オランダ代表はアイルランドとの練習試合で1-1の引き分け。苦しい試合で終了直前にルーク・デ・ヨングが同点ゴールを決めた。
この試合に向けて最も注目が集まったのはケヴィン・ストロートマンの復帰。AS RomaのMFは深刻な怪我によって2年間の長期離脱にあったが、復帰していきなりキャプテンに。ストロートマンはフィジカル・プレーでテストをしっかりクリアできたが、それもオランイェにとってはあまり意味が無かった。
最初の60分間オランダのプレーはあまりもテンポが遅く、一つのチャンスも作れず。アイルランドもセットプレーでしか危険なシーンにならないため、ほとんど見どころの無い試合に。そのセットプレーの一つがアイルランドの得点を生み、GK ヤスペル・シレセンはJohn O’Sheaのヘディングは防げたが、Shane Longの至近距離からのシュートにはノーチャンスだった。
ボンズコーチ デニー・ブリントは後半いくつかの交代を行い、それが効果を発揮。60分台からオランイェはよりボールを持ってフィンチェント・ヤンセンとバス・ドストから小さなチャンスも作れるようになるど、ヴィレムスとデ・ヨングのPSVタンデムが終了直前に同点ゴールをもららした。左バックがあげた見事なクロスにデ・ヨングがヘディングでアイルランドGKを破り、残り時間は両チームとも引き分けに満足したようにそのまま終了。
来週さらに2つの練習試合が組まれており、6月1日水曜にGdanskでポーランドと対戦。6月4日にはWenenでオーストリアと対戦する。
Statistieken:
Ierland - Nederland 1-1 (1-0).
Scoreverloop: 30. Long 1-0, 85. De Jong 1-1.
Scheidsrechter: Artur Soares Dias.(Portugal).
Opstelling Nederland: Cillessen, Veltman, Bruma, Van Dijk, Willems, Bazoer, Depay (61. Berghuis), Strootman (70. Van Ginkel), Janssen (75. Dost), Wijnaldum (82. De Jong), Promes.
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/20967/gelijkspel-ierland-1-1?type=actueel
デニー・ブリント
「この試合に満足はできない。それは明らか。実際ガッカリな試合だ。なぜこうなったのか自問しているよ。我々は雑で怠惰だった。テンポもボール処理のスピードも十分ではなかった。サイドでもっとバリエーションを探らなければいけない。その点を必死にやってきたが、まだまだやらなければいけないことが多いのは明らか」
「しかし我々には今日見せたものより良いフットボールをする力が十分にある。それなのになぜこういう事が起り得るのか、説明するのは難しい。トレーニングキャンプでは良いフィーリングを得られていたし、この原因は相手ではなく自分たちに探すべきだろう。最初の60分間は酷いと言うべきなほど低調だった。後半の後ろ半分に多少調子が戻り、それによって終盤にまだ1ptを拾えた」
「デパイがこのレベルでやるのに必要な自信を持てていないのは当然。ほとんど試合に出れていないのだから前半リズムに乗れなかったのも当然だ。しかしポテンシャルはある。難しい解決策を探すのではなく、より直接的にプレーして1,2回ネットを揺らすことが必要な時もある」
「最初の15分間、アイルランドのプレッシャーが無い状態で我々は何の問題幕楽にフットボールができていなが、実際その状態でも8,9回はボールを失っていた。そのせいで攻撃の最後のところまでいけず、自分たちで試合を手放してしまった。アイルランドが危険だったのはセットプレーの時だけ。そこが彼らのストロングポイントでもある。我々はそこに注意し、普段よりも長身の選手が多く出てもいた。それでも驚かされてビハインドを背負ってしまった。
「こうしたパフォーマンスを見れば最初の60分間は良くなかったと言える。しかし途中出場の選手たちのおかげでで試合に戻れた。マルコ・ファン・ヒンケルは良かったし、スティーヴン・ベルフハイスはフットボール面で目立ってより脅威になっていた。そしてルーク・デ・ヨングはゴールを決めた。あの時間帯は我々が攻撃的なフットボールをできていた時間帯でもあった」
ケヴィン・ストロートマン
「戻ってこれて嬉しいよ。良い試合をして勝っていたらもっと嬉しかったんだけど。試合については満足できない。僕らはほとんどチャンスを作れなかった。ボールをもっと早く回さなければいけないし、もっと流動性を見せないといけなかった。それができなくて残念。ポルトガルでのトレーニングキャンプで試合でもやるべきパターンをいくつか決めていたけど、それが出なかった。これからの2試合で絶対にもっと良くしないといけない。僕らはセットプレー以外では与えたチャンスもほとんどなかったけど、自分たちも脅威を与えられなかった。ボールを持った時が不十分だった。ルーク・デ・ヨングがまだ終盤決めてくれて良かったよ」
スティーヴン・ベルフハイス
「デビューはもちろんこれ以上なく嬉しい。僕が入ってからは僕らはかなり相手陣内でプレーできた。ルーク・デ・ヨングのゴールで1-1にした時間帯は、僕らは彼とバス・ドストで多少危険なシーンを作れるようになっていた。僕自身にとっても、ああいうシーズンの後でもこのチャンスを得られた… 最高だよ。とても誇りに思う」