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オランイェ、ウルグアイへ。話題諸々

南米遠征中のオランイェは火曜日にウルグアイの首都 モンテヴィデオへ移動。水曜にWK準決勝で対戦したウルグアイ相手に親善試合を行う。

・・・と言いつつ今回はベルタスの試合前会見も無いので、適当に話題をチョイス。

気温差

土曜には30度まで上昇したリオ・デ・ジャネイロから、モンテヴィデオは最高気温7度ほどで夜には0度近くまで下がる冬の気候に。選手たちにとっては動きやすいだろうが、ウルグアイフットボールファンにとっては辛いのか、試合のチケットの売れ行きは思わしくない。

PK戦

親善試合ではあるが、ウルグアイ側がCopa Confraternidadを掛けているために90分を終えて引き分けの場合、PK戦で決着を付けることに。オランイェでこれまでPK戦を蹴る選手を決めるのはアシスタントの仕事であり今回からは現役時代PKの失敗者として有名だったフィリップ・コクーがすることに。ただ前任者のフランク・デ・ブールもPKは決して得意ではなかった。

火山

日曜にチリのPuyehue火山が噴火したため南米の空の便は渋滞中。オランイェがモンテヴィデオからアムステルダムへ予定通り戻れるかどうかはまだ不明。ファン・マルワイクは「今のところ良い旅が出来ていたのに、帰れるかどうかが問題になるのは皮肉だね。私はポジティブだし金曜にスキポールに着けると期待している。選手たちもすぐバカンスへ行きたいだろう」

ルイス・スアレス

WKでは出場停止によりオランダ戦を逃したスアレスは今回の対戦を待ち望んでいた一人。「WK準決勝でプレーできれば良かったけど、モンテヴィデオでオランダとやれるなんて興奮しているよ。僕等はいつも勝ちたいし、コパ・アメリカへの準備もあるからこれは親善試合とは言えない。それに自分たちのファンの前でWKのリベンジをしたいしね。アヤックスのトレーニングでいつもやり合っていたジョン・ハイティンハとの勝負を楽しみにしている。グレゴリー・ファン・デル・ヴィールもね」

例のごとく苛々を見せるスピッツ陣。もっと厳しくすべき?

ブラジル戦後に最も話題になったのはティム・クルルの活躍ではなく、交代後にファン・マルワイクの差し出した手に軽く合わせただけでベンチに戻らずロッカールームへ走り去ったロビン・ファン・ペルシ。交代直前の62分、アリエン・ロッベンがゴール前フリーのファン・ペルシにパスを出さず強引にシュートしてバーの遙か上に蹴り上げた事に対して苛々を露わに。試合後の取材でもすぐ取り上げられたが、オランイェでは特に珍しい光景でもないためファン・マルワイクは「ファン・ペルシが怒ったのは当然」と特に問題視はせず。ロッベンも試合後「ロビンが正しい。パスをすべきだった」とコメント。数日経ってファン・ペルシも「感情的になりすぎた」と反省を見せた。しかしTelesportのサイト上でのアンケートでは「ファン・マルワイクはエゴイスティックな振る舞いをする代表選手たちに対してもっと厳しくすべきだ」との声が83%を占めている。

また、もう一人のスピッツ クラース・ヤン・フンテラールもブラジル戦でベンチスタートだった事に不満のコメントを出しており、ファン・マルワイクはこれにも理解を示してはいるが「問題は無いし、彼が満足する方が問題だろう。選手たちはこれまでのことで私の事を分かっているし、毎回全員に全てを説明はしない。私はチームにとってベストだと信じるスタメンを並べる。それが私の仕事」といつも通り冷静な対応。

ウルグアイ戦スタメンは?

ロッベンが股関節の軽い痛みで月曜のトレーニングを休んだものの、問題なく復帰してオランイェのセレクションは全員フィットした状態。ブラジル戦からスタメンが変更されるかどうか注目のポイントを挙げると、まずGK。クルルが素晴らしいデビューを飾ったものの、オランイェでは本来第3GKを争う『将来性がある』という立場なのはヤスパール・シレセンと変わらず。NECを遙かに超えるプレーテンポにトレーニング参加当初は戸惑っていたシレセンだが、その後十分適応できていれば当初の見込み通りウルグアイ戦では彼がスタメンデビューする可能性は高いだろう。

DF陣には大きな問題は無く、スタメン維持か。フローテ・タレントのジェフリー・ブルマは途中出場だろう。この南米遠征で懸案のMF陣ではあるが、ブラジル戦では大きな破綻もなくストロートマンも自信と信頼を深めつつある。ファン・マルワイクはやはりスハールスをそれほど信頼していないようで、こちらもスタメンは変わらずか。今回はジニ・ワィナルドゥムのデビューが期待される。

問題になるのは両サイドとスピッツウルグアイ戦まったく良いところがなかったディルク・カイトのコンディション次第では変更があり得るが、代わりになるのはファン・ペルシのコンバートかブラジル戦途中出場で同じくまったく良いところがなかったエリエロ・エリアくらいと心許ない。ファン・ペルシの前にスピッツポジションを奪われているフンテラールだが、今回もベンチスタートなら二人の間の序列はさらに明解になり、今後も後塵を拝することになるだろう・・・。