処置はなかなかヒヤヒヤするものがあります。

 

フットボール面はまだまだ雑然としてますが、それよりもスペースが広がりすぎる守備面が依然大きな問題。リックとテレンスのプレーエリアの圧倒的な広さがどれだけ効いていたかを思い知ります。ちょっと受けに回るとCBデュオが下がってしまって前にプレッシャーをかける選手たちとの間に広大なスペースが生まれてしまうので、攻撃面の最後の補強も良いですが、まずはこの問題をなんとかしたいところ。