ヘーレンフェーンは月曜日にマルコ･ファン･バステンの来シーズンからの監督就任を発表、会見を行った。ロン･ヤンスとの契約終了が決まり、来シーズンへ向けて新監督を捜していたヘーレンフェーン。候補にはファン･バステンの他、アレックス･パストールらの名前が挙がっていたが、3年前にアヤックスの監督を辞任して以来、ピッチを遠ざかって解説業に勤しんでいた「元スター選手」に白羽の矢を立てるという驚きの選択を行った。フリースラントでの契約は2年。
ファン･バステンはアヤックスのユースで監督業を開始、すぐさまオランイェの監督として4年間で一旦は複雑な成功を収めたが、続くアヤックスではヘーレンフェーンからミラレム･スレイマニをオランダ国内での移籍市場最高額16.25milで獲得するなど約40milの大補強の末にCL出場枠も得られずシーズン終盤に辞任している。アシスタントにはすでにHenk Herder en Jan de Jongeが引き続き残ることが決定している。
マルコ･ファン･バステン
「ここに来れて、サインをできて嬉しい。数週間前に交渉を始めたが、とても好感触だった。ヘーレンフェーンは素晴らしいクラブだと思う。美しい、スポーツ面でも成功している、そして財政的にも健全なクラブだ。上を目指す野心もあるが、十分リアリズムもある」
「ナルシン、ドスト、アサイディが抜ける心配？いや、それは誇るべき事。クラブにとっては十分なお金が入ってくるだろう、その一部をまた代わりに投資すればいい」
「再びクラブで仕事を始める理由？たくさんの人たちと話をしてきたし、歳もとった。3年前のアヤックスの時よりは経験がある」
「アヤックスのディレクターは選択肢に無かった。最後の一件以来何も起きていない。クライフに支配権が戻ってからもね」
「ここ最近、外国に行かずに監督の仕事を始めるためにオランダに残ることにしたんだ。息子は14歳でまだ学校があるからね」
「マイン･フリース？そう言えると嬉しいね。私の母の先祖はフリース。しかし私は人気取りをしに来たわけではない」
「チームはここのとろ上手くいっている。ロン･ヤンスもね。私はいまの彼らを動揺させたくない。彼らは今シーズン、最高に近い結果を出している。もちろん私はここでそうした背景を受けて来シーズンへ入って行きたい」
「2年前もヘーレンフェーンと話をしたことはあったんだ。しかし当時はアヤックスでの1年目を終えて疲れ果て、次の仕事へ向かう用意ができていなかった」
「この数年で学んだこと？それは言わないよ。何か一つ言うと、また拡大解釈されるからね」
「今シーズンはエキサイティング。ヘーレンフェーンがティトール争いに加われるかどうか？いや、私には分からない。しかしその可能性がある5つの候補の中にはヘーレンフェーンも間違いなく入っている。CLに出場できたら素晴らしい事だろうね」
ロベルト･フェーンストラ
「マルコは魅力的なフットボールの支持者。若い選手たちを使いたい気持ちも持っている。彼のパーソナリティはヘーレンフェーンに合っている」
