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リーグ戦再スタートでつまずき

日曜午後に行われたエールディヴィジ第18節、VVV-フェンロ相手のリーグ再開でフェイエノールトは非常に不味いプレーを見せてしまった。ロナルド・クーマンのチームはデ・クールにおいてブルーノ・マルティンス・インディのゴールで先制したものの、HT前の5分間で2-1と試合をひっくり返され、後半も追いつくことはできなかった。試合前にはVVV-フェンロの元役員で名誉会員のLeo Bruerenの死を悼んで黙祷が捧げられた。

 

ウィンターストップのマルベラでのトレーニングキャンプにユースの6選手を連れていったクーマンは、VVV戦への準備期間にも考えを変えることはなく、フェンロへと6人のユース代表を帯同させ、その中からアナス・アシャバールとマッツ・ファン・ハイヘフォールトの二人をスタメンで起用。デ・クールでアシャバールは扁桃腺炎での突然の発熱のために家に残ったジョン・グイデッティの代わりとなった。

 

怪我のミケル・ネロムに代わって左バックで出場したフォン・ハイヘフォールトにとってはエールディヴィジ初出場でもあったが、このユース代表選手は試合の序盤でイエローカードを受けていまい、クーマンはリスクを避けるためにHTに2011年3月以来の出場となるジル・スヴェルツと交代させた。

 

非常に若いフェイエノールトに対し、元フェイエノールダーのマルセル・メーウウィスがキャプテンを務める相手のVVVは明らかに優る体格とフィジカルで勝負に出ていた。前半半ばまではフェイエノールトもそのプレースタイルにそれほど苦労しなかったものの、26分過ぎのCKからのマヤ・ヨシダのシュートはロッテルダマースへの警告とすべきだっただろう。

 

この日本人選手のシュートはヨルディ・クラーシの体に当たって難を逃れたが、HT残り5分間のフェイエノールトに最早その幸運は無かった。まず若手のブライアン・リンセンがゴールネットへと強烈なシュートを突き刺すと、5分後にはCKからイスモ・フォルステルマンスに至近距離からシュートを喰らい、状況はさらに悪化してしまった。

 

リンブルフセの2得点でフェイエノールトの序盤のリード(15分過ぎにジェルソン・カブラルのFKをロン・フラールが落とした後にマルティンス・インディが決めた)は泡と消え、エールディヴィジのトップチームとの差を離されないため、フェイエノールトは後半なんとか1点を奪わなければならなくなった。

 

後半開始15分でマルティンス・インディとアシャバールに大きなヘディングチャンスがあったが、その後はもはやフェイエノールトにVVVを抑えることはできず、ホームチームに多くのシュートを浴び、ロッテルダマースは大敗を逃れるだけだった。終盤にはBユニオールのトニー・トリンダーデ・デ・フィリェナが途中出場でデビューした。

 

VVV-Venlo – Feyenoord 2-1

 

Scoreverloop:

13’ 0-1 Martins Indi

40’ 1-1 Linssen

45’ 2-1 Vorstermans

 

Scheidsrechter: Makkelie

 

Geel: Meeuwis (VVV-Venlo),Van Huijgevoort, Mulder (beiden Feyenoord)

 

Opstellingen:

VVV-Venlo: Gentenaar; Timisela (90’ DeRegt), Vorstermans, Yoshida, Leiwakabessy (70’ Fleuren); Meeuwis, Holla, Maguire; Berghuis, Nwofor en Linssen (80’ Wildschut).

Feyenoord: Mulder; Leerdam (82’ Trindade De Vilhena), Vlaar, Martins Indi, Van Huijgevoort (46’ Swerts); Mokotjo, Clasie, Bakkal; Cabral (65’ Cissé), Achahbar en Schaken.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120122_vvv_verslag

 

ロナルド・クーマン

「我々はあまりにナイーヴすぎた。カバーリングと競り合いでもっとシャープでなければならなかった。この敗戦は自分たち自身の責任だと私は思う。自分たちに責められる部分があるはず。攻撃面でも普段よりも危険さが足りなかった」

 

「数分感で試合をひっくり返されてしまった。後半生まれるスペースを有効に使えるはずのところで、突然2-1。どちらも我々の守備の弱さが原因。リーグ戦の再開ゲームはみんなゼロからのスタート。それはVVVだって同じ。ウィンターストップまでの試合とは別物なんだ。我々は試合をコントロールはしていたが、守備面で十分でない瞬間があったということ。あれで試合の絵が根本的に変わってしまい、自分たちのプレーもできなくなった。我々は自分たちのプレーをしなければならないし、それができなければ我々に出来ることはほとんど無いだろう。チームの中にはまだ不安定さが残っている。」

 

「VVVは多少の針を持っていた。彼らのCKは全てチャンスになっていた。我々の守備が良くなかったのは間違いない。VVVの選手を遠ざけておくために我々は3人を前線に残していた。それによってペナルティ・エリア内は1対1になっていたんだ。つまり誰にでもその相手がいるということ。そこで我々は試合を手放してしまった」

 

グイデッティの復帰時期について

「それはいま重要な事ではない。彼の具合が良くないのはもうみんな知っている。ジョンは40℃の熱があった。正しい診断と検査を受けるために病院にも行った。彼が試合に出られるかは見てみないと。ジョンは自分が出れるように全力を尽くすのは間違いない。彼がTwitter上でアヤックスとの試合について言っていたことを読めば十分分かるだろう」

 

ファン・ハイヘフォールトについて

「後半力の劣る選手を使い続けるにはリスクが大きすぎた。彼は試合開始直後から苦戦して、すぐに2,3回のファールを犯したし、競り合いで相手を止める代わりにいつも追いかけていた。スティーヴン・ベルフハイスが危険なスピードを持つ選手なのはみんな知っている」

「彼の最初のファールはセンターラインで。そは全く必要のないもの。そのすぐ後にイエローカードを受けた。HT10分前にはベルフハイスとの空中戦でFKを与えて、私は心を決めた。あれで彼は2枚目のイエローカードを受ける可能性もあった。それでHTに替えたんだ。後半DF3人でやらなければならなくなるのはリスクが大きすぎると思ったからね。彼のパフォーマンスの理由?私には分からない。緊張のためかもしれないし、意欲が出過ぎたためかもしれない。しかし選手はいつもサイドバックとして相手を止めなければならない。それは原則だ」

 

ロン・フラール

「僕らにとってはかなりの打撃。ここまで上手く来ていたからね。負けたのはとても辛い。出だし僕らのプレーは悪くなかったし、0-1にもしたけど、前半で2失点。僕らは非常にずさんだったし、相手が危険だった。2失点目のフォルステルマンスは僕がマークしていた相手。僕が付いていなければならなかった」

「ジョンはカリム同様とても重傷な選手。だから別の解答を出さなければならなかったけど、全く上手く行かなかった」

 

オトマン・バッカル

「とても辛い。ここまでいい感じだったからね。ウィンターストップまでの良い流れを続けたかったけど、そのとおりやれなかった。スタートは良かったし先制もしたけど、本当に危険なシーンは無かった。そこからあまりにも簡単に2点を許してしまった。気持ちの問題とは思わない。ただゴールだけ見るとあまりにも簡単にやられた。このレベルではあってはならないこと。みんなの力量を考えれば、普通に勝てたはずだ」

 

マッツ・ファン・ハイヘフォールト

「この週末までに監督からスタメンで使うと言われて、時々胃がキリキリしていた。でも監督からチャンスを貰えたのは誇らしくも思っていた。もちろん途中で下げられたのは残念だけど理解している。僕らはHT前に2-1にされていたからね。後半も11人でプレーする必要があったし、イエローカードを受けているDFを使うのはリスクが大きい。僕は序盤でイエローカードを受けてしまったし、時々やる気が出すぎた。勝ち点が取れなかったのは残念。デビューできてのは素晴らしい事だけど、いまは敗戦のガッカリが大きい」

 

ジル・スヴェルツ

「ピッチに戻れて嬉しい。その気持ちは当然ある。でももっと上手くやって勝ちたかった」

 

 

結局後半戦もこんな感じかと。出だしからそんな良くなかったですが、先制した後に相手からプレッシャーを強められた後は全く組み立てが出来ず。守備も相手の出足に全くついて行けない有様で当然の負け。ネロム、エル・アマーディ、グイデッティのの不在は大きかったですが、その他の選手もだいたいみんな悪かったので「ベストメンバーが揃ってれば」なんて聞きたくもないです。こういう時に若手を引っ張るべきフラールとバッカルの駄目さ加減がまた浮き彫りに・・・。本当になんであんなのがフェイエノールトのキャプテンなんだと。求むボスフェルト。

 

誰が悪かったというか、みんな悪かったので良いところも上げようがない試合。ブルーノはフラールに比べたらボール持ってない時の守備はヌウォフォル相手に十分勝ててました。ボール持ってる時の駄目っぷりはいつも以上。クラーシもいつも通り支配力が効いてたのは前半途中までで後半は存在感をまるで出せず、周りの選手に苛々。カブラルはチーム状況が悪いとまったく試合に入れないのは変わりなし。モコチョにはフェイエノールトでに未来はありません。

 

タレント組ですが、どちらもまだ力不足はしょうがないか。さすがにAユニオール1年目のアナスがフィジカル負けしまくるのは仕方なく、周囲のサポートもほとんど無かったので良さを出せず。マッツはもう少しやれると思いましたが、見るも無惨な結果に・・・。唯一の光明はトニーが短い時間ながらそんな悪くなかったことか。

 

これでヘーレンフェーンに抜かれて6位、020と3pts差でデ・クラシケルです。ネロムとグイデッティが間に合うことを期待して、問題はやはりエル・アマーディの代わり。モコチョで駄目なのは間違いないですが、まぁ代わりができる選手はいませんね・・・。