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若きフェイエノールト、アイントホーフェンで力及ばずベーカー戦敗退

水曜夜に行われたKNVB ベーカー準々決勝、PSVとのアウエーゲームにフェイエノールトはユース出身選手8人を含む若いチームで望んだが、2-1で敗れてベーカー戦敗退に終わった。フェイエノールトのゴールはHT前にグラツィアーノ・ペッレ。スフェン・ファン・ベークが右バックとしてトップチーム・デビューを果たした。

 

半入りのフィリップス・スタディオンの中で唯一人が溢れたアウエーボックスからの声援を背に、フェイエノールトはこの試合の前半の中で成長。30分過ぎにグラツィアーノ・ペッレがウィンターストップの契約後初ゴールを決めたことは重要なターニングポイントだった。

 

最初の30分間、明らかに優勢だったのはPSV。20分までに与えた5回のチャンスの内、ホームチームが一つしか決められなかった事はフェイエノールトにとって幸運だった。そのゴールはティム・マタフスのスルーパスからドリース・メルテンスがゴール逆隅に決めたもの。その時までに元フェイエノールダー ジョルジニオ・ワィナルドゥムには2回の危険なチャンスがあったが、試合序盤の最初のチャンスはブルーノ・マルティンス・インディがタックルでクリアし、15分後のチャンスはヘディングがバーを超えた。

 

PSVが大きなチャンスをいくつも逃し、ペッレが同点ゴールを決めたことで、コンパクトに守ってアグレッシブなプレーをしたフェイエノールトが主導権を取り返して緊張感ある前半に。フェイエノールトのゴールは大部分ジャン・パウル・ボエチウスの功績によるもの。ステファン・デ・フライの裏へのパスに、粘り強くアティバ・ヒュチンソンにプレッシャーをかけ続けると、このPSVのDFがボールを足元から話してしまい、奪ったボエチウスがペッレへクロス。待ち受けていたペッレが見事なタッチで決めた。

 

HT明けもPSVが力強くロッカールームから出てきたが、フェイエノールトホームチームに危険なシーンを作らせなかったのが前半との大きな違い。クーマンのチームは何度も相手の攻撃を途中で止めてカウンターで脅威を与えようとしていた。

 

フェイエノールトが次第にPSVの守備陣を苦しめようとしていた正にその時間帯、ホームチームが何も無い所からゴールを決める。後半はほとんどGK エルヴィン・ムルデルが試されるシーンは無かったものの、CKからマタフスのシュートをムルデルがリバウンドが足元に転がってきたマルク・ファン・ボメルのゴールによってまたしてもホームチームがリード。

 

フェイエノールトは残り10分でもはや取り返すことはできず、この一瞬が試合を決めた。チームはこの試合あらゆるシーンでファイトしていたが、この夜のアイントホーフェンでサプライズを起こすには残念ながら力が及ばなかった。

 

PSV – Feyenoord 2-1

Scoreverloop:

20’ 1-0 Mertens

29’ 1-1 Pellè

78’ 2-1 Van Bommel

 

Scheidsrechter: Blom

 

Geel: Wijnaldum, Strootman, Willems (PSV) Clasie, De Vrij, Pellè (Feyenoord)

 

Opstellingen:

PSV: Waterman; Hutchinson, Derijck, Marcelo, Willems (75’ Bouma); Wijnaldum, Van Bommel, Strootman; Lens, Matavz en Mertens (88’ Hiljemark).

Feyenoord: Mulder; Van Beek (83’ Vormer), De Vrij, Mathijsen, Martins Indi; Clasie, Immers, Vilhena; Achahbar (66’ Verhoek), Pellè en Boëtius (87’ Singh).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130130_psv_verlag

 

ロナルド・クーマン

「毎回同じ話。我々は良いフットボールをしていたが、PSVのCKですべきことを分かっていなかった。トップであるかどうか、トーナメントで勝ち進めるかどうかは結局こういう一瞬にかかっている。残念だ。我々は決してPSVに劣っていなかったし、試合をコントロールできていた」

 

「スタメンにAユニオールが4人いたことはこのチームにまだまだ伸びシロがあるということを示している。今後決定的な瞬間に上手くやれるようになってくると私は確信しているよ」

 

「こういう試合でデビューするのは簡単ではないが、スフェンは落ち着いていて素晴らしい仕事をした」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130130_koeman_reactie

 

レクス・インマルス

「僕らがPSVとのアウエーゲームで1度勝てるとしたら今日だった。一瞬でもシャープさを欠くことは、こういう試合では致命的。残念だ。僕らはまだこういう試合に勝つには力不足なのかもしれない。昨年は反対でフェイエノールトはトッパーに勝って格下相手に負けていた。日曜のヴィレムII戦は非常に重要になった。絶対に勝たなければならない」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/21092-immers----dit-was-d%C3%A9-kans--.html

 

 

トッパーで勝ててないということで昨シーズンのやり方に変更。奪って素早く両サイドを走らせてのカウンター・スタイルに。序盤はさすがにクオリティの差を見せつけられる感じでかなりいいようにやられてましたが、失点後はそれほど大きなピンチはなく、追いついてからは対等。後半は途中で相手のペースが落ちたことでボールを持てる時間も増えて試合をコントロール、ただしこちらもチャンスがなかなか作れない膠着状態、から例のごとくセットプレーで失点。

 

今シーズンのセットプレーからの失点は計23点で、総失点の実に60%。こんなんじゃいくらコンパクトな守備で良いプレーをしようがトッパーに勝てる訳がありません・・・。

 

まぁ後は現実的な目でリーグ戦に集中して欧州枠を絶対に獲得しなければ、という後半戦。スフェンも右サイドで良いプレーをしてくれたことで右バックの心配もなくなりました。