かつてオランダ代表のボンズコーチというのは非常にあてにされる存在だった。しかし我々がエールディヴィジでまだ道を探っているように、ルイ･ファン･ハールも少し道を見失っているように思えるね。
ボンズコーチは我々が信頼できる人物であって欲しい。私はルイとは個人的な対立は何も無いが、今の彼はちょっと揺れているところがあるように思える。ハンス･クラーイJrの不愉快なインタビューでの彼の対応はとても困りものだ。確かに試合後の彼の質問は無意味で不愉快なものだったが、ファン･ハールの答え方もボンズコーチに相応しいものではなかった。
もちろん彼がああいうタイプを相手にしなければならないのは悲しいことだが、それでも「しっかりしろ」と言いたい。プレス･オフィサーや本物のフットボール･ジャーナリストでない司会者の質問を受けるのもあり得る事。ファン･ハールを個人的に出し抜こうとする者はいつだっているし、ルイもその隙を許している。2，3のコメントを出しただけで彼は棚の上に座ってしまう。それが残念だ。
だがファン･ハールはフットボールのテクニカルな面でも脆くなり、確固とした態度を失っている。なぜだろうか。彼はあくまで選手のクオリティで選び続けるべき、それが本当のその理由だろう。実際スナイデルのようなタイプが彼のビジョンにもはや必要ないのは、彼がこれまで広く言ってきた通りなんだ。
しかし彼はワィナルドゥムの代わりとして彼を再び呼んだ。その後にファン･デル･ファールトも離脱した。この状態なら私だったらまずマヘルを選んだだろうし、ファン･ハールの思考でもその方がより理に適っていたはず。彼はスナイデルはまだ十分にフィットしていないと思っていたはずではなかったのか？いまのスナイデルが2番目か3番目の選択肢なのは明らか。彼は自分のためにプレーしている。それにファン･ペルシのプレーエリアに近づきすぎて、彼が優れた働きをするのを妨げていた。
我々のスピッツがあれだけ苦しんだのはルイが前線のロッベンとレンスのサイドを入れ替えたせいだ。今回突然ロッベンが右でプレーしていた。すぐに見事なゴールを決めたが、それも相手がロッベン相手には右利きの選手を左バックに置かなければならないということを分かっていなかったから。もしそうなっていたらこのポジション交換は正反対の効果になっていた。ファン･ペルシが決められるクロスが一体何本上がっただろう？私には全く見えなかった」
それにファン･ペルシとスナイデルで中央が窮屈になっていた。間違いなくスナイデルが問題だったと思う。こういう物言いは彼の品位を傷つけると言われるかもしれない。確かにスナイデルは世界最高のフットボール選手の一人だが、オランイェでの今の彼のステータスは蓋になろうとしている、個人的な事に汗をかいているように見える。ファン･ハールとファン･ペルシ、ロッベン、スナイデルがすぐにどういうシステムでプレーしたいのか話し合ってくれるのを期待している。
守備についても評価しておく必要がある。デ･フライは後半ブルマに交代させられたが、あれも首尾一貫していないと私は思う。選手たちをよく見ていれば、現時点でブルマの方が良いのはみんな知っている。どうして最初からブルマを信頼しなかったのか？そうしてデ･フライは1-1のシーンで個人的ミスを犯してその後試合から全く消えてしまった。こういうことが起きるのは選手にとっても、チームにとっても、ボンズコーチにとっても残念な事。
