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オランイェ、カーディフで勝利。シレセンが遂にPKセーブ! (練習試合:ウェールズ-uit結果)

WK予選が始まるまで1年以上あるものの、新たなスタートと名付けられた試合。オランイェはEURO 2016予選で破滅的な敗退から1ヶ月、練習試合シリーズの初戦を金曜夜にカーディフで行い、ドストとロッベン(2)のゴールによって2-3で勝利した。

 

オランダ代表と対照的にウェールズは初のEK出場権を獲得。その多くの部分がReal Madridのスター選手 Gareth Baleのおかげだったが、彼はこの試合をArsenalのFW Aaron Ramseyと共に欠場。

 

オランイェは土砂降りのカーディフにおいて、2014年のWKで大きな成功を収めた5-3-2システムを採用。当時 ルイ・ファン・ハールのアシスタントだったボンズコーチ デニー・ブリントは前回の代表戦から7つのポジションを入れ替えた。クインシー・プロメスが攻撃的MFとして登場し、バス・ドストは初のスタメン出場でキャプテンのアルイェン・ロッベンと共に前線に並んだ。

 

試合序盤は特別なことはそれほど起きず。オランダがコントロールして多くボールを持った。ドストがウェールズのGKのクオリティをテストし、Lawrenceがオランイェの守備に2回トライ。そして30分過ぎにドストがオランダ代表での初ゴール。ダリル・ヤンマートの美しいクロスから、当然のごとく頭で決めた。

 

オランイェは問題なくHTに入れるかと思われたが、そうはならず。主審がテレンス・コンゴロのハンドを取り、ホームチームにPK。ヤスパー・シレセンがキャリアで初めてPKをセーブしたが(シレセンはこれまでPKを28回行い、27回ネットを揺らされて1回枠外)、リバウンドを狙ったJoe Ledleyに対してはノーチャンスであっさり1-1でHT.

 

HT明けは怪我で前回の代表戦を残念ながら欠場しなければならなかったキャプテン アルイェン・ロッベンの危険なシーンから。1回目は至近距離からのシュートをGK Henneseyにセーブされたが、54分にゴール。アウトサイドから中に切れ込み、シュートチャンスを窺う典型的なロッベン・アクションでオランイェに相応しいリードをもたらした。

 

残り20分でオランイェは再びリードを失う。CKで同点ゴールを決めたEmyr Huwsを完全にフリーにし、たとえ彼が決めていなくても、チームメイトがさらに控えていた。オランダの守備の脆いシーンが出て三度リードを狙うことに。

 

そして決勝点をもたらしたのは他ならぬアルイェン・ロッベン。ドストのスルーパスで途中出場のGK Williamsと1対1になって2-3. こうしてリハビリを慎重に終え、火曜日にはヴェレルトカンピューン ドイツがハノーファーで待ち構えている。

 

Statistieken:

 

Wales-Nederland 2-3 (1-1)

 

Scoreverloop: 33. Dost 0-1, 45. Ledley 1-1, 54. Robben 1-2, 70. Huws 2-2, 80. Robben 2-3.

 

Scheidsrechter: Bastien (Frankrijk)

 

Gele kaart: Kongolo, Bruma (Nederland),

 

Opstelling Nederland: Cillessen; Janmaat, Bruma, Van Dijk (46. Veltman), Blind, Kongolo, Clasie (87. Bazoer), Sneijder, Promes (88. Wijnaldum), Dost, Robben.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/20422/oranje-wint-cardiff-2-3

 

デニー・ブリント

「気分的に勝ったのは素晴らしいこと。内容にも概ね満足している。コンパクトにプレーしてそれほどチャンスを与えなかった。至極相応しい勝利」

 

「チームにとってロッベンスナイデルのクオリティと経験は非常に重要。我々はまだ彼らを欠くことはできない。特にロッベンはね。彼のプレーはファンタスティックだった。火曜のドイツ戦で彼がいないのは残念」

 

「セットプレーからの失点は予選でもかなり多かった。準備期間に多くの時間を費やして注意を払ったのに、また起きてしまう。とてもウンザリだ。長身選手を起用したが、また居眠りしていた。正しい集中と状況判断に欠けている。2失点目でウェールズを試合に戻してしまったが、一方で我々は実際その前に1-3か1-4にしているべきだった。あれは余計な展開」

 

「時々プレーがショート過ぎたが、ピッチの反対側にスペースはあった。DFが5人だったし、フットボールをするのも難しい。それでも我々は良いテンポでプレーしていたと思うし、ロッベンはラインの間に上手くポジションを見つけていた。火曜のドイツ戦ではおそらくもっとスペースがあるだろうが、もちろん規格外のクオリティを持ったチームだ」

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/20423/blind-dikverdiende-overwinning

 

アルイェン・ロッベン

「とにく勝ったことはもう一度楽しい気分にさせてくれるし、何かしら価値があるのは確か。もちろん必要な多くの交代ができる試合だったけど、僕らは何度もかなり良いプレーをした。ただもっとシャープでなければいけないし、勝利者のメンタリティが必要。また必要な2失点をしたのはこのレベルでは許されないこと。今回は幸運にも3点取れてまだ勝てたけどね」

 

「今回の僕らはちょっと前のシステムで再スタートした。それをしっかり機能させないといけなかったけど、今後に向けて良いフィーリングは持てたよ。新しい始まりと見てもらえただろうけど、これは第一歩。それ以上でもそれ以下でもない」

 

「ドイツ戦に出ないのは予め決まっていたこと。スマートにそれに対応するしかないし、僕は自分のクラブに対して責任がある。今は安定したいし、ウィンターストップまでフィットしていたいからね」

 

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/617425/uitblinkende-robben-ergert-zich-dat-mag-niet-op-dit-niveau-.html

 

ヤスパー・シレセン

「PKは止めたのに、リバウンドを決められてしまったのは残念。すぐにボールの行く先を見てDFが間に合ってくれるのを願った。あそこから片手でボールを止めることはできなかった」

 

「PKを止められないことを自分で大事にしたことはないし、メディアがやっていたこと。でも嬉しいよ」

 

バス・ドスト

「素晴らしい夜だった。今週最初に自分が試合に出ると聞かされて拳を握りしめたよ。とても楽しめた。それに初ゴールも決められたのは特別なこと」

 

「決定的なボールはほとんど無かったけど、いつだって1,2回のチャンスボールは来るから、それを決めないといけない。ヤンマートからファンタスティックなクロスが来て、『ここが僕の瞬間だ、決めるしかない』と分かったよ」

 

 

とりあえずシレセンがPKを止めて爆笑したので他のことはよく覚えてません。

 

EK予選を反省して守備の安定感を求めて再び5-3-2に。相手も5-3-2だったのと、いかんせんちょっとシャレにならないレベルのピッチだったので恒例のチェスゲーム的展開でしたが、さすがのスナイデルロッベンのクオリティが際立って結構な数のチャンスを作ってました。まぁ相手がそんな強くなかったこともありますが、『リハビリ』としてはお手頃な感じで良い練習試合だった、という印象。

 

実質2コントローラーですが、クラーシが出だし立て続けに2回ミスしたことで、その後もボールを持ってもほとんど仕事をせずに近くのスナイデルに預けるだけの仕事に終始してしまい、まぁ今日はスナイデルがピッチ上のリーダーとして素晴らしい存在感とパフォーマンスだったので、チームとしてはそれほど問題は無かったんですが…。

 

絶対的なスピッツがいない状況でロッベンのクオリティを最大限に活かすなら5-3-2は非常に有効というのも改めてよく出た試合。まぁドストがもうちょっと前でキープしてくれると全体が押し上げできてフットボールになりますが、それでもポストプレーなどフットボール能力がかなり上がっているのもしっかり代表で見せてくれました。これでオランイェのスピッツ争いにしっかり名乗りを上げたと言えるでしょう。

 

それにしてもほとんどスナイデルロッベンだけでプレーを作ってるので5-3-2にしては両バックの仕事量が少なく、若干『割に合わない』印象が強いところ。3CBはみんな前進守備が足りないので火曜も試合できるならドイツ相手には苦労しそうです。