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5連勝でトップ3ポジションを確保(第11節PEC-thuis結果)

土曜夜に行われたエールディヴィジ第11節、フェイエノールトはリーグ戦5連勝でトップ3の位置をより確かなものとした。スフェン・ファン・ベークとジャン・パウル・ボエチウスのゴールによりPEC ズヴォレ相手にデ・カイプで2-0の勝利。勝ち点で並んでいたベーカーホルダーを突き放した。

 

デ・カイプでの前半はフットボールの試合というよりチェス・ゲームの様相を呈した。フェイエノールトは辛抱強くボールを足元から足元へ繋いでゆくも、PEC ズヴォレチェックメイトをかけるには至らず。

 

唯一序盤だけはフェイエノールトは大チャンスを作る事ができ、トニー・フィレーナがチームに夢のスタートをもたらせたかもしれない。コリン・カジム・リチャーズのパスを受けてフェイエノールトからレンタル中のGK ヴァルネル・ハーンに迫ったが、怪我で2試合連続欠場のレクス・インマルスの代役であるこのMFのシュートはDFにブロックされて枠を逸れてしまった。

 

フェイエノールトはその後HTまで攻め続けるも、自陣深くまで下がったPEC ズヴォレの守備に穴を見つけるのはほぼ不可能だった。危険なシーンを作れたのは唯一遠目からのシュートだけだったが、ミケル・ネロムもイェンス・トールンストラも枠を捉えることはできず、両チーム無得点でティータイムに。

 

HT明けて間もなくスフェン・ファン・ベークがゴールを決めたことで、安堵感はかなり大きかった。トニー・フィレーナのFKから足元に来たボールをこのDFは確信を持ってシュートした。

 

リードを奪ったことで後半の試合内容は全くケチの付けようが無いモノに。フェイエノールトは一つのチャンスも与えることなくPEC ズヴォレを何度もポスト際に追い詰めた。特に中盤がチームに落ち着きをもたらし、ヨルディ・クラーシとカリム・エル・アマーディが駆動力を与えていた。

 

この二人はビジターチームに絶え間なくプレッシャーを掛ける上で重要な役割をこなし、フェイエノールトは前半とは対照的にいくつものチャンスを創り出したことで、60分過ぎに2-0となったのは当然の結果だ。この得点の大部分はカジム・リチャーズの演出と言えるだろう。このスピッツがルーク・ウィルクシャーのクロスを流し、ファーのボエチウスは完全フリーで決める事ができた。

 

これが最終スコアとなったことに、特にPEC ズヴォレ側は満足していただろう。前回デ・カイプを訪れた時はベーカーフィナーレでアヤックスを蹂躙したチームは、今回はフェイエノールトが残り30分でリードをさらに広げなかったことに拳を握りしめていたはずだ。

 

Feyenoord – PEC Zwolle 2-0

Scoreverloop:

49’ 1-0 Van Beek

62’ 2-0 Boëtius

 

Scheidsrechter: Vink

 

Geel: Jordy Clasie (Feyenoord), Jody Lukoki, Lam (PEC Zwolle)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Vermeer; Wilkshire, Van Beek, Kongolo, Nelom; Clasie, Vilhena, El Ahmadi (90’ Karsdorp); Toornstra (85’ Basaçikoglu), Kazim-Richards (76’ Te Vrede) en Boëtius.

PEC Zwolle: Hahn, Van Polen, Van der Werff, Sainsbury, Van Hintum; Rienstra, Drost (73’ Nijland), Lam (66’ Saymak); Lukoki, Necid en Thomas (66’ Karagounis).

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-pec-zwolle-eredivisie-20142015/verslag

 

フレッド・ルテン

「優勢だったがほとんどチャンスを作れなかった前半で慌てなかったのがとても大きい。後半チャンスが来るのは私には分かっていたよ。先制ゴールの後は完全に我々のゲームになった。見ていて楽しいフットボールだった。もっと良い結果にもできただろうが、3ptsを得るのが何より重要なこと」

 

「今日の試合内容にはとても満足。前戦から守備陣まで、お互いのために働いてミスをカバーし合おうという意欲がチームにかなり見えた」

 

「これで5連勝。この調子を続けられれば素晴らしい事を起こせるかもしれない。我々は良い方向に進んでいるし、チームの成長も目に見える。我々の時間帯にはフェイエノールト・サポーターも中立な観客も本当に楽しめるだろう。こういう時間帯がもっと増えるのを期待している。不可能なことは何も無いんだ。我々は順位表を見事に駆け上がった。ここからはこの位置を確保して上位に留まらなければいけない。成功したと言えるのは5月になってから。途中成績で成功とは言えない。学校と同じだよ」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/rutten-%E2%80%98na-de-1-0-was-alles-voor-ons%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/28924-rutten-acht-niets-onmogelijk-maar-we-kunnen-p.html

 

ヨルディ・クラーシ

「後半良くなった理由?もしかしたら熱狂的なサポーターに向けてのプレーだったかもね。彼らの声が僕らにプラスαのパワーをくれるんだ」

 

「これで5連勝。僕らは良い流れを続けている。今日は相応しい勝利だった。僕らはかなり良いフットボールができる。それが果敢にリスクを負う自信を与えてくれるんだ」

 

「ティートル?毎年可能性はあったけど、僕らは決定的瞬間を逃してきた。今年はもう一度トップを争いたい。今回はもっとやれるかもしれない。でも僕らは毎週毎週次の相手に集中してやらないといけないんだ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/28918-clasie-verklaart-goede-tweede-helft-door-fana.html

 

スフェン・ファン・ベーク

「Standard Luik戦に続いてのゴール。ユースも含めて僕のキャリアでこんなに頻繁にゴールを決めたことは無いよ。前のゴールの後に歓声を上げながら飛行機の真似をしてみんなに笑われたんだ。だから今夜は『もう一度やってみんなを大笑いさせてやろう』と思ったんだよ。デ・カイプでゴールを決めるのは最高でスペシャルな気分だよ。ボールがネットを揺らした瞬間、観客が興奮状態になるのが聞こえて鳥肌が立ったよ」

 

「ボールがテレンスの所に来て、彼がボールをトラップして自分でシュートしようとしたんだ。『待て、待て、僕がシュートする』と叫んだよ」

 

「これでPEC ズヴォレを突き放せたし、今シーズン6回目の無失点。最高の夜だね。僕らにとってとても重要な試合なのは分かっていた。上手くいって良い気分だよ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/28923-van-beek-over-doelpunt-dat-is-kippenvel.html

 

ジャン・パウル・ボエチウス

「ゴールを決められてチームのためにも自分自身のためにも嬉しいよ。ゴールを決めるのはいつも良い気分だけど、2-0で試合を決められたのが大きかった。その後はずっと楽にフットボールができるようになったからね」

 

「久しぶりのフル出場。監督に感謝しているよ。ここしばらくは僕にとって簡単じゃなかったけど、僕は自分を信じ続けた。今夜は自分を証明しようというのがプラスαなモチベーションになっていたし、何度か上手くいった。でも最も重要なのは僕らが勝ったということ。この連勝は大きな自信になる」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-beek-%E2%80%98dit-is-een-topavond%E2%80%99

 

イェンス・トールンストラ

「見ていて楽しい夜だっただろう。前半はかなりボールを持ったけど大チャンスは作れなかった。HTに高いテンポで続けようと言っていたんだ。先制点の後はPECが出てこざるを得なくなり、僕らの力を出せるようになった」

 

「後半は僕らの良い時間帯だったね。時々連携を続けすぎることがあったけど、もっとゴールに向けて致命的な攻撃をしないといけない。でも相応しい勝利。僕らは自分たちのプレーを前進させている。サポーターにとっても僕らがホームでもしっかり力を出せたのは嬉しい事だろう」

 

「自分の役割は上手くこなせている。このポジションでどうプレーすれば良いか段々分かってきたんだ。ルークとの連携もどんどん良くなっているよ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/28922-toornstra-geniet-van-voetbal-soms-combineren.html

 

カリム・エル・アマーディ

「前半の僕らのプレーは良くはなかったけど、僕らが落ち着きを失わなかったのも見ていて分かったはず。これは良いサインだよ。先制後はチームとして上手くやれた。僕らはとても良いフットボールをしたし、自分たちの力を示した。僕らにはかなりのヴァリエーションがある。ショートパスを繋げることもコリンへ向けてロングボールを蹴ることもできるからね」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/el-ahmadi-met-beide-benen-op-de-grond-blijven-14227/

 

 

快調です。難敵に全く危なげなく勝利。というか完全にカウンター狙いで守られたので前半はなかなか苦労しましたが、そのカウンターもCBデュオを中心に完全にシャットダウン。スフェンもテレンスも本当に素晴らしい活躍で妙に安定感もあるのでこのまま調子を落とさずにいって欲しいものです。

 

攻撃面はボエチウスがまだ本調子とはいかないものの、何度か良いプレーもあったのでゴールを決められたのは自信を取り戻す意味でも大きかったはず。とにかくクラーシとカリムがボールを取りまくってくれるので、この二人が万全なら国内ではそうそう負けないでしょう。

 

お猿のルコキのせいでクラーシが4枚目をもらったのがやや不安・・・