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オランイェ、アイスランドで悲劇的な敗戦

オランダ代表は非常に重い荷物を背負うことになった。Reykjavikでアイスランド相手に行われたEK予選3試合目は予選2敗目となる2-0. これによりチェコアイスランドが現時点でグループAのコップローパーに立っている。

 

オランイェは金曜のカザフスタン戦3-1勝利から、Reykjavikで4日間で2回目の3ptsを狙ったが、その代わりに歴史的敗戦を喫することに。アイスランドはこれまでオランダには一度も勝っていなかった。

 

すでに2勝していたアイスランドはキックオフから輝きのあるプレーで全てのこぼれ球を積極的に競り合う姿勢を見せる。逆にオランダは予選のここまでの試合から教訓を得られていないことを早々に露呈し、カザフスタン戦同様に相手に主導権を許し、得点も与えてしまう。開始10分、まだ何の印象も与えていなかったオランイェはデ・フライの軽いファールでPKの罰を受け、Sigurdssonがシレセンに何のチャンスも与えずに1-0.

 

先制点がオランイェに多少目覚ましのショックとなったようで、チームは相手陣内でプレーして同点のチャンスを狙う。キャプテンのロビン・ファン・ペルシがアルイェン・ロッベンのパスを受けたが、GK Halldorssonがそのすぐ前に立ちはだかり、その後しばらくしてアルイェン・ロッベンの頭に同点にするチャンスが訪れたが、Bayern Münchenのウィンガーのヘディングは枠を外れた。

 

しかし同点ゴールの代わりに、アイスランドが再びゴール。CKを上手く処理できず、Sigurdssonの強烈なシュートが再びネットを揺らした。こうして先のWKで3位になった国が、たった32万5,000人しか住まない国相手にHT2-0のビハインドを背負うことに。

 

ボンズコーチ フース・ヒディンクは後半開始前にクラース・ヤン・フンテラールを投入。カザフスタン戦で同点ゴールを決めていたこのスピッツが今回も救世主と期待されたが、Schalke 04スピッツをもってしてもオランダはアイスランドの守備を突破できず。オランイェが何とかしようと試みるも、あまりに低調でほとんどチャンスを作れず。逆にホーム国はあわや3点目という危険なシーンを数回作っていた。

 

こうしてブラジルで銅メダルを獲得したチームはフース・ヒディンクのもとでの4試合ですでに3敗目。非常に悪い流れてあり、さらにオランイェにとって歴史上初めてアイスランド相手の敗戦。この敗戦で、オランイェはボンズコーチ Lars Lägerbackのチームとチェコに6pts差を付けられた。2016年のEK出場直接枠を得るには早急な立て直しが必要だ。11月16日には次のEK予選、アムステルダムでラトヴィア戦が待ち構えている。

 

Statistieken:

 

IJsland - Nederland 2-0 (2-0).

 

Scoreverloop: 10. Sigurdsson 1-0 (pen.), 42. Sigurdsson 2-0.

 

Gele kaart: De Jong.

 

Opstelling Nederland: Cillessen; Van der Wiel, De Vrij, Martins Indi, Blind, De Jong, Afellay (78. Fer), Sneijder (46. Huntelaar), Robben, Van Persie, Lens (74. Promes).

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/18995/dramatisch-verlies-voor-oranje?type=actueel

 

フース・ヒディンク

「オランダ・フットボールとは現時点でアルイェン・ロッベンだ。アイスランドは3,4人でロッベンをマークしてたのに、我々はそれをアドバンテージにできなかった。逆サイドに展開するプレーができなかったんだ。フリーマンを見つけられるだけのテンポが欠けていて、そのせいでアイスランドが常に数的優位だった。他の解決策を見つけるだけのプレー視野が無かった」

 

「怒ってはいるが、失望もしている。どうしてWKでのフィーリングが去ってしまったのか分からない。早い時間帯での失点から立ち直れず、競り合いの力もかなり足りなかった」

 

「1ヶ月後も私がベンチにいるかって?もちろんだ。ただ我々はこれからの時間でオランダ・フットボールの立ち位置を一度よく見つめなければならない。我々が競り合いの力を含めてフィジカル面で劣っているのは今日ハッキリした。我々の育成方法のどこに問題があるのか、しっかり見つめて考えなければならない」

 

スナイデルアフェライを下げた交代策について

「中盤からほとんど脅威を作れていなかった。フンテラールを入れて一か八かのプレーをしたかったんだ。中盤はDFがカバーすることも約束してあった。しかし我々は常に数m届いていなかった」

 

ロビン・ファン・ペルシ

「今日は辛く、とても悲しい。CKやFKの守備については何度も話をしているけど、2失点ともセットプレーから。最後はロングボールで攻めたけど上手く行かず、全く危険なシーンを作れなかった」

 

「フース・ヒディンクを批判するのはフェアじゃないと思う。フースはファンタスティックな監督だし、僕らは良い結果を出すためにみんなで必死にやっている」

 

アイスランドは僕らのミスを誘い、僕らは相手の陣内でプレーしていたけど雑で競り合いの強さも足り無かった。弁解はしない。まだ望みはあるし、何も決まってはいないけれど、やるべき事があるのも確か。僕らは何でもするつもりだ」

 

アルイェン・ロッベン

「恥ずかしいし、どうしようもない。オランダ代表に相応しく無い。僕らは自分たちをしっかり見つめなければいけない。非難の指を避けるべきじゃないし、このレベルではそれは許されない。2失点とも自分たちでプレゼントしてしまった」

 

フットボール面でも僕らは思うようなプレーができていない。何かが起きるのを待っている。それでも前半2,3回良いチャンスがあったし、決めなければいけなかった」

 

「僕らはシステムの影に隠れるべきじゃない。4-3-3は子供の頃から慣れているんだ。WKに立ち帰ることもすべきじゃない。単に僕らはベストの国々の中には入っていないんだ。僕らはハードワークをしないといけない。まだ0からのスタートだ。僕らは自分たちが優秀だと考えてはいけない。僕らは優秀じゃないんだから」

 

 

事前の予想からすると結果はそれほど驚きでは無いですが、アイスランドが思ったほどでも無かったので前半の流れからしてこの結果はなかなかの驚き。

 

まずカザフスタン戦から続いて中盤がアフェライスナイデルともに後ろで蹴るだけで運動量が無く、それでも集中マークにあっていたロッベンの閃きとブリントのクロスで数回チャンスを作ってましたが、中盤を減らしてフンテラールを入れた後半は全くフットボールにならずに放り込むだけの絶望的なプレー。45分続けてもチャンスは生まれないだろうと早々に分かりそうなものですが、まぁ中盤があれではどうしようもない感じで、ファン・ペルシも試合後のインタビューで咳を連発する程度の体調。

 

ヒディンクの責任は言うまでもなく大きいですが、WKで3位という結果に勘違いした選手が多すぎるのも確か。KNVBはWKで望んだ結果は得られないだろうから、立て直しとしてヒディンクの短期政権を依頼した、と推測しますが、ヒディンクが望外の結果に自分たちの力を勘違いした選手を教育し直せるタイプでは無いのは明らかで、まぁこうなるとどうしようもないですね~。監督を替えないなら(もうめぼしいところもいませんが)、実質もう替わっているキャプテンを正式にロッベンに替えるくらいのことしか即効性がないような。