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オランイェ、エクアドルに引き分けでWKキャンペーンをスタート

オランダ代表はWKに向けてのキャンペーンをエクアドルとの1-1の引き分けでスタートさせた。土曜夜にアムステルダム・アレナで行われた試合の数少ないハイライトはロビン・ファン・ペルシの華麗なシュートだった。

 

WKへ向けての最初の連取試合はボンズコーチ ルイ・ファン・ハールがブラジルでやろうとしている新システムに注目が集まっていた。オランイェは普段の4バックではなく、5バックでスタート。デビュー戦のテレンス・コンゴロが左バックに入り、右バックの ダリル・ヤンマートと共に攻撃面で推進力を与える役目だった。

 

オランイェはエールディヴィジでプレーする10人がスタメンに。国外でプレーしている選手はManchester United所属のキャプテン ロビン・ファン・ペルシだけだった。

 

オランダ代表は前半WKでフランス、ホンジュラス、スイスと対戦するフィジカルの強いビジターチームに苦戦。オランイェの守備は時々不安定に見え、エクアドルの最初の数回の突っつきがそのままネットを揺らす。ダリル・ヤンマートオフサイドを取り損ね、ジョエル・フェルトマンエクアドルのスルーパスについていけず、FW Jefferson Monteroが決めて0-1.

 

オランイェは前半チャンスを作るのに苦労していたが、それでもHT 7分前に同点に。ヨルディ・クラーシがファン・ペルシに測ったような正確なパスを送ると、このスピッツが華麗にゴールに突き刺して1-1. その後はファン・ハールのチームは前へ出れるようになり、メンフィス・デパイが自らの力でフリーになったが、シュートはバーの上に飛んだ。

 

前半最後の数秒に足首を踏まれたヤンマートは、HT明けにロッカールームから出る事はできず、パウル・フェルハーフに交代。ジョナタン・デ・グズマン(クラーシと交代)とパトリック・ファン・アーンホルト(コンゴロと交代)もHT明けにピッチに入った。

 

後半のオランイェは試合をさらにコントロールしたものの、危険なシーンを作るにはやはり時間がかかった。それが来たのは20分が過ぎてからようやく。ファン・ペルシがクロスに触り損ね、ワィナルドゥムは美しい攻撃を締めくくる時間を得られず。デパイのハックボールwp受けたファン・アーンホルトも、シュートは弱すぎた。

 

ロビン・ファン・ペルシに代えてクラース・ヤン・フンテラールを投入し、オランイェは終盤さらに勝利を掴みに行ったが、デーリー・ブリントのシュートは枠を外れた。

 

オランダ代表は5月31日土曜日にWKへ向けての次の代表戦。相手はガーナだ。

 

’'’Statistieken:’’’

 

Nederland-Ecuador 1-1

 

’'’Scoreverloop:’’’ 8. Montero 0-1, 38. Van Persie 1-1

 

’'’Opstelling Nederland:’’’ Cillessen; Janmaat (46. Verhaegh), Veltman, De Vrij, Martins Indi, Kongolo (46. Van Aanholt); Clasie (46. De Guzman), Blind, Wijnaldum; Van Persie (79. Huntelaar), Depay.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/18251/remise-oranje-bij-start-wk-campagne

 

’'’ルイ・ファン・ハール’’’

「ボールテンポが低すぎたせいでフリーマンを見つけられていなかった。失点は我々がボールを持っていた際の不運な瞬間。その前にいくつものミスがあったのは疑いない。そこは明日調べる」

 

「我々にはこのシステムでやるための選手たちがいる。私はいつも選手グループのクオリティから考え始めるし、勝利を求める監督。このシステムでやるのが最もチャンスがある。そして我々はまだ9日間しかやっていない。さらに選手の半分はまだ出てもいないんだ。まぁ今日勝っていればもっと良い気分だったがね」

 

「確かにウィンガーがいないシステムは攻撃面で脅威が少ないかもしれない。しかしヤンマートには誰よりも良いクロスを上げるクオリティがある。それはロッベンやレンスにも無いものだ」

 

「我々は簡単にフリーマンを見つけられなかった。選手たちはリスクを冒そうとせず、安全にプレーしようとしすぎた。その結果、中央の二人に問題がのし掛かった」

 

「もっと果敢にボールを出す事が必要とHTに言ったが、残念ながら後半もほとんど良くならなかった。そこはこれからやっていかなければならない。もっと良くしないと。だが今日も2-1か3-1で勝つチャンスはあった」

 

’'’ロビン・ファン・ペルシ’’’

「ゴールよりもパスの方がすごかったと思うよ。全てあのパスから。ファンタスティックだったし、正真正銘のワールドクラス。僕がああいうゴールを決められたのもあのパスのおかげ」

 

「新システムに始めは慣れてなかったけど、後半は良くなった。僕はこのシステムを信じているよ。チャンスはかなりあったし、攻撃的でもある」

「アルイェンはどのポジションでもやれるファンタスティックな選手。これからの数週間でバランスを見つけて前進していかないと」

 

’'’ダリル・ヤンマート’’’

「今のところは明日の検査を待つしかない。かなり強く蹴られた。紛れもない酷いファール」

「WK行き云々の話はまだ時期尚早。それにそんなに酷い怪我じゃないと思う。かなり汚いファールだったけど、僕はラッキーだったと思うよ」

 

’'’テレンス・コンゴロ’’’

「腕を蹴られた影響は無かった。交代とは関係無いよ。ボンズコーチには『私はダリル・ヤンマートもデビュー戦はHTに交代させ、その後彼は良くなった』と言われたよ。僕もそうであるのを願っている」

「僕はいつも自分に厳しい。本当の自分を見せたとは思っていない。最初のパスはちょっと緊張したけど、その後はもう緊張感は無くなった。でももっとボールをキープしなければいけなかったし、雑なパスも何度かあった。それは許されない事。まだ慣れが必要だったけど、自分のプレーには満足していない。僕はもっとやれると自分に期待していた」

 

’'’ヨルディ・クラーシ’’’

「良くなかった。僕らはボールを持った時に非効率でチャンスをほとんど作れなかったし、フリーマンを見つけられなかった。僕自身もボールを失うことが多すぎたし、だからHTに代えられた」

 

’'’ステファン・デ・フライ’’’

「キャプテンマークを任されたのは驚いたよ。でもオランダ代表のキャプテンができるなんてとても光栄なこと」

「今夜は引き分けで多少は良い夜になったけど、満足はできない。良いパフォーマンスじゃなかったし、不必要に雑なロールロストが何度もあった。でもそれはどんなシステムでやるかとは関係無い」

 

 

1-5-3-2のテストマッチでしたが、残念ながら明確な手応えはつかめず。序盤はシステムの不慣れというよりも相手のパワーとスピードに圧倒されて、あっさり失点。最後の所はフェルトマンがスルーパスについていけずに裏を通されましたが、このシーンは他にもいろいろ問題が・・・

 

このシステムはサイドの二人が最低1対1で優位に立つ必要がありますが、ダリルはさすがにやれている一方でテレンスは相手をかわすのにやや苦労し、プレッシャーをかけたいところでもちょっと出遅れ気味。まぁデビュー戦としては難しい試合でした。それでも数回攻撃にいい形で絡んで多少の手応えはアリか。

 

クラーシとブリントのデュオはある意味で理想論的と言えるかと。前半はどちらも前へのパスコースをなかなか見つけられず、どっちかがもう少し前に出て動きを出せば良いものの、どちらも自分の本来のプレーエリアを守り続けた結果、全体のプレーテンポを落とすハメに。ボールを持っていない時に前へプレッシャーをかける能力ならクラーシですが、ボールを持っている時に前に出て奥行きを作るプレーをするならやはりブリントかと。とにかく純然たる2コントローラになって後ろに構えられると、さすがにこのレベルだと苦しいものがありますので、ファン・ハールが組み合わせを変えるか、二人にそこらへんを分からせるか。最終的にはデ・ヨングが入ってどうなるんだという問題ですが・・・

 

まぁポルトガルキャンプでもう少し洗練させて、本番もこのシステムがメインになりそうな感じです。23人枠の話で考えると、今日のメンバーは全員残るか。ワィナルドゥムもそれなりに良くやっていたので、VDVの状態次第ですね。デパイはまぁ怖ろしいタレントです。このシステムで使うにはボールロストがちょっと多いですが、それでもこの年齢でこれだけやるというのは、PSVユースの歴代最高傑作かも・・・