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KNVB-bekerfinale結果 "巨人"リッキー・ファン・ヴォルフスヴィンケルの2ゴールでフィテッセが125年目の初タイトル

KNVB beker: finale

zondag 30 april 2017

18:00 AZ - Vitesse 0-2

81’ Ricky van Wolfswinkel 0-1 / 88’ Ricky van Wolfswinkel 0-2

5回目のベーカーを目指すAZはファン・オーフェレームが10番で左バイテンにドス・サントス。4回目のベーカーフィナーレで勝てばクラブ125年目念願の初タイトルのフィテッセは右バックにレールダム。ミアズガが怪我から戻り、中盤はフォールを10番起用してナータンが左バイテンとそれぞれベストメンバーの布陣。

開始2分でAZが絶好の位置のFKを得るもルカッセンが蹴ってバー直撃。AZが前にプレッシャーを掛けて競り合いも勝って主導権を取る展開。さらにCKからファン・アイデン、カウンターからヴェフホルストに決定機も枠外に。しかし前半半ばから次第にAZが慎重になるも、それ以上にフィテッセがプレッシャーに呑まれて低調なプレーでローテンポ・ゲームに。

後半は明らかにフィテッセがより勇敢さを示してプレーするも圧倒はできず、に高い緊張感の中でお互い井落ち着き無く雑なプレーが続き、膠着状態のまま時間が経過。AZは残り25分でファン・オーフェレームに代えてスーンチェンスを投入。フィテッセも残り20分を切ってナータンに代えてティガドゥイニ。AZはCKからファン・アイデンがチャンスを得るも決められず、逆にスーンチェンスのボールロストからフィテッセの攻撃を受けると、ラシーチャのクロスに対してニアにファン・ヴォルフスヴィンケルが飛び込み、サポートを得られずに孤立していたこの試合ワンチャンスを見事に決めて先制。さらにファン・ヴォルフスヴィンケルがワントラップでフラールをかわしてトドメ。

今大会RKC、ヨルダン・ボーイス、フェイエノールト、スパルタを破ってきたフィテッセは悲劇的な前半から後半もほぼ終始低調ながらエヒテ・スピッツが決定力を示して125年目にして念願の初メイン・タイトル。AZは前半出だし以降良いところが無くなり、不安定なシーズンを象徴する結果になって欧州戦POへ。

リッキー・ファン・ヴォルフスヴィンケル

「前半はとても酷かったと思う。後半立て直して、最終的にベーカーを手にできた。2-0にしてこれで本当に近づいたと分かったよ。僕がほとんどチャンスを得られないのも、もちろん今シーズンこれが初めてじゃない」

「本当にし合わせた。選手、クラブ、全てのファンにとって素晴らしいこと。125年間何も勝ち獲っていなかったんだから・・・ これで僕らはもうゼロではなくなった。今日からはさらに先に進めるし、もっと欲しくなるものだろ?」

「このために丸1年間やってきた。僕がオランダに戻り、フィテッセを選んだのもこのため。こういう成績を残せることをみんな期待していたし、それに成功できた・・・ この1年を飾る冠だよ。これで欧州だ。最高だね、とても楽しみだ」

ヘンク・フレーザー

「これ以上無く素晴らしい。私は選手として4回ベーカーを獲っているが、それ以上に歓びを味わっているよ」

「前半の生気の無さには腹が立っていた。前に出よう押せず、AZの方が情熱もファイトもあった。HTに『もっとやる気を見せて戦え』と言ったんだ」

「リッキーが重要な仕事をするのはこれが初めてでは無い。彼はギガースのような存在。他の選手だったらチームが後ろに下がり続けているのはスピッツとして難しいもの。ほとんど姿が見えなくなるからね。しかしそれでも彼はほとんど常にゴールを決める。彼をクラブに留められることを願っているよ」

グラム・カシア

「とてつもない偉業。僕らはタイトルを獲るのになれていないからね。このクラブにとても感謝している。僕は世界で最も誇らしい人間だよ」

「リッキーは2チャンスで2点を決めてくれた。僕は彼に永遠に感謝し続けるだろう」

「髪の毛を黄色に染める約束?一日だけね。本当に一日だけだよ!」

ジョン・ファン・デン・ブロム

「タフな夜だ。我々のスタートは良かったが、ルカッセンのボールがバーを叩く不運があり、その後も数回チャンスがあったのに得点できなかった。どう転んでもおかしくない酷い試合だったが、我々が良くなかったたった1回でファン・ヴォルフスヴィンケルに決められ、それが即座に試合も決めてしまった。彼には賞賛を送るしか無い。こういうフィナーレでスピッツとして2ゴールを決めれば、試合を決めたのは彼に他ならない」

ロン・フラール

「死ぬほど落ち込んでいるよ。できるならカメラの方を向きたくない気持ちだ。今は自分たち自身が崩れないように支え合わないと」

「前半で僕らは試合を決めることができたはず。後半はもうボールが持てなくなり、スペースが次第に広がってしまった。僕らのバッテリーもどんどん無くなっていった」