Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

クラシケルで敗れて3位から転落(第22節020-uit結果)

フェイエノールトローダJC相手のベーカー戦勝利を上手く後に続けることはできず。アヤックス相手のアウエーゲームで監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは2-1の敗戦。アミン・ユネスとリシェドリー・バズールが序盤のイェンス・トールンストラの先制点を帳消しにし、ふぇいフェイエノールトは順位表で3位から転落した。

 

日曜の勝負を決めたバズールのゴールは65分に対角線上にゴールに吸い込まれフェルメールにはノーチャンス。だがこのゴールは決して天から降ってきたものではなく、後半立ち上がりのフェイエノールトは前半45分に比べて試合に粘りが無かった。前半のロッテルダマースはゴール前で多くのチャンスを作っていたが、それでも1-1という結果でロッカールームに戻ることに。

 

両チームとも試合開始からファイトしたことで、前半は今シーズン3回目のデ・クラシケルで最も活力ある試合となった。フェイエノールトはディルク・カイトをディープ・スピッツに置き、その後ろにトールンストラ、ビラル・バサチコグル、トニー・フィレーナが奥行きを出すMFとして並び、彼らを背後で4人のDFとカリム・エル・アマーディ、フェイエノールトでのデビューとなったレナート・ターピアの両MFが支える4-2-3-1でスタート。

 

アヤックスがボールを持った際にはファン・ブロンクホルストのチームは組織的かつコンパクトにプレーし、攻撃の際には奥行きを出すMFたちが重要な役割を果たした。監督の見出した戦術は見事に機能し、前線の4人のフェイエノールダー全員が絡んで先制ゴールが生まれる。13分にバサチコグル、カイト、フィレーナを経て最後にボールを受けたトールンストラがペナルティエリア際から左足でゴール隅にシュートを決めた。

 

ホームチームの早々の同点ゴール(ユネスがゴールライン上でトールンストラとボテギンをかわし、シュートがポスト内側を叩いて決めった)はフェイエノールトにとって挫折だったものの、チームはそのまま崩れることは無かった。その証拠にファン・ベークにはCKから2回のチャンスがあり、フィレーナはシレセンに2回のセーブを強いていた。フェルメールも格の違いを見せ、エリック・ボテギンの短いバックパスを奪ったエル・ガージがゴールを決めるのを見事にストップ。

 

68分にもこのGKは目の前に泡われたクラーセン相手に見事に対応したかに思われたが、アヤックスのキャプテンが彼より一瞬早くボールに触ったことでフェルメールはボールではなくクラーセンに接触。だがグデルィがPKをはるか上空に蹴り上げてフェイエノールトは生き残ることができた。トールンストラとターピアに代えてエルジェロ・エリアとミヒル・クラーメルを投入し、残りの20分間で同点ゴールを狙ったロッテルダマース。残り10分にクラーメルに最大のチャンスがあったものの、ヘディングはシレセンの手の中に納まり、フェイエノールトはリーグ戦6試合勝ち点無しに終わった。

 

020 - Feyenoord 2-1

Scoreverloop:

13’ Jens Toornstra 0-1

21’ Amin Younes 1-1

65’ Riechedly Bazoer 2-1

 

Scheidsrechter: Kevin Blom

Gele Kaarten: chøne, Viergever, Bazoer (020), Basaçikoglu, Vermeer (Feyenoord)

 

Opstellingen

020: Cillessen; Veltman, van der Hoorn, Riedewald (11’ Viergever), Dijks; Bazoer (81’ van de Beek), Klaassen, Gudelj; Schøne, El Ghazi, Younes (76’ Fischer).

Feyenoord: Kenneth Vermeer; Rick Karsdorp, Sven van Beek, Eric Botteghin, Terence Kongolo; Karim El Ahmadi, Renato Tapia (71’ Michiel Kramer); Tonny Vilhena, Jens Toornstra (69’ Eljero Elia), Bilal Basaçikoglu; Dirk Kuyt.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/ajax-feyenoord-netherlands-eredivisie-2015-2016/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「チームを誇りに思うが、負けた失望感でいっぱいだ。もっと良い結果を得られたと感じている。前半は良かったし、決まりごとが全て十二分に実行されていた。ほとんどチャンスを与えず、先制し、カウンターでもう1点決める大チャンスもあった。リードして前半を終えなければいけなかったが、逆に後半さらに失点した」

 

「我々はあまりに簡単に失点している。バズールのシュートは上手く飛んだが、その前の数回の競り合いは絶対に勝たなければいけなかった。そこに半分でも迷いが入ってはならない。ああいう瞬間が最終的に勝ち点を台無しにしてしまう。とても残念だ。その後もPKを除けば我々はほぼ一つのチャンスも与えていなかった。これはチームの功績」

 

「プランは水曜のローダJC戦と同じようにコンパクトにプレーし、カウンターでアヤックスを痛めつけることだった。チームはこの戦術を特に前半は上手く実行していた」

 

「圧倒された訳ではないし負ける必要は無かったが、また何も得られなかった。これから数週間でまず一つ良い結果を出さなければいけない。立て直すために我々はハードワークしてゆく」

 

フェルメールの首吊り人形に

「言葉が無い。捕まえて裁判にかけるべきとしか言えない。あり得ない行為だ」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/teleurstelling-overheerst-bij-van-bronckhorst

https://www.fr12.nl/nieuws/35747-van-bronckhorst-we-hadden-hier-meer-kunnen-ha.html

 

ディルク・カイト

「僕らは上手くやっていたと思う。早々にリードし、アヤックスはチャンスを作るのにかなり苦労していた。実際彼らが作った最初のチャンスでゴールになった。その後も僕らはほとんどチャンスを与えなかったのに、またくそったれな瞬間が来てしまった。こうして負けなければいけないのは非常に悔しい。彼らは2回しかチャンスが無かったし、2回目はチャンスを呼べるものでもなかった。見事なゴールだけど、あんなのが決まるのは一生に一度。今日の僕らは負ける必要はなかったし。勝てたはずだと強く感じている。今日はこの数週間とは全く別のフェイエノールトなのはみんな見れたはず。このプレーを続けていれば間違いなく3位で終われる。そこは確信しているよ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/35743-kuyt-wij-hadden-hier-vandaag-niet-hoeven-verl.html

 

ケネト・フェルメール

「彼らには枠内に飛ぶ運があった。この数週間の僕らにはその運が無い。でも正直に言って僕らは悪いプレーでは無かったと思う。僕らは自信があったし、同点にされた後もそれは消えなかった」

 

首吊り人形事件について

「それについてはあまり言わないでおこう。僕の問題ではなく、アヤックスというクラブの問題。それ以上言うことは無い。僕はもう何度も経験していること。どうなるかは見てみよう」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/35748-vermeer-niet-te-veel-woorden-aan-vuilmaken.html

 

カリム・エル・アマーディ

「今日はもっと良い結果が得られたはず。彼らは1回半のチャンスしかなかったのに2-1で勝った。最後のゴールも当たり損ないだったのにゴールに飛んで行った。悔しいけど、今日はこの数週間とは別のフェイエノールトだった。負けてこう言うのは奇妙かもしれないけどね。僕はこの数年間アレナで何度か引き分けたけど、当時ももっと良い結果は得られたはずだった。今日の僕らは100%の力を出したけど、振り返ってみると勝つには十分じゃなかった」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/35749-el-ahmadi-ander-feyenoord-dan-afgelopen-weken.html

 

レナート・ターピア

「こういう試合でデビューするのは難しいもの。グループ練習は2回だけだったけど、感触はとても良かった。自分としては良いプレーができたと思うし、監督に求められたことはやれた。僕らはこの試合勝つこともできたはず。上手く先制できたけど、集中力を欠いたことで彼らに決められてしまった」

 

「トゥエンテでも似たような状況はあったけど、フェイエノールトはフロート・クラブだし、僕らはいまターニングポイントを見つけたい時。もっと良くしないと。アヤックス戦はいつだって難しいものだし、ここからは次の試合に向けて集中しないといけない」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/35750-tapia-maakt-debuut-heb-gedaan-wat-trainer-had.html

 

イェンス・トールンストラ

「スタメンは予想外だったし、個人的には追い風だった。得点できたのも嬉しいけど、結局何も得られなかった。守備の際は4-4-2になって僕は中盤での役目。僕らは上手く実行して、失点後も何度も危険なシーンを創っていたけど、後半はアヤックスがよりボールを持って僕らは前半ほど突破できなくなった。水曜同様に今日も一つのチームにはなっていたし、このプレーで自信を得るべきだけど、僕らが一度良い結果を得るのを必要としているのは明らか」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/toornstra-%E2%80%98vertrouwen-putten-uit-de-manier-van-spelen%E2%80%99

 

 

前半はサプライズなスタメンで予想より遥かにマシなクラシケルになってましたが、後半は予想通りの内容に。運が良ければ1pt取れたでしょうが、そんな運があるようなら苦労はしてないというところ。

 

4-3-3なのか4-4-2なのか予想が分かれてましたが、実際は4-5-1的な4-2-3-1. 最初は下がり過ぎて押し込まれてましたが、先制後は前進守備を掛ける位置がやや高くなって中盤で競り合えるようになり、なかなかハイレベルなプレーができてたんじゃないかと。ディルクとイェンスの相性が妙に良く、トニーも今日は良い出来だったのでチャンスもしっかり作れてましたが、それがそのままスコアに表れないのが辛いところ…

 

ターピアとカリムの2コントローラーはそれなりに良く、ターピアは正直そんな期待してませんでしたが積極的に動いてボールを貰ってくれ、前への展開力も走力もあるのでマルコより遥かに使い勝手が良く、というか将来的にカリムの代わりが一番合いそうなので頑張って欲しいものです。

 

1失点目はまだまだ不安定なリックのところでキープされてから右足でしかシュートしない相手にイェンスが焦って突っ込んんでかわされる、アリアスがやられてたのと全く同じパターン… 間違いなく映像も見てたはずなので、あれは痛恨のミスですねぇ。2失点目はユネスのボールキープによってたかって誰も競り勝てない体たらく。

 

前半あれだけ良かったのに後半は全く競り勝てなくなって押し込まれる意味がよく分かりませんが、メンタルなのか根本的にコンディションの問題なのか。エリアも相変わらず完全復活どころかすっかりフォームを失って加入直後が一番良かったんじゃないかという感じで、まだまだ厳しい時期が続きそうです。