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ヨング・オランイェ、EK予選初戦をこっそりと勝利

ブルガリアとのアウエーゲームでEK予選初戦を戦ったヨング・オランイェ。非常に低調な内容ながら、途中出場ゲネーロ・ゼーファイクのラッキーなゴールで1-0とこっりとした勝利を挙げた。

Lovechの暑さと払っても払ってもきりがない蚊に、標準を大きく下回ったヨング・オランイェ。それでもまだ前半は単発的ながら見所を作った。ようやくファーストチャンスを迎えたのは20分近くになってから。ジェルソン・カブラルのクロスが中へ入ってきたルシアーノ・ナルシンに届くが、右ウィンガーのボレーシュートはGKに防がれた。

HT前に2回目のチャンス。カブラルが左サイドから中へ切れ込み、右足でゴール逆隅を狙ったが、ボールはポスト内側に当たり、ゴールラインを転がって逆側のポストに当たり、結局ゴールには入らなかった。

ほとんど攻撃に出てこなかったホームチームは、遠目からのシュートが数本。しかしカウンターから繰り出されたAlexandar Tonev(対峙したデーリー・ブリントの手に余る相手だった)の2本のシュートは、ズートが素晴らしいセーブでなんとか防ぐという場面まで作られた。

後半に入るとヨング・オランイェはさらにパフォーマンスが落ち、ほとんどチャンスも作れずにブルガリアの方がゴールに近づいていた。Tonevにベストチャンスが訪れたが、ここはブリントが上手く対処してがシュートは枠を外れた。

KNVBのコル・ポット監督はルク・カスタイニョスに替えてゲネーロ・ゼーファイクを投入すると、これが功を奏し、残り15分を切ったところでジョルディ・クラーシのCKから、このスピッツのヘディングが相手選手の背中に当たりそのままゴールした。

スタメンのマルコ・ファン・ヒンケル、残り15分で投入されたオラ・ジョンがヨング・オランイェデビュー。同グループ(groep 10)の試合ではオーストリアルクセンブルクを1-4で下している。

Statistieken

Bulgarije - Nederland 0-1 (0-0).

Scoreverloop: 78. Zeefuik 0-1.

Gele kaart: Castaignos, Clasie.

Scheidsrechter: Buquet (Fra).

Opstelling Nederland: Zoet, Leerdam, De Vrij, Nuytinck, Blind, Clasie, Fer, Van Ginkel, Narsingh, Castaignos (67. Zeefuik), Cabral (76. John).

Wissels: Bizot, Evers, Van Haaren, Ramsteijn, Kieftenbeld, Zeefuik, John.

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/9629/stiekeme-zege-jong-oranje

コル・ポット

「予想していたよりも難しい試合だった」

前半からブルガリアに苦しめられたが、後半は自分たちから低調に

「しかしそんなに悪かったとは私は思わない。ブルガリアは彼らの親善試合を見て予想してたのとは違ったプレーをしていた。彼らは我々のやり方にかなり合わせてきたんだ。紛れもないリアクション・フットボールだったが、彼らはそれをかなり上手くやっていた」

DF陣は何度もトラブルに陥ったが、最終的に無失点に抑えたのには満足。

「特にイェルーンは何回かファンタスティックなセーブをしてくれた」

「これは言っておきたいが、ここで勝てるチームはそんなに多くない。彼らは簡単な相手ではないんだ。我々の方に改善すべき点があるのは確かだが、これをスタートにして我々は勝ち続けられる」

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/9631/pot-geen-makkelijke-tegenstander

ヨング・オランイェは火曜日にDeventerでルクセンブルク戦。

初戦で慎重になるのも暑いのも蚊がうざそうなのもピッチが悪そうなのも分かったけれど、それにしてもあまりに酷すぎ・・・。「普通の相手」だったらカウンターで凹られて3-0以上のスコアで負けてる試合。実際スウェーデン戦がそうだったわけで、改善の気配まるで無し。ローテンポなボール回しからミスでボールを取られてはカウンターでほぼ確実にシュートまで行かれるという延々gdgdな展開。フェルも競り合いに負けるわ、クラーシも上手くボールを引き出して捌けないわ、連携取れてないナイティンクとステファンといろいろ悪かったけど、ブリントのスピードの無さって今後致命的なような気が。フットボール能力あるから使われるんだろうけど、SBとして経験不足でポジショニング悪いからタチが悪い。彼の持ち味はフローニンゲンで見せていたダイナミズムだと思うのだけど、あれだけ狙われると攻め上がりもほとんどできず。ブルーノが早くブレイクして呼ばれると良いですね、と。

68分の問題のシーンはフェルの対応ミスと、ブリントもダッシュで戻ればTonevの前に入れた気が。最後タックルでなんとな~く邪魔をしたのかもしれないけど、Tonevが勝手に外した印象。まぁ90分のあわやブリントのヘディングでのナイスアシストでの失点、というシーンを見ても攻守の切り替えに問題があるのが一番大きい。

ナルシンは思ったほど違いを作れず。カブラルは今日も好きなようにやって2回チャンスも作ったけれど、自陣で無理なドリブルするのと、ボール取られた後に審判見つめてマークに戻らない甘ちゃん体質をほんと辞めて欲しい。ファン・ヒンケルは上手いけど、10番でやるにはそろそろ力強さが出てきて貰いたいので今シーズン頑張ってくださいと。特に代わりもいないのでここは気長に待つしかないか。ルクはもうちょっとハードワークしないといけません。

良かった人はナイスセーブで窮地を救ったズートと、なんだかんだで無難にプレーしたヨング・オランイェでも便利屋扱いのレールダム、そして好調ジョン。明らかに終盤ジョンが入って活性化したので、現状一番期待できるののは明らか。少なくともナルシンを左サイドで使うより遙かにマシ。・・・そもそもポットはジョンではなくベルフハイス招集するつもりだったから恐ろしい。

コル・ポットは後半なぜかフェルをコントローラーにして中盤を停滞させ、カブラルとナルシンを入れ替えて前線も停滞させる。ジョンの投入を残り15分まで渋るなど、よく分からない采配。

コメントを読んでも、ブルガリアがカウンターフットボールで来るのは事前に予想できてたはずと思うのだけれど・・・謎だ。若干末期症状な雰囲気がするけれど大丈夫だろうか。

それにしてもよく勝てたもんだ。フットボールはわからない。