オランダ代表で我々は奇妙な試合を体験した。前半はとてもアクティヴで非常に良いと思ったし、ナイジェル・デ・ヨングはキープレイヤーだった。ストロートマンも力強いプレーだったと思う。だが最も印象的だったのはロッベンにかつてのように迫力があっり、試合後、日本が試合に入ってボスであり続けた後半にもの凄く怒っていたことだ。
キャプテンであり、ファンタスティックなゴールを決めたのだから、それもクレイジーな事とは思わない。それどころかロッベンは今もあらゆる選手の中で最高の存在。私は現時点で我々はオランダが持つ最高のフットボール選手だと思う。ロビン・ファン・ペルシも素晴らしいが、より優っている。ファン・ペルシは活躍するためにチームメイトの助けを必要とするが、ロッベンはそれをあまり必要としない。彼は独力でチャンスを作れるんだ。そしてその中で決めてしまうこともある。まぁあれだけ調子が良ければ自分のクオリティに頼り続けるだろう。そしてああいう後半にフラストレーションを溜めてしまうんだ。
後半はリスクを冒せなかっただけでなく、相手の方が長時間に渡って力強かった。Genkでの試合を観た各国ボンズコーチもスカウトも、またしても我々がプレッシャーを受けた時に脆いということを確信しただろう。その結果 我々のGKからのロングボールは全て相手に渡り、我々のバックスたちは前へ出れず、我々のMFたちは下がってしまい、我々の武器は手からこぼれ落ちてしまった。我々のDFたちがあんなにぎこちない姿を見せたのは本当に痛ましく悔しいことだよ。ステファン・デ・フライについては残念に思う。彼は特に守備面での説得力を失っている。私は彼のクオリティを信じているが、成長するためにもっと努力しなければいけない。それはボンズコーチの仕事でもあるが、大部分はフェイエノールトのクラブコーチの仕事。
この1週間 ジョエル・フェルトマンの招集に対する私のコメントについて批判を目にした。ヨハン・クライフも彼は凄く良いと思っているようだ。だが問題はそこではない。私も彼は優秀と思うし、みんなそう見ているだろう。しかしアヤックスのトップチームにデビューしたばかりの選手がすぐオランイェに選ばれるのはおかしなシグナルを出すことにならないだろうか?私はフェルトマンのことは全て認めているが、オランダ代表は真剣に扱われるべき。今の我々にはCBは十分いるんだ。ここらでボンズコーチにはその中から一つの選択をしてもらおう。