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オランイェ、土壇場でトルコと引き分ける (EK予選:トルコ-thuis結果)

オランダ代表は土曜にトルコを下すことはできず。アムステルダム・アレナでの試合はロスタイムにヴェスリー・スナイデルのシュートの方向が変わっての1-1で引き分けるのがやっとだった。

 

満員になったアムステルダムフットボール・テンペルの客席を占めていてたのは多くのオランイェ・カラーだけでなく一部の赤色も。トルコ人サポーターは普段通りの大声で叫び、文字通り自分たちのカラーを象徴していた。

 

前回のWK予選でも当たったトルコのとの対戦はグループAの大一番。勝利すればトルコを引き離せるだけでなく、チェコにつけられた差を縮めることもできる。このコップローパーはこの日すでにラトヴィアと1-1で引き分けていた。

 

多くのオランイェ・サポーターはクラース・ヤン・フンテラールの夜にならないかと思っていたのではないだろうか?アルイェン・ロッベンとロビン・ファン・ペルシが怪我で不在の状況で、Shalke 04のスピッツはヒーロー役を務めるのに理想的な人物だった。この元アヤックススピッツは両サイドにメンフィス・デパイとイブラヒム・アフェライを伴って前線を形成。

 

オランイェは良い形で試合に入り、デパイとスナイデルに最初のシュート・チャンス。トルコは先制ゴールにより近づいたが、スピッツ Burak Yilmazのシュートはマルティンス・インディが弾き返す。

 

前半徐々に主導権を増していったオランダ。ヴェスリー・スナイデルが中盤の核となり先制ゴールを狙ったが、フース・ヒディンクのチームはチクチクと刺す以上のことはできなかった。

 

そしてHT 7分前にトルコが先制。Yilmazがボールを受け、見事にノーチャンスのシレセンを破った。数分後にオランイェもデ・フライが至近距離でボールに触って同点ゴールに近づいたが、トルコ人GK Babacanの十分守備範囲内だった。

 

ヒディンクはHTにワィナルドゥムに代えてナルシンを投入。8分後にこの途中出場者が同点ゴールに近づいたが、ボールにハーフ・ヒット。オランイェは次第にトルコを押し込み、アフェライトルコ人GKを脅かしたが、素晴らしいセーブに阻まれた。

 

60分を過ぎてバス・ドストがデビュー。エクストラFWとしてフンテラールと共にスピッツ・ポジションに並んだ。トルコにプレッシャーをかけ続けるも、直接的な大チャンスは生まれず。スナイデルのFKが脅威を与えるもサイドネットに。途中出場 ヴィレムスはおそらく最も同点ゴールに近づいたが、PSVの左バックの狙いをバーの上に外れた。彼が最も得点に近かったというのが無力ぶりを物語っていつと言えたかもしれない。ロスタイムまでは。スナイデルのアレス・オフ・ニーツのシュートがフンテラールの頭を経てGK Babacanを破り1-1.

 

その後メンフィス・デパイにさらに2-1にするチャンスもあったが、そこまではならず。オランイェにとっては新たな挫折の結果に。予選半分を終えて本大会への出場枠にはまだまだほど遠い。

 

Statistieken:

Nederland-Turkije 1-1

 

Scoreverloop: 38. Yilmaz 0-1, 90. Huntelaar 1-1.

 

Gele kaart: Van der Wiel

 

Opstelling Nederland: Cillessen; Van der Wiel, De Vrij, Martins Indi (77. Willems), Blind, De Jong (63. Dost), Afellay, Wijnaldum (46. Narsingh), Huntelaar, Sneijder, Depay.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/19561/oranje-laat-naast-turkije-1-1?type=actueel

 

フース・ヒディンク

「私はEKに進出できると確信している。もちろんこのチームに何らかの変化を与えるが、まだどういう形でかは分からない。しかし火曜のスペイン戦でも多少変わるだろう」

 

「我々は大ボラを吹くべきではない。我々は欧州のトップではないんだ。WKでの3位はファンタスティックだったが、この結果をしっかり見なければいけない。現実に目を向けよう。状況によっては予選の最後にこの1ptがものを言うかもしれない」

 

「トルコは良い試合をした。彼らは個々のクオリティを多く揃えた良いチーム。彼らの能力を見れば、このグループでの順位は低すぎる」

 

「我々はもちろんベストのゲームでは無かった。それはトルコがワンチャンスで先制したためでもある。彼らが壁を築いて、我々がフットボールをするのを難しくさせるのは分かっていた。特にロッベンとファン・ペルシを欠いているからね。それが大きなインパクトを持っていた。今回は多くの若手が急に車を引かなければならなかった」

 

「バスドストをスピッツに入れて終盤は緊急事態シナリオを使った。チームは最後の一息まで全力を尽くしてくれた。なんとか1-1にできてラッキーだったが、酷い試合だった」

 

ヨルディ・クラーシではなくナイジェル・デ・ヨングを起用したことについて

「中盤にオーガナイザーを入れたかった。しかしかなりあったチャンスで得点できなかった。そうなればトルコのようなチームを相手には難しくなる」

 

ヴェスリー・スナイデル

「僕らはボールを持って支配していたし、プレーも創れてたけれど、ただ相手の守備を破ることはほとんどできなかった。そこは自分たちの責任。試合開始直後から勝利を目指したけど、残念ながら不味い形で0-1にされた。後半はバス・ドストが入ってより攻撃的に行ったけれど、それにはボールが1回上手く落ちてくれないといけない。残念だけどあそこからまだ勝つにはゴールが決まるのが遅すぎた」

 

「この結果は残念。でも難しい試合になるのは前もって分かっていた。引き分けでトルコとの差を維持できたのは良かった。僕はこのチームでEK予選を突破できると今も自信を持っているよ。ボンズコーチもまだ信頼しているかって?彼を処分するにはそれなりの理由が必要。誰も彼を責める事はできない。僕らはもっとシャープでなければいけないし、自分自身を指摘すべき。ロッベンとファン・ペルシの不在も弁解にはならない」

 

クラース・ヤン・フンテラール

「自分がシュートの軌道上にいたから『ボールに触ればGKはノーチャンスだ』と思ったんだ。意識して狙ったよ。ヴェスリーはヨランテが妊娠してるのをみんなに見せたかったんだろう」

 

「引き分けに僕らは満足してないけど、1ptとれて喜ぶべきだろう。まだグループ3位だし、EKに進めるチャンスがあるこのポジションは最悪でもキープしないといけない。でももちろん僕らはもっと良い順位を望んでいるし、もっと良くしないといけないのは明らかだ」

 

バス・ドスト

「デビューはできたけど良い気分ではないよ。勝てると思っていたからね。もちろん出れるのを来焚いていたけど、こういう形は求めてなかった。デーリー・ブリントのパスに僕のヘディングが逸れた時など、僕は数回危険なシーンを創れていた。勝てたはずだ」

 

「トルコ-thuisはオランダは普通に勝たなければいけない試合。なぜ上手く行かないか僕には分からないけど、もちろん僕は加わったばかりだからね。僕らは有声だったけど、ベストチャンスは彼らの方にあった。実際のところ1-1で喜ぶべきだろう。でもホームでトルコの引き分けはもちろんガッカリ」

 

 

予想通りクラーシはベンチで90分間過ごして、予想通り敗戦とはならずに土壇場で引き分け。残念ながらヒディンクの引退はまだ実現せず・・・ いい加減 手を加えるそうなので、残念ながらスペイン戦はこき使われることでしょう・・・

 

ロッベンの穴が埋まらないのはどう考えても明らかですが、アフェライの右サイド起用という謎采配。案の定脅威を作っていた左サイドに対して右サイドはほとんど何もせず。中盤は1コントローラーで左にスナイデル、右にワィナルドゥムでしたが、まぁワィナルドゥムもほとんどどこにいたんだという存在感の無さ。結局HTにワィナルドゥムを代えてアフェライを90分間残しましたが、両方代えるべきというか、この二人を同時起用したのが大きな間違いでした。まぁ代わりにでてきたのがナルシンというのもアレですし、そもそもデパイも微妙なので両サイドは現状しょうがないと言えばそれまで。

 

良かったところを挙げるとスナイデルはさすがの存在感。あのキックテクニックをもっと活かすために奥行きを出せる選手がいれば、と誰もが思うでしょうが、残念ながらワィナルドゥムが期待はずれ。あとはステファンとブルーノがなかなか良くなってました。あれくらいはできる選手たちでしたが、判断の早さとパススピードが上がっていたのが好印象。

 

予選はちょうど半分終わって2位と5pts差。普通に考えて、頑張って3位を死守してPOに進みましょう、というところ。トルコに負けてればヒディンクは辞めていただろうに・・・