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オランイェ、デ・カイプ大勝もWKがさらに遠のく(WK予選:ルクセンブルク-thuis結果)

ディック・アドフォカートはオランイェをロシアでのWKに導くというミッションを大勝でスタート。デ・カイプにおいてオランダ代表はルクセンブルクにほとんど苦労すること無く、5-0で勝利した。

 

オランイェを率いるこれが3期目となるアドフォカートの下での初戦。新ボンズコーチは即座にいくつかの入れ替えを行った。ヤスパール・シレセンがゴールを守り、CBデュオはLazionoヴェズリー・フートとステファン・デ・フライが形成、クインシー・プロメスがスタメンから外れてメンフィス・デパイは残り、誕生日のヴェズリー・スナイデルが中盤の中央でスタメン出場。このスペルフェルデラーはこれによって代表131試合目となり、単独での代表記録保持者に。

 

オランイェは出だしから攻撃に出て即座に最初の危険なシーンも作る。1分もせずにロッベンがGK Ralph Schonと1対1になったが先制のシュートは阻まれ、その後フィンチェント・ヤンセンの遠目からの驚かそうとした最初のシュートもこのGKにセーブされた。

 

待望のゴールがようやく生まれたのは21分。フートがルクセンブルクの組み立てを上手く阻み、スナイデルとの連携から裏を狙ったロッベンへの縦パス。このFWが迷うこと無くシュートでSchonを破って1-0. ロッベンにとってオランダ代表での33点目であり、ヨハン・クライフとアベ・レンストラに並んだ。

 

2点目もまたスナイデルによって決められたことで一層特別なものに。ケヴィン・ストロートマンとヤンセンを経た美しい攻撃からデパイがハックで出したボールは代表記録保持者の足元に。遠目からネットを揺らす、文字通り典型的なスナイデル・ゴールだった。

 

HT直前にはスナイデルの鋭いFKにストロートマンは飛び込んで3-0になりかけたが、ボールに上手く触ることができずにルクセンブルクのゴールの横へ。反対側ではヤスパール・シレセンが雑なプレーでルクセンブルハースに希望を与えてしまったが、この棚ぼたのチャンスをDavid Turpelが活かせず、オランダのGKに自身のミスを取り返させてくれた。

 

後半オランイェは得失点差を稼ぐために追加点を目指し、チャンスはラップ・テンポで次々に生まれた。ロベンとスナイデルの遠目からのシュートが枠を外れ、ヤンセンのゴールはオフサイドで取り消しに。ロッベンが華麗なスラロームから3-0に迫ったが、チャンスポジションからボールを上手くシュートできず、そのアクションに花を添えられず。

 

追加点が生まれたのは60分を過ぎてから。右サイドからクロスにヤンセンが届かなかったが、そこからジョルジーニョ・ワィナルドゥムが強烈なシュートでネットを揺らした。ロッベンがもう一度Schonを試した後、クインシー・プロメスが4-0に。途中出場でピッチに入った彼がステファン・デ・フライの良いインターセプトからのクロスをヘディングで決めた。

 

ルクセンブルクは戦意を失い、オランダの攻撃陣と戦うのに疲れ果てていた。そのために組み立てをミスし、ヤンセンが5-0にしようしたが、それを防ごうとしたGK SchonのファールでPKに。このスピッツが自らゴール隅にしっかり決めた。

 

この勝利でオランイェはブルガリアを抜いてグループの3位に上昇。ブルガリアはベラルースに痛い2-0負けを喫し、彼らのWKへの可能性は終わっただろう。一方でスウェーデンがホームでフランスに2-1勝利という、オランイェにとって望ましくない結果に。これによりスウェーデンとの差は3ptsと変わらず、WK予選が再開される8月31日、フランスとの直接対決で良い結果が必要になった。

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/nederlands-elftal/69661/oranje-overklast-luxemburg-de-kuip-5-0

 

Kwalificatie, groep A

Nederland - Luxemburg 5-0

Scorverloop:

21’ Arjen Robben (1-0)

34’ Wesley Sneijder (2-0)

62’ Georginio Wijnaldum (3-0)

70’ Quincy Promes (4-0)

84’ Vincent Janssen (5-0)

 

Nederland: Jasper Cillessen; Joël Veltman, Stefan de Vrij, Wesley Hoedt, Daley Blind; Georginio Wijnaldum, Kevin Strootman, Wesley Sneijder (82’ Nathan Ake); Arjen Robben (73’ Jeremain Lens), Vincent Janssen, Memphis Depay (66’ Quincy Promes).

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/nederlands-elftal/69661/oranje-overklast-luxemburg-de-kuip-5-0

 

ディック・アドフォカート

「多くのバトルと活気が見れた。観客もこの試合の大部分で楽しめただろう。選手たちはブルガリア戦のような試合がもう許されないということをよく理解していた。これで我々は3試合連続の勝利。観客がまた後押しをしてくれる。それが非常に重要だ」

 

スナイデルのパスは規格外のクオリティ。世界中であれに匹敵できる選手はほとんどいない。そういう選手はなるべく長く活用できることを願っている。フランス戦では彼は別のポジションでプレーする可能性もあるだろうし、別のスタメンで臨む可能性もある」

 

「これで我々はグループ1位を目指さなければならなくなった。バカンス明け最初のフランスとブルガリアとの2試合が非常に重要。そこで全員がフィットしていなければならないが、選手の多くが自分たちがどこでプレーしているかまだハッキリしないため、クレイジーな時間になるだろう。困ったことだが、その点は相手も苦しむ」

 

「アケーを投入したのは『オランダ人』にするため。彼にも『なぜおまえを入れるかしっかり理解しろ』と言ってあった」

 

アルイェン・ロッベン

「5-0は良い結果。8-0にできる時代はもう終わったからね。OK、確かにあと1,2点決められた。3点でもね。ポジティヴであり続けないといけないし、これからシーズンをシャープで準備ができた状態で迎えられるようにしないといけない。多分パリで小さなサプライズを起こせるだろう。これでまだ自分たちの手で決められるんだ。まぁ難しくはなったけどね」

 

ステファン・デ・フライ

「僕らは1位を目指せるということ。自分たちの試合に勝つだけ。やれると信じているよ」

「ヴェズリー(・フート)とはお互いに良く分かっている。Lazioでの4人守備でも何度も一緒にやっているし、連携がかなり上手くできている。チャンスの面ではほとんど与えなかったし、守備陣はシャープだった」

 

 

まぁアドフォカートも最初からダメ元で引き受けたようなものなので、だいたい全部ブリントが悪かったというだけで終わらせれば良いような状況。

 

ルクセンブルクが相手ということで今日はごく普通の4-3-3で前にプレッシャーを掛けてました。出だしは割と良かった気がしますが、なぜかワィナルドゥムがすぐ大人しくなってストロートマンと一緒に存在感が消えたことで全体として今回もスローテンポで低調な試合に。引きこもってカウンターを狙う相手に無理に大量得点を狙いに行かずに、結果的に5-0で勝てたので成功といえば成功してますが。

 

ステファンとフートのCBデュオはかなり安定感があり、前に出る勇気も競り合いの強さも最低限のスピードも縦パスの技術も揃っているため、しばらくこれがメインの選択肢でしょうか。実際フートは今日はステファンよりも活躍していたので、これは8月に入れ替える理由は見つからないはず。まぁ問題はgdgdが続く中盤と前線です。3試合出て1つもまともな試合がなかったデパイはもうそろそろ諦めても良いような・・・ スナイデルの131キャップは素晴らしい記録であって、確かに今日もレベルの違うパスを何本も出してましたが、あのパスを活かすなら10番よりも下げて存在感の無い2コントローラーの代わりの一人で使った方がルクセンブルク相手には効果的だったはず。まぁフランス戦でどっちが良いかはまた考え所でしょう。もしかしたらまた左バイテンの選択肢もアリか。