FC トゥエンテがジョルジニオ・ワィナルドゥム獲得に強く動き出している。欧州のトップを目指す選手にとっては、エンスヘデのクラブへの移籍は良い踏み台になる。フェイエノールトでそこに届くのは容易と言えるだろうか?
フェイエノールトのフロントは彼に決断の時間を与えている。ジョルジニオ・ワィナルドゥムの夢はプレミアリーグ。昨シーズンにはポルトガルのトップクラブ ベンフィカがレオ・ベーンハッカーに連絡をしてきたが、ワィナルドゥムが望まなかった。彼の希望はイングランド行きだ。
だが夢に見るプレミアリーグからのオファーはまだほど遠い。ではまだ数シーズン、エールディヴィジで次のステップを踏むか?それにはトゥエンテはいいプランだろう。
ヨープ・ムンステルマンのクラブで良い結果を残せば、ワィナルドゥムがポーランドとウクライナでの2012年EKに参加する可能性も0ではない。今シーズン14得点を挙げたこの右利きはフェイエノールトイースではベテラン アルフレッド・スルーデルの指導を受けていた。現在エンスヘデでアシスタントをしているスルーデルとのコンビ復活は真剣な選択肢だろう。
フェイエノールトのテクニカル・ディレクター マルティン・ファン・ヘールはトゥエンテがワィナルドゥム獲得の大きなプランを描いているという話を聞いて肩をすくめる。「我々にとっても彼と一緒に大きなプランを描いているんだ」とファン・ヘール。しかしフェイエノールトは来シーズンも欧州戦はないし、カンピューン候補でもない。
「若い選手たちがエールディヴィジに長く留まるのは賢明なこと」とヨング・オランイェのコル・ポット監督は言う。「もちろん若いタレントたちはみなイングランドやスペインでもプレーを夢に見るもの。しかしワィナルドゥムは私から見えてまだ待った方が良い」
ポットにとって、それはフェイエノールトからトゥエンテへ移籍すべきだという意味ではない。「ワィナルドゥムはフェイエノールトでも成長できる。それはこの数ヶ月でも明らかだ。彼は現在デ・カイプで10番としてプレーしており、さらに良くなるチャンスはいくらでもある」
もしワィナルドゥムがイングランドへ行く前にオランダ国内で中継地点に寄ろうとするのなら、FCトゥエンテは間違いなく真剣な選択肢だ。アヤックスへの移籍は真のロッテルダマーにとってはあまりに神経質なケースであり、PSVには彼をデ・カイプから奪うだけの経済力はない。そしてフェイエノールトにとっても移籍金で負債を減らしたい気持ちはあるだろう。