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6年ぶりにベーカーフィーナリスト(KNVB-beker: AZ-thuis結果)

フェイエノールトは4月24日にFC ユトレヒトとベーカーフィナーレを戦う。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームはAZとの二つの顔を持った試合で3-1の勝利。ハルフェ・フィナーレにおいてフェイエノールトの側で最も祝福を受けた男はミヒル・クラーメルで、1点目(マルクス・ヘンリクセンのオウンゴール)に絡み、ヘンリクセンが同点ゴールを決めた後の残り20分にはロッテルダマースにリードをもたらした。残り5分にはディルク・カイトが試合を決定づけるPKを決めている。

 

90分を終えて主審 マッケリーが最後の笛を吹いた時、デ・カイプに耳をつんざく歓声が上がった。それはベーカーフィナーレ進出(2010年以来初めて)のせいだけでなく、何よりも安堵感が大きかった。ハルフェ・フィナーレでのフェイエノールトは後半開始直後にAZに同点ゴールを許したことで自分たちを不必要に苦しめてしまった。マルクス・ヘンリクセンが1-1にした時、後半開始からちょうど20秒しか経っていなかった。

 

前半45分間はフェイエノールトにとって空に雲一つない展開で、AZを完全に圧倒。しかしロッカールームからシャープに戻って来なかったことで、ホームチームアルクマールダースに何もないところから再び良い結果を得るという希望を与えてしまった。突然の同点ゴールまでデ・カイプには無敵だという雰囲気が支配。まさにディルク・カイトがこのハルフェ・フィナーレに向けて期待していた、これまでのベーカー戦と変わらない”欧州の夜”の雰囲気だった。完売スタディオンと入場時の美しい雰囲気作りだけでなく、何よりも選手たちがAZに最初から何もできないという気持ちにさせていた。

 

それによって、トニー・フィレーナのCKをミヒル・クラーメルが頭で逸らしたことでヘンリクセンが15分でオウンゴールした序盤のリードは当然の結果。直前にはカイトが先制点に近づていたが、エルジェロ・エリアのクロスに対して間違えた方の足を伸ばして滑ってしまった。エリア自身も1-0直後にゴールに迫ったが、トールンストラの測ったようなクロスから狙ったボレーはブロックされて枠を外れた。エリアはフェイエノールトの2点目最大のチャンスにも絡む。30分過ぎに彼のパスを受けたカリム・エル・アマーディがフリーで抜け出すも、GK セルヒオ・ロシェットが1対1で勝利してAZが点差を広げられるのを防いだ。

 

フェイエノールトが点差を広げられなかったことは後半開始直後高くつくことに。同点ゴールはビジターチームに自信を与えただけでなく、むしろホームチームの自信をも損なってしまった。パスはもはや通らず、チャンスになる状況で選択を間違え、AZがフェルメールの守るエリアに近づくシーンは前半より遥かに多くなった。残り15分でフェイエノールトはビハインドを背負ってもおかしくなかったが、アリレーザ・ヤハンバクシュのクロスからダブネイ・ドス・サントスのシュートは至近距離からポストを直撃。

 

そしてその2分後に反対側のネットが揺れる。トールンストラがペナルティエリア際でボールを受けると、パスを貰ったクラーメルが左足でしっかりとシュートを決める。それからほどなくロン・フラールペナルティエリア内でテレンス・コンゴロを倒してカイトが試合を決めるPKを獲得。PKスポットからのキャプテンの非の打ちどころが無いキックが決まり、重要な、そして大きな解放感をもたらす3-1のゴール。これによってフェイエノールトは6年ぶりにベーカーフィナーレ進出を決定。対戦相手は水曜にアマチュアのVVSBを破ったFC ユトレヒト

 

Feyenoord – AZ 3-1

 

Scoreverloop:

15’ Henriksen 1-0 (eigen doelpunt)

46’ Henriksen 1-1

78’ Kramer 2-1

85’ Kuyt 3-1 (penalty)

 

Scheidsrechter: Makkelie

Geel: Luckassen, Van Overeem (AZ), Toornstra, Elia (Feyenoord)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Vermeer; Karsdorp, Van Beek, Botteghin, Kongolo; El Ahmadi, Kuyt, Vilhena; Toornstra (82’ Basaçikoglu), Kramer en Elia

AZ: Rochet; Luckassen, Vlaar, S. Wuytens, Haps; Van Overeem, Henriksen, Rienstra (81’ Tankovic); Jahanbakhsh, Janssen en Dos Santos (84’ Mühren).

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/programma/feyenoord-az-beker-1516/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「ベーカーフィナーレ進出はとても嬉しいよ。フィナーレに到達できたことはファンタスティック。だが我々はまだベーカーを獲ったわけではない。今日はこの喜びを味わって良いが、明日からは日曜のカンブールとのリーグ戦に向けて完全に集中する」

 

「前半の我々のプレーはとても良かった。見せるべき意思が間違いなく見えていた。スピリットがあり、かなり多くのチャンスを作り、ゴールを決めた。試合を決めることもできたはずだが、我々はそれをせずに前半を終えてしまった。それでも前半一つのチャンスも与えていなかったのに、後半は… そこから後半の入りが良くなかったのは、相手を侮っていたせいだと思う。完全に失敗していた。後半開始早々のゴールで我々は動揺し、AZには1-2にするチャンスもあったが、我々はファイトして試合を取り戻した。数週間前の我々では多分これはできずにそのまま負けていただろうが、今回は残り20分で立て直せてラッキーだった。自信と意思の強さを出し、最終的に勝てた。試合全体を見れば相応しい勝利」

 

「クラーメルの冷静さを失わないところが見事。彼は自信の塊だ。日曜も今日も重要な働きでチームを助けてくれた。それはトールンストラにも言えること。特に前半、彼は自分に期待されていたことをチームにもたらしてくれた。2-1にする決定的なボールも出してくれたし、前半はAZを慌てさせ、苦しめていた」

 

「この結果はこれから数週間に向けて自信になるよ。チームにスピリットがあれば上手くゆくということだし、4日間で世界は大きく変わり得るんだ。これは先週の会見の後でも言っていたこと。我々は素晴らしい1週間にできるとね。ユトレヒト戦で良いスタートが切れたし、今日も勝てた。後はこの美しい1週間をカンブールに勝って締めくくらなければいけない。ここからはまたリーグ戦に集中しなければいけないし、フィナーレに向かうのは4月に入ってから」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-%E2%80%98heel-blij-met-bereiken-van-bekerfinale%E2%80%99

http://www.fr-fans.nl/nieuws/23278/de-wereld-kan-erg-veranderen-in-vier-dagen

http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/36706__.php

 

ヒル・クラーメル

「ゴールを決めた後にベンチに駆け寄ったのはヤン・アーリーと、得点したら彼のところに行くと約束してたから。彼が今日の誕生日だし、とてもナイス・ガイだからね。彼に歓んでもらえて嬉しいよ」

 

「僕らは苦しい時期を過ごしていたけど、みんな自信は常に持ち続けていた。何事もハードワークからだし、僕らはずっとそれを続けていた。僕自身しばらくゴールを決めていなかったけど、この数週間は調子の良さを感じていたし、決められて気分が良いよ」

 

「前半の僕らは支配、圧倒していた。でも残念ながら1回しかゴールを決められず、後半いきなり同点に追いつかれてしまった。そこから苦しんだけど、観客のサポートを受けて試合に戻ることができた。情熱とファイトというベースで僕らはこの試合に勝てて、フィナーレに進んだんだ。僕は選手として初めてのフィナーレだし、本当に楽しみだよ」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/kramer-%E2%80%98kijk-uit-naar-mijn-eerste-finale%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/36197-kramer-heel-hypocriet-maar-ik-geniet-ervan.html

 

トニー・フィレーナ

「HTにこのままやり続けるべきと言い合っていたんだ。それをしっかり全て実行しなければいけなかった。後半の入り方はちょっとがっかり。でも『また同じやられ方はしない』と思ったし、そこからしっかり立て直せたと思う」

 

「ファンも家で見ていた人たちもこの試合を楽しんだんじゃないかな。オープンな試合だった。みんな買って喜んでるよ。僕らは低調な時期を送っていたけど。これで2つ勝って自信を取り戻せる」

 

「ファンと今日僕を支えてくれた全ての人たちに感謝したい。拍手の事は読んだり聞いたりで知っていたけど、試合に集中していた。21分目にみんなの拍手が聞こえてきて感動したよ」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/23282/vilhena-ik-dacht-niet-weer-he

https://www.fr12.nl/nieuws/36203-vilhena-bedankt-supporters-heeft-me-zeker-ger.html

 

カリム・エル・アマーディ

「僕にとって3回目のフィナーレ。素晴らしいこと。これまで2回負けてるから、今回はベーカーを獲りたい。僕はフェイエノールトでタイトルを獲りたいとずっと言ってきたからね」

 

「僕半の僕らはとても良かった。多くのコンビネーションがあり、多くのチャンスを作り、僕自身もチャンスがあったけど決められずにチームを苦しくしてしまった。あのシーンでトニーが自分がフリーだったと言ってたけど、彼は日曜に僕のゴールを奪ってるからね。いや、冗談だ。僕には見えなかったよ」

https://www.fr12.nl/nieuws/36206-altijd-gezegd-dat-ik-met-feyenoord-een-prijs.html

 

エルジェロ・エリア

「彼らはメディアで大口をたたいていた。フィンチェント・ヤンセンが正確には何て言った?僕らはアヤックスほどじゃないってね。もちろん僕らはロッカールームでそれを話題にしていたし、みんなそれにイラついてモチベーションにしていた」

 

スフェン・ファン・ベーク

「もちろんフィンチェントの言葉は知ってた。彼とは長い付き合いだし、アルクマールでのリーグ戦では僕にとってハードな日にさせてもらった。もちろんこの試合中もそのことは考えたよ。プレーに影響していたのは間違いないし、だからこを今回は彼を喰らってやりたかった。それなりにやれたとも思う」

 

「ああいうコメントは普通にするべきじゃないんだ。僕が彼にメッセージを送ったかって?ああ、彼とは定期的に話してるからね。でも彼がメディアで離したことは僕には影響ない」

 

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/643421/feyenoorders-ergerden-zich-aan-janssen-een-grote-mond-in-de-media-.html

 

 

やったねベーカーフィナーレ進出!苦しんだシーズン後半戦、ようやくここに来て良い試合ができました、ということで会心の勝利。

前半はアグレッシブさで完全に優位に立って圧倒し、連携も良くチャンスもかなり作れていたので2点目を決めていればおそらく楽々と勝てていたのでは… 今日はイェンスがいつもの”浮いた右バイテン”起用で、守備陣形の4-4-2と攻撃陣形の4-2-4のような4-2-3-1が上手く機能。特にトニーが良かったですねぇ。そして後半はがっかりスタートから完全に圧倒されて凹られる展開ながら、運も味方してなんとか凌ぎ、ファイト・ゲームから終盤の勝ち越しと素晴らしい展開。

 

まだまだ雑な時間帯が多いのと押されるとDFラインが下がるのが悩みですが、予想よりは遥かに早く立ち直りつつあり、シーズン前半戦の標準レベルにはあるかな、という印象。スフェンとリックは多少戻ってきてますし、クラーメルもこの数試合だいぶまともになってるので、あとはエリアがなんとかなってくれれば良いですが・・