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コップローパー PSV相手に得るべき勝ち点を取り逃す(第14節PSV-uit結果)

フェイエノールトは頭を上げてアイントホーフェンを去るが、手には何も得ることができなかった。水曜夜に行われたエールディヴィジ第14節の延期試合、コップローパー PSVを訪ねたチームはロスタイムに得るべき勝ち点を逃して4-3の敗戦。フェイエノールトアイントホーフェンでの記憶に残るトッパーにおいてエルヴィス・マヌとカリム・エル・アマーディのゴールで長時間リードを奪っていたが、PSVスピッツ ルーク・デ・ヨングの計3ゴールでひっくり返した。終了直前にコリン・カジム・リチャーズが1ptを掬い上げたと思われたが、ロスタイムにメンフィス・デパイがフレッド・ルテンのチームにトドメを刺した。

 

特に前半のフェイエノールトはスコア以上にモラル・ウィナーだった。イェンス・トールンストラ(怪我)とジャン・パウル・ボエチウス(体調不良)の欠場により、トッパーに向けて自信を削がれていたものの、ルテンのチームはこの二つのポジションを修正し、コップローパーを何度も自陣に追い詰めていた。

 

特にアイントホーフェンでの序盤のフェイエノールトは印象的だった。ホームチームを何度も壁際に追いやり、20分間に2度の大チャンスを創る。ただ最初のチャンスをモノにできたのは相手の助けもあっただろう。ヨルディ・クラーシの見事なスルーパスを受けたマヌのシュートは弱すぎるように思われたが、幸運にもPSVのDF ジェフリー・ブルマが意図に反してこのボールを押し込んでくれた。

 

フェイエノールトは5分後にもカリム・エル・アマーディからチャンスを創ってシートに腰を下ろすことができたはずだが、彼のゴール前へのパスからオーバーラップしてきたハリド・ブラルーズの左足でのシュートはバーの上に。

 

これでフェイエノールトPSVを生き残らせてしまい、ホームチームに立ち直るチャンスを与えてしまった。コクーのツームハ20分過ぎから切り替えると、ビジターチームを何度も慌てさせ、PSVの嵐は収まるまで15分間続いた。この時間帯にケネト・フェルメールは何度もセーブを要求されたが、同点ゴールを防ぐことはできず。目の前でフリーになったルーク・デ・ヨングのシュートはこのGKにはノーチャンスだった。このスピッツはその前に自身をマークしていたテレンス・コンゴロを引き倒していたが、主審 ビヨルン・カイパースがこのファールを見ていなかったため、不当なゴールが認められた。

 

しかしフェイエノールトが前半の内に再びリードできたのは大部分がクラーシのおかげ。中盤を支配していたキャプテンは、前半の自らの素晴らしいプレーに2回目のアシストで冠を授けた。HT直前に彼のエル・アマーディへのスルーパスPSVの守備陣を驚かし、エル・アマーディは左足でGK ズートを抜いて1-2。

 

アイントホーフェンでの轟きは後半方向を変え、特にそれに貢献したのはPSVスピッツ デ・ヨング。60分過ぎに数分間で2回のヘディング-1回目はメンフィス・デパイの正確なクロスから、2回目はイェトロ・ヴィレムスのCKから-を決めてみせた。これによってフェイエノールトは必死のファイトで得たリードをあっさりと失い、最後の30分間は完全に0からのスタートを余儀なくされる。

 

この時間帯にはフェイエノールトが前半の力強いプレーでかなりのパワーを消耗したのは明らかになっており、コンビネーションプレーよりもロングボールに頼る事が多くなっていた。それでも何とか同点ゴールを狙っていたフェイエノールトは、終了直前にそのゴールを決める。途中出場 ビラル・バサチコグルがトニー・フィレーナのクロスを頭で折り返し、カジム・リチャーズはもうそのボールに走り込むだけで良かった。彼のゴールでフェイエノールトに相応しい勝ち点が掬い上げられたかに思われたが、ロスタイム深くにさらにゴールが、反対側に決まってしまう。ジョルジーニョ・ワィナルドゥムがフェルメールと1対1になり、横パスを受けたデパイがフェイエノールトを叩きのめす一撃を決めた。

 

PSV – Feyenoord 4-3

Scoreverloop:

13’ 0-1 Manu

22’ 1-1 De Jong

42’ 1-2 El Ahmadi

60’ 2-2 De Jong

63’ 3-2 De Jong

88’ 3-3 Kazim-Richards

90+2’ 4-3 Depay

 

Scheidsrechter: Kuipers

 

Geel: El Ahmadi, Wilkshire, Nelom, Clasie (Feyenoord), Willems (PSV)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Vermeer; Boulahrouz (88’ Te Vrede), Van Beek, Kongolo, Nelom; Clasie, Immers, El Ahmadi; Wilkshire (65’ Vilhena), Kazim-Richards en Manu (76’ Basaçikoglu).

PSV: Zoet; Arias, Bruma, Rekik, Willems; Guardado, Wijnaldum, Hendrix; Narsingh (69’ Jozefzoon), De Jong en Depay.

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/psv-feyenoord-eredivisie-20142015/verslag

 

フレッド・ルテン

「我々はもっと良い結果に相応しかった。少なくともこの敗戦は防げたはずだ。最後の1分で試合に負けることは許されない。引き分けが最も正当な結果だったんだ。私の眼から見てフットボール面は良かったし、特に前半は我々のモノだった。ウィルクシャーの交代からPSVが優勢になっていき、我々はプレッシャーをなかなかかわせなくなった。そしてビハインドを瀬尾合ったが、同点ゴールが決まってまだ運もあったんだ。トップレベルはディテールで試合が決まる。その点でこの試合はレッスン。CKが遠くに行きすぎ、そこから守備が良くなかった。こういう形で終わってしまったのが残念」

 

「私はまだ信じているが、ティートルがもう届かないなら2位を目指すというように我々は常に届きうる最も高い所を目指すだけ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/rutten-%E2%80%98punt-was-terecht-geweest%E2%80%99

http://www.fr-fans.nl/nieuws/rutten-ik-geloof-er-nog-in-14953/

 

ヨルディ・クラーシ

「この負け方にはとても腹が立っているよ。僕らは良いプレーをしてたけど、大事なのは瞬間瞬間のディテール。ロスタイム最後の状況のようにね。あれはは幼稚すぎた。CKの時だって注意が必要なんだ!前半に多くのパワーを消耗しつつ最後に3-3に追いつけたのに、それを逃すなんて事はあってはならない」

 

「終盤ガス欠になっていたのは見ていて明らかだっただろう。僕らは本当のチャンスを作るパワーは残っていなかった。それでも同点にできて1ptで満足しなければいけない状況だったのに、その1ptを逃すなんてあってはならない」

 

「1-1のゴールの時にファールがあったのは全員が見ていた。審判4人の内一人は見れたはずだ。HTに僕らは主審に詰め寄ったけど、彼も映像を見て100%ファールだったとミスを認めた。あれを誰も見てなかったなんて・・・」

 

「今日僕らはPSVを痛めつけることができるのを証明した。これを崩さすに積み重ねていかないといけない。そうすればこの週末にまた勝ち点を重ねられるはず。いまはそれがとても重要な事だ。目標だけを見るべきじゃない。12ptsは大きな差。ティートルに目を向けずに日曜の試合に集中しないと」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/29598-clasie-pislink-na-verlies-dat-is-heel-kindera.html

http://www.fr12.nl/nieuws/29599-kuipers-gaf-fout-toe-hij-zag-de-beelden-in-de.html

 

カリム・エル・アマーディ

「終了直前に同点に追いついたのなら、大事なのはどうやって1ptを守るかだ。特にPSV相手のアウエーゲームならね」

 

「HT直前にリードして、あおの段階では勝てると感じていた。ハリドから0-2にすることもできたはず。後半は相手が押してきて難しくなったけど、完全に圧倒されていたわけじゃない。こういう形でこの試合に負けたのは大きな失望だ」

 

「僕の眼から見て、僕らは今日オランダのトップを争えることをもう一度示したと思う。ここで何も得られずに、さらに差を広げられてしまったのが残念だけど、そこはもう僕らにはどうしようもない。前を向いて日曜の試合に切り替えないといけない」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/teleurstelling-groot-in-feyenoord-kamp

 

コリン・カジム・リチャーズ

「僕のゴールで1ptを得られたんだ。そこから彼らが得点してそのまま試合終了。信じられないよ。フットボールにミスは付きもの。今日は僕らがチームとしてミスを冒し、敗戦というツケを払うことになった。アウエーで3ゴール決めたら少なくとも1pt、もしくはもっと取らないといけない」

 

「唯一の収獲は僕らの若手がこの事を教訓とし、経験を積んでくれること。若いタレントたちはこれを忘れないだろう。フットボールの世界では常に報われる訳じゃない。自分たちのミスには高い代償を支払うことになる。僕らはグループとしてもう一度まとまって日曜にしっかりしたところを見せないと。ブラ、カリム、マタイセン、そして僕とベテランたちは若い選手がこの経験を克服できるように手助けしたい。でもこの結果はとても辛いよ」

 

http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/33655__.php

 

レクス・インマルス

フットボールを見ている人なら3-3にしても4-3で負けることがあり得るのは誰でも知っているだろう。PSVは5秒で反対側のゴールまでいってゴールを決めた。90分目にこういうことが起きてしまったのが余計に辛い」

 

「誰でもミスはするし、どんな事も起こり得るけど、最後の1分に引き分けの結果を手放す事は許されない。僕らはELで多くの事を学んだと思うけど、まだ十分じゃない」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/29607-immers-zuur-dat-dit-in-de-laatste-minuut-gebe.html

 

 

シーズンを決める2連戦で綺麗に2連敗。12pts差で有無を言わさず「カンピューンスハップを争う」という目標も終了でしょう・・・(上が例年ごとく馬鹿みたいにやってくれれば奇蹟の可能性が無い訳じゃないですが、まず無いです)

 

試合前からボエチウスの欠場とか芝張り替えても予想以上に酷いピッチとかいろいろありつつ、前半は相手の弱い守備陣をマヌとカジムで上手く突いてチャンスを創り、なんとかなるかという雰囲気でしたが、カウンター志向の相手がまともにプレッシャーを掛けてくるとさすがにまだまだ苦しいのが本音。カイパースもいつも通りで、失点シーン以外も競り合いで尽くファールを取られて前半途中からほとんど競り勝てない展開に。

 

後半はもう完全に押し込まれてフットボールにならず、パワー切れでどう見ても負けゲームを幸運にも追いついたのにロスタイムにトニーのCKからあっさりカウンターで失点と、まぁこれが現状のチーム力でしょうか。

 

守備面のミスは若手が経験積んで成長してもらうしかないですね。今日は駒の質と数が限られた中でよく3点も取ったとは思いますが、それにしても残念。