ヨハン･クライフはウクライナとポーランドでのEKにおいてオランダ代表が本来のパフォーマンスを発揮できなかったのは大物選手たちが期待に応えなかったからだと、De Telegraafの週間コラムで語った。
「EKでのオランイェは悪い組み立てと単純なパスの酷さによって自滅した。これを見る限り、あまりに多くの代表選手が本来の実力以下だったのは明らか。特に偉大な選手たちのほとんどだ。特にチーム全体を機能させるべき中盤が上手くいっていなかった。我々はここにナイジェル･デ･ヨング、ウェズリー･スナイデル、マルク･ファン･ボメルを選んだが、マンチェスター･シティ、インテルナツィオナール、AC ミランでの彼らはボールを失った際には下がって追いかけている」
「全ての試合で相手にプレッシャーをかけられてすぐしっかり組み立てができなくなったのは、彼らはバラバラにプレーしていたからだと私は推測している。2本以上のラインでボールを動かすのは大原則。それができていればボールは勝手にゴールへ向かって行く。2つ目のラインからまたボールのラインが一つに戻っても、多くの選手がボールの後ろにいるから1度プレーをやり直すだけだ」
「デンマーク戦もドイツ戦も、ポルトガル戦もそれが上手くいっていなかった。代わりにいつも最も近くの選手へ向けてパスを出してばかり。その結果MFもDFも、だいたいボールを横や後ろに動かしてばかりだった。ああいう組み立てでは、相手にプレッシャーをかけられてもうフットボールができなくなるのも容易に想像できる」
次の大会へ向けて、今こそ大物選手たちをふるいにかけることができるはず、とクライフ。
「ベルト･ファン･マルワイクにとっては決して楽しいことではないだろう。しかしベルトは今こそ誰が自分にとって重要な選手かをハッキリさせるべきだと私は考える。これはやった方が良いと言うよりも、絶対にやらなければならないとだ。やるべき事をしない者たちは代表から去らせていい。ミスやチャンスを逃すことは誰にでもあるが、ピッチ内での義務を果たさない選手はいてはならないのだから」
http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/item/cruijff-oranje-ten-onder-aan-slechte-pass
