Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

フリースラントでようやくアウエー初勝利!

日曜に行われたエールディヴィジ第26節、フェイエノールトはアベ・レンストラ・スタディオンでヘーレンフェーンと対戦、約1年ぶりのアウエー勝利を挙げた。若きスピッツ ルク・カスタイニョスが後半終盤に決めたエールディヴィジ通算10得点目となるゴールでロッテルダマースは1-0と勝利、3ptsを得てリンカーライチェへの望みを繋いだ。今週亡くなったエルヴィン・ムルデルの父親の死を悼んで、この試合フェイエノールトは喪章を付けてプレーしている。

フェイエノールトヘーレンフェーンもお互い得点無くHTにロッカールームへと戻ったが、前半ほとんどチャンスシーンが無かったのは驚きではない。アベ・レンストラ・スタディオンのピッチはプレーが難しい状況で、両チームともにミスを連発。ほとんどのコンビネーションは最初の段階で失敗に終わり、45分間おほとんどが中盤での潰し合いとなった。

相手ゴール前に迫った少ないシーンのほとんどはヘーレンフェーンのものだったが、フリーゼンの攻撃にも鋭さながなく、HT直前にFKからバス・ドストがチャンスを得たが、ゴールの遙か上に蹴り上げ、フェイエノールトは難を逃れた。その15分前にはオサマ・アサイディがフリーでシュート・チャンスを得たが、左足でのシュートも1m以上枠を外れた。

ピッチの反対では試合開始4分にビセスワールが対戦相手を脅かしたが、結局ペナルティ・エリアに入った機械はその1回だけ。ビセスワールはフリーでエリア内に入ったものの、ケヴィン・ストゥール・エレガールトを困らせるにはシュートが低すぎた。

HT後もフェイエノールトヘーレンフェーン共に拙いプレーが続き、ホームチームはフィニッシュの場面で最悪のプレーを続け、ビジターは3回の失点を逃れる。内2回はアサイディのフリーでのチャンスだった。このFWは60分過ぎにオフサイドラインを破ったルシアーノ・ナルシンからのクロスを受けたが、完全にシュートをミス。その後エリア内の混戦から一瞬フェイエノールトDFの足が止まり、再び完全にフリーでシュートチャンスを得たが、ロン・フラールがコーナーに弾きだした。さらに終了15分前には抜け出したドストのシュートをロブ・ファン・ダイクが飛び出して1対1で力強いセーブ。ボールを足に当ててゴールを守った。

次第にヘーレンフェーンのプレッシャーに押し込まれていったフェイエノールトだが、フリーゼンがリードを奪うのに失敗すると、フェイエノールトは効率性で優るところを見せ、後半初めてのチャンスをそのまま得点に繋げて見せた。中盤で見事な浮き球のボール扱いを見せたルク・カスタイニョスが、走り上がったレールダムとの連携を試みると、ボールはブロイエルに当たってしまうも、幸運にも足元に戻り、ミラン帰りのスピッツはそのまま自らフリーで抜け出して見事シュートを決めた。

このゴールはホームチームに焦りを生み、実際最後の10分間で危険なシーンはほとんど無かったと言える。フェイエノールトは連勝を引き寄せるために全力で終盤を凌ぎ、主審 リハルト・リースフェルトの最後の笛の後に両手を空へ突き上げた。実に2010年3月7日以来のアウエー戦勝利である。

Sc Heerenveen – Feyenoord 0-1

Scoreverloop:

78’ 0-1 Castaignos

Scheidsrechter: Liesveld

Geel: Väyrynen, Assaidi, Djuricic (sc Heerenveen) Biseswar (Feyenoord)

Opstellingen:

Sc Heerenveen: Stuhr Ellegaard; Janmaat, Kruiswijk, Breuer, Jong-A-Pin; Grindheim, Väyrynen (80’ Elm), Djuricic; Narsingh (65’ Beerens), Dost en Assaidi.

Feyenoord: Van Dijk; Swerts, De Vrij, Vlaar, De Cler; Meeuwis, Wijnaldum, Leerdam; Biseswar (65’ Fer), Castaignos en Ryo.

マリオ・ベーン

「我々はここまで良いプレーをして勝つべき試合をしても勝てなかったが、今日は逆だったね。これはフェイエノールトにとって良いストーリィだと言える。

我々が今日勝利に相応しくなかったのは明らかだ。特に前半はテンポが遅すぎてあまりにもボールを失った。我々を生き延びられたのは相手がチャンスを逃したおかげ。ヘーレンフェーンは特にサイドにポテンシャルとクリエティヴィティがあるチーム。だがゴールを決めなければ逆にやられるのがフットボールの鉄則だ」

「試合前にロッカールームで欧州戦へのPOを目指すにはワンチャンスをモノにして勝たなければならないと言ってあった。それは上手くいった。ウィンターストップ後我々は好調を続けているし、この勝利はシーズン残りに自信と追い風を与えてくれる。今シーズンの残り試合を考えるとこの3ptsは非常に大きい」

「ロブはあのタイミングで出場しなければならないことが決まっても、まったく動じる事がなかった。彼の経験がこういう時にこそ必要なんだ。プロフェッショナルに徹してファンタスティックな仕事をしてくれたよ。彼は今日のチームに確信を与えてくれた」

ルク・カスタイニョス

「僕の今日のプレーは見れたものじゃなかった。チームとしても決して良いプレーはできてなかったけど、僕個人は特に酷かった。試合の入りからみんな重くてセカンドボールが取れてなかった。それで難しくなったんだ。今日はファイトが足りなかった。だからこの3ptsは上を見るためにとても大きいよ」

「僕らはエルヴィンと共にある。愛する人を失うのは無条件でとても悲しいこと。今日自分が得点できたらゴールはエルヴィンに捧げようと思っていた。今回の件は土曜にみんなショックを受けたよ。とても悪いニュース、今もみんな気に掛けている」

ヘーレンフェーンに勝った事で個人的にも最高の一週間になった。エルヴィンの件を除いてね。フェイエノールトでの時間をいい形で終えたいから、チームがPOに届くのを助けたい」

ロブ・ファン・ダイク

「監督からエルヴィンの父親の訃報を聞かされた時はみんな動揺していた。GKとしてトレーニングしているなら誰でも試合でゴールを守る権利はあるが、今日はむしろをプレーしたくなかった。しかし私がフェイエノールトと契約している理由の一つがこういう状況で仕事をさせてくれるから。自分の価値をこうして示せて嬉しい。今日はヘーレンフェーンの方が良かったしチャンスも向こうにあったが、我々は3ptsを得るために全員で戦った。上手くいって良かったよ」

「多分今シーズン限りで引退することになるだろう。まぁまず今月クラブと話し合うよ」

♪「大人の階段の~ぼる~」ということで、一歩成長した姿が見れました。苦しい試合をワンチャンスでものにする見事な勝利。前半から両サイド良いようにやられてましたが、チームとして守備は最後の所できっちりできていて自信と安定感のあるプレー。昨シーズンの堅さが戻って来たんじゃないでしょうか。特にステファンの充実振りは今日も感動モノです。

まぁ後半は圧倒されたわけですが、アサイディが見事に外しまくり、予想通りドストもポストプレー、フィニッシュと全く機能せず、リースフェルトも昨日のマッケリーでプレッシャーがかかったか微妙なシーンを尽くスルー。いろんな意味でラッキーでした。

中盤で全くボールが繋がらなかったのはピッチの問題だけではなく、1対1で競り負け続けたせいかと。特に運動量とフィジカルで圧倒されたグリントハイムに誰も勝てず。ジュリチッチにもかき回されました。いや~、よく勝てたもんです。

まぁルクを褒めましょう。運はあれどワンチャンスをモノにした見事なスピッツゴールで見事通算10得点目。オフサイドたったの1回だいかにボールが来なかったかを物語ってます・・・。来シーズンのことを考えると頭が痛いですが、目指せ15点くらい。ゴール後はエルヴィンの亡き父親に向けて喪章を掲げるパフォも。見てたかエルヴィン・・・。

そして再びクラブ最年長記録を更新してしまったロブお父さん。今日も安定のプレーでした。お疲れさまです。

これでフェイエノールトはデ・フラーフスハップを抜いて13位。ヘラクレスも抜くつもりでしたが、フローニンゲンが今週もぼろ負け。使えません。まぁリンカーライチェとの差がこれで3ptsを一気に狭まったのでいろいろと分からなくなってきました。まぁPO圏はま

だまだかなり厳しいところにあるのであんま期待してませんが・・・。来週は再びデ・カイプに戻って相変わらずレオナルドに騒動起こされてるNAC戦。ビセスワールが5枚目のイエローカードで出場停止。そろそろカブラルに出番が欲しいので3トップの組み合わせがどうなるか。