シーズンスタートを告げる最初のタイトルをかけた戦いはベーカーヴィナー FCトゥエンテがランズカンピューン アヤックスを2-1で下し、2年連続の同タイトル受賞を決めた。
Johan Cruijff Schaal
FC Twente - Ajax 2-1 (1-0)
Scoreverloop: 21' Marc Janko (penalty) 1-0 / 53' Toby Alderweireld 1-1 / 68' Bryan Ruiz 2-1
Rood: 47' Steven Berghuis (2xGeel)
Opstellingen
Twente: Mihaylov - Cornelisse, Wisgerhof, Douglas, Tiendalli - Brama, L. de Jong, W. Janssen - Berghuis, Janko, John.
Reserves: Boschker, Bengtson, Buyssen, Leugers, Vogelsang, Rendla, Ruiz.
Ajax: Vermeer - Van der Wiel, Alderweireld, Bild, Boilesen - S. de Jong, Th. Janssen, Eriksen - Sulejmani, Sigthorsson, Ebecilio.
Reserves: Verhoeven, Anita, Ooijer, Enoh, Sneijder, Serero, Boerrigter.
トゥエンテは怪我から戻ったヴィレム・ヤンセンがスタメン出場。ルイスはベンチ。スピッツはヤンコでトップ下にルーク・デ・ヨング。アヤックスはブリントがスタメンCBに。
五分五分の序盤から8分、アヤックスが速攻から最初のチャンスもスレイマニのシュートはミハイロフのセーブ、リバウンドをエリクセンのヘッドはバー直撃。
その後アヤックスがペースをつかむが先制はトゥエンテ。ベルフハイスからオーバーラップしたコルネリッセに縦パスが通り、フリーでエリア内に侵入した瞬間、テオ・ヤンセンがルーク・デ・ヨングを引き倒してファン・ブーケルが迷わずPK判定。スペシャリストのヤンコがしっかり決めて先制。
前半を完全に支配していたアヤックスはハイテンポで細かくパスを繋ぎ、鋭い動きを見せるスレイマニ中心に度々見事な攻撃でトゥエンテに脅威を与えたが、思うように決定的チャンスは創れず、結果的にほぼハーフチャンスの山。ダグラスが致命的ミスを冒し、ヴィスヘルホフが間一髪タックルで防ぐシーンも。HT前には中盤のこぼれ球をテオ・ヤンセンが強烈ミドル、ミハイロフが弾いたこぼれ球をシクトルソンが狙うがわずかに枠の左に。
HTにトゥエンテはジョンを下げてルイスを投入し流れを戻そうとするが、わずか開始2分、アヤックスエリア内のこぼれ球を狙ったベルフハイスがボイレセンのレイトタックルを足に喰らい倒されると、ファン・ブーケルがなぜかシミュレーションの判定。前半イエローカードを受けていたベルフハイスは2枚目で退場に。仕方なくアドリアーンセはヤンコを下げてロイヘルスを投入。しかし下がりきったトゥエンテに対してアルデルワイレルトのミドルシュートが決まって同点とされる。
その後アヤックスの攻撃練習が続き、完全に防戦一方のトゥエンテは決勝点を許すのは時間の問題と思われたが、ルイスが突然アヤックスのペナルティ・エリア右から強烈なミドルシュートを決めて勝ち越し。
ここに来て冷静さを取り戻したトゥエンテが集中した守備でアヤックスの攻撃を防ぎ、ボールを持っては落ち着いて時間を消費。
残り5分スレイマニの強烈ミドルもミハイロフがセーブ。ロスタイムにはエベシリオが神の手ゴールでイエローカードを受けて綺麗にオチがついて終了。
ブライアン・ルイス
「スティーヴン・ベルフハイスのレッドカードの後は僕らは苦しんだ。僕の目には不当なレッドカードに映ったけど、主審からは違って見えたんだろう」
「僕らは相手をゴールに近づけないようにと我慢を続けた。決めるべき時にしっかりと目を覚ます事が出来た」
コ・アドリアーンセ
「序盤はピッチを広く使い過ぎた。最終ラインがかなり下がってしまった。
ボールを持った時のプレーに力強さがなかった。そこをハイテンポでプレーしたアヤックスに利用されてしまった」
「ブライアン・ルイスはボールを持った際に本当に自分のボールを自分の物にできる唯一の存在。
それはルイスの持つエクストラな才能であり、それによって彼はゴールを決めた。我々がこのタイトルを獲れた事は嬉しいが、もっと良くできる」
フランク・デ・ブール
「我々は90分間ゲームを支配したと思う。我々が与えたチャンスは2回だけ。ディテールで我々は無駄に終わってしまった」
「2点目は決めさせるべきではなかった。まったく必要ないものだったが、それは1点目も同じ。非常に良い面も見れたし、これらかリーグ戦が始まるまでそれをさらに進めていきたい。
リスクを冒させたく無かった選手たちがいて、それでvdヴィールとシクトルソンを下げた」
テオ・ヤンセン
「我々は試合全体を支配していたと思う。運がなかった。良いプレッシャーをかけていたし、トゥエンテはどうしようもなかった。しかし良いプレーも得点しなければ意味がない。今日の我々は1度しかそれができなかった。先制ゴールの場面では自分が相手をつかむべきではなかった。あれは良い判断では無かった。どちらがより良いチームだったかは見た全員が分かるはず。この道を進めば問題は無い」
意味不明の退場劇でどうなるかと思われましたが、ルイスはさび付いてませんでした。さすがのクオリティ。ヴィスヘルホフとミハイロフも非常に頼もしいプレー振り。
アヤックスも特に前半かなりのフットボールを見せたものの、最後の所での圧力を欠いた印象。後半残り30分は普通にトーンダウン。デ・ブールの言う通りディテールの差ですね。1年前も誰かがそんな事を言ってた気がしますが。