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ヨング・オランイェ、不当な勝利

ヨング・オランイェは木曜におこなれたEK予選でオーストリアに0-1で勝利。序盤にナセル・バラジテが唯一のゴールを上げ、その後はGK イェルーン・ズートとマルコ・ビゾットがスターになった。オーストリアの方が優勢だったが、PK獲得でもこの国が決めるべきゴールを決める助けにはならなかった。

中入りのWacker Innsbruckのスタディオンでナセル・バラジテがヨング・オランイェに夢のスタートをもたらす。開始7分、オーストリア・ウィーンのスピッツはペナルティ・エリア際でボールを受けると、カーブをかけたシュートがバーの内側を叩いてそのままゴール。ものの見事にヨング・オランイェでの自身初ゴールを決めて見せた。

そこからもうしばらくヨング・オランイェがコントロールしていたが、その後はオーストリアが優勢に。ヨング・オランイェは組み立てが悪く、DFは中盤でボールをつかまえることがほとんどできず、ピッチは間延びし、オーストリアの右バックは何度も駆け上がることができた。幸いにもイェルーン・ズートがブルガリア戦同様に素晴らしいセーブを続け、Schwabもヘディングも冷静に反応、その後のリバウンドに対してもすぐに防いだ。さらにAlarのヘディングがゴール枠を逸れ、HT直前にはオランダのCKからファン・ヒンケルがミスしてオーストリアのカウンターを浴びたが、Drazanの強烈なシュートもズートが弾きだし、ヨング・オランイェは難を逃れた。

後半もオーストリアが遙かに危険なチームであり、それはズートのレッドカード退場でさらに悪化する。ステファン・デ・フライがロングボールの判断を誤り、Weimannにボールを持たれると、止めようとしたGKが遅れて接触。ズートは退場になり、オーストリアにPKが与えられ、マルコ・ビゾットがデビューした。

しかしこのGKはHolzhauserのシュートにどんぴしゃりのコース選択ですぐ様ヒーローに。オーストリアはその後もチャンスを作り続けたが、全てビゾットがしっかりとセーブ。1回だけボールが彼の手の先をすり抜けたが、幸運にもポストに救われた。

終盤に入り、デビュー組のアレックス・スハルクとレアンドロ・バクーナがピッチへ。試合終了時間4分前にバクーナがカウンターからスハルクのパスを受けて試合を決める決定的チャンスを得たが、フローニンガーのシュートはGK Lindnerに見事に防がれた。その後はヨング・オランイェはもう本当のトラブルに陥ることはなく、EK予選3つ目の勝利あげた。しかしコル・ポットにはまだチームに対してやるべき事が山ほどある。

Statistieken:

Oostenrijk–Nederland 0-1 (0-1).

Scoreverloop: 7. Barazite 0-1.

Scheidsrechter: Johnson (Noo).

Rode kaart: Zoet (61.)

Gele kaart: De Vrij.

Opstelling Nederland: Zoet, Kappelhof, De Vrij, Nuytinck, Van Aanholt, Leerdam, Fer, Van Ginkel, Narsingh (77. Bacuna), Barazite (78. Schalk), Cabral (63. Zoet).

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/10012/onterechte-zege-jong-oranje

コル・ポット

「今夜は私の血圧がいくらか上がったよ。スタートは良かったし、バラジテのファンタスティックなゴールもあった。しかしその後は全てが悪くなった・・・ 相手に多くのスペースを与え、簡単にFKやCKを許していた。選手たちは規律あるプレー、自分たちのタスクを守ることを学ばなければならない」

ブルガリア戦(0-1)に続いてアウエーで低調な試合。

「どちらも素晴らしいチームだし、我々は単純に圧倒できる訳ではない。そういうイメージがオランダには少なからず存在するだろうがね」

「本当に改善しなければならないのは間違いない。3試合で9pts獲得してグループ首位に立っているのは素晴らしい事だが、フットボールについてはここまでとても酷い」

「我々は自分たちで思っているほど良くないし、トップチームでないことは確か。その点について眼を閉じてはならない」

「ただ10人になってから選手たちはメンタリティを示して見せた。10人になったチームがハードワークして遙かに良くなるのは度々あること。それを11人でもやれるようにしないといけない。そうすれば我々はもっと簡単にやれたはず」

「奇蹟の勝利」と言えば聞こえは良いですが、普通に「アンフェアな勝利」。バラジテがまさかのゴールを決めたまでは良かったものの、結局ズートとビゾットのスーパーセーブ連発に救われただけ。ズートは今日も神がかってました。特に後半ペナルティ・エリア内正面から強烈なシュートを左手1本で弾いたセーブは特筆もの。才能あるGKとは思ってましたが、予想以上。もうちょっと身長があればワールドクラスのGKにもなれただろうに・・・。

久しぶりの顔としてはバラジテ以外にファン・アーンホルトが出てましたが、ボールを持ってる時は積極的で良いんじゃないでしょうか。異様に中に入りたがるのも個人的には嫌いじゃないです。ただ左バックとしての守備はザル。まぁブリントと二者択一の現状では仕方ないか。バラジテはやっと初ゴールですが、シュートはその1本だけでポストプレーもトラップミス多し。ヨング・オランイェのスピッツのレベルかと言うと疑問なような・・・。まぁ今後もルクが戻って来なければゼーファイクと彼で争うんでしょうね。困ったもんです。

デビューしたのは、まずスタメンでのカペルホフ。ハッキリって力不足。ほとんど何もできず。このポジションもレールダムくらいしかいないので、駒不足。ビゾットは置いといて、スハルクとバクーナは次頑張ってねと。

悪かったのがまずステファン。クラブでも明らかに昨シーズンよりパフォーマンスが落ちて困ってますが、ヨング・オランイェではここまで非常に不安定すぎるプレーぶり。次は普通にハウヴェレーウに取って代わられてる気が。中盤3人はミスが多くプレッシャーを受けるとボールが繋げない、ただのクオリティ不足。カブラルは頑張ってたけど、相変わらず無駄が多く、ナルシンは前半はなかなか仕掛けられず、後半ちょっと良くなってきたところであのレッドカード以降消えてしまうという・・・。

まぁタレントの質がこの程度の世代と言えばそれっきりですが、もうちょっとどうにかなる気が。せめてクラーシがいれば中盤もう少し機能したか・・・。予選でヒヤヒヤが続くのは久しぶりですが、逆に楽しめて良いかも、と被虐的に考えたくなるくらいのレベルの低さ。