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UEFA、バナナをラシズム認定

フェイエノールトは次の欧州戦ホームゲームを観客無しで戦わなければならなくなった。UEFAは2月26日のEL フェイエノールト-AS Romaでの試合中の出来事を受けて、フェイエノールトに無観客1試合と罰金計100.000ユーロを科すと発表そた。

 

UEFAの処分内容はまずサポーターのラシズム的行為に対して50.000ユーロの罰金と無観客1試合。さらに花火とモノの投げ入れ、階段の封鎖に対して50.000万ユーロの罰金と2年間の執行猶予付きで無観客1試合。

 

フェイエノールトはクラブサイトで、処分内容を吟味した上で次のステップを検討すると述べており、とれる手段としてはまずUEFAへの抗議、さらにCASへ仲裁を求めて提訴がある。

 

(http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/uefa-bestraft-feyenoord)

 

バナナとラシズム

AS Roma-thuisでは判定への不満から試合中にファンが多くのものをピッチに投げ入れられたが、前半には偶然ピッチに落ちたプラスチック・バナナ(opblaasbanaan)が最終的にAS Romaの黒人選手 Gervinhoのもとへ(スタンドのプラスチック・バナナがピッチに落ちるのはデ・カイプでは度々見られる光景で、直接Gervinhoのもとへ投げられたという証拠は無い)。それをフランス人主審 Clément Turpinとイタリア・クラブの選手たちは即座にラシズムと結びつけた。

 

プラスチック・バナナはイングランドのManchester Cityのサポーターが応援に用いた事から生まれた文化で、フェイエノールトでは80年代終わりから、特に日曜午後のデ・カイプでは日常的に雰囲気を盛り上げるための道具として伝統的に用いられている。UEFAが調査対象としたことで、クラブOBであるサロモン・カルー、セク・シセが「バナナはラシズムとは関係無い」とUEFAに文書を送ったが、UEFAは耳を貸さなかったようだ。