月曜夜にナイメヘンでスコットランドと対戦したヨング･オランイェだが、結果に大きな失望に終わった。グループ首位のヨング･オランイェはそれを追いかけるスコットランドに1-2で敗戦。不味い守備とほとんどチャンスを作れない攻撃で、スコットの勝利に対して不満を言う事はほとんどできない。
75.000人以上の観客がヴィルヘルムスの歌を歌い終わった直後、スコットランドが先制。すでにこのEK予選5試合で5得点を決めているJordan Rhodesがデビュー戦のフィルジル･ファン･ダイクの上からヘディングで決めた。これがヨング･オランイェにとってはこの予選初失点。初スタメンのGK マルコ･ビゾットにはノーチャンスだった。
だが幸運にもそのダメージはすぐに取り返すことができた。同じくデビュー戦のアダム･マヘルがFKからゴール。ゴールへ向けて高く上がったボールはスコットランドのGKが楽々とキャッチすると思われたが、Mark Ridgersはボールをゴールライン上でこぼしてしまうと、少なくとも副審の目からはラインを割ったように見えたのか、ロシア人主審 Vladimir Kazmenkoがこの判断を受け入れた。
その後は試合をコントロールしようとするヨング･オランイェに対し、スコットも鋭いカウンターで危険なシーンを作る。最大のチャンスはオランダにあったが、ナセル･バラジテのシュートはサイドネット、ルシアーノ･ナルシンのシュートはGKに阻まれた。
後半開始直後もオラ･ジョンとステファン･デ･フライにチャンスがあったが、その後スコットランドが勝ち越しゴール。まずRhodesがあわや2点目というヘディングを放つと、David Wotherspoonがペナルティ･エリアの際からフリーでシュートを放ち、ビゾットの指先を抜けてネットを揺らした。
その後ヨング･オランイェは再びファイトしようという姿勢を見せるも上手く行かず、以前危険なシーンを作るのはスコットランド。RhodesとWotherspoonがこの夜2点目にあと一歩と迫り、オランダは命拾い。フィルジル･ファン･ダイクとエクストラ･スピッツとして投入されたアレックス･スハルクがゴールに迫ったが、同点とすることはできなかった。
グループ10は依然ヨング･オランイェが首位に立っているものの、スコットランドとは1pt差に。2012年2月29日に両者は再び対戦する。グループの首位チームと、書くグループ2位の上から4チームがPOを経て2013年にイスラエルで行われるEKへの出場権を得る。
Statistieken:
Nederland – Schotland 1-2 (1-1).
Scoreverloop: 2. Rhodes 0-1, 12. Maher 1-1, 55. Wotherspoon 1-2.
Gele kaart: Fer (Nederland), Wotherspoon (Schotland).
Scheidsrechter: Vladimir Kazmenko.
Opstelling Nederland: Bizot, Leerdam, De Vrij, Van Dijk, Burnet (86. Schalk), Clasie, Fer, Maher (72. Bacuna), Narsingh, Barazite, John (72. Van Aanholt).
コル･ポット
「ホームで1-2の負けはガッカリ。私が幸せな監督でない事は確かだ。前半は動きが遅すぎて1分でリードを奪われてしまった。マヘルのゴールが入っていたのかは私には分からない」
「後半はどんどん悪くなった。最後は何とか追いつこうとしたが、最終的にはスコットランドが勝利に相応しかったと認めなければならない」
実質0-2なのでやはり予想通りの完敗。マヘルが入ったくらいではこのクオリティ不足はどうにもならず。
前半スコットランドがあっさり先制したせいもあって、分かりやすくアウエーの戦い方をしてくれたお陰で主導権はつかめてフットボールできていましたが、崩しきる事はできず。後半もそれほどスコットランドがペースを上げてないにも関わらず、コントロールを失って両サイド崩されまくって失点。まぁ2点ともCBが寝てただけと言えばそうですが･･･
マヘル、フェル、クラーシの3センターはそれなりにフットボールはできるものの、ミスも多くまだ不安定。シーズン緒疲れがたまる時期で勝負所で3トップが精彩を欠いた印象だったのが苦しかったか。
終盤スピッツに上がったファン･ダイクには2回大チャンスがあったので決めたかったところ。
これでいよいいよ首位が危なくなってきました。
