Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

アーネムでがっかりな引き分け

日曜に行われたエールディヴィジ第22節、フェイエノールトはアーネムに乗り込んで1pt差のフィテッセと対戦したが追い抜いて順位を上げる事も2011年初勝利を挙げることもできなかった。ロッテルダマースは後半出だしにルク・カスタイニョスのエールディヴィジ7点目となるゴールで先制したが、イスマイル・アイサィテのPKで同点にされ1-1で終了。マリオ・ベーンのチームはアルネマースと共に1ptを分け合い、お互い残留争いで差を付ける事に失敗した。マルセル・メーウウィス、リオ・ミヤチ、セーレン・ラーセンがフェイエノールトでデビューを飾った。

前節お互いに自信を得た両チームだったが、前半はヘルレンドームの厚い屋根の下、どちらもフットボールの答えをピッチ上で探している途中のようなゆったりとしたテンポ。フェイエノールトは少しずつ試合をコントロールし始め、ビセスワールのクロスに前半最高のプレーを見せていたリオがHT前唯一のチャンスをつかんだが、この日本人が決定的なポジションで足を振った時にはボールはすでに通り過ぎていた。

その直後フィテッセのウィンガー ババンギダに裏に抜け出されて決定的なシュートを打たれるも、フェイエノールトのGK エルヴィン・ムルデルが素晴らしい落ち着きでセーブしチームを救った。前半ムルデルが脅かされた場面はそれ以外になく、イスマイル・アイサティがやや遠目から狙う以外にフィテッセの攻撃に危険性は感じられなかった。

HT直前にはジョルジニオ・ワィナルドゥムが良い位置のFKを直接狙ったが、フィテッセのGK ロームに防がれた。この成長過程のアタッカーはHT直後にもケルヴィン・レールダムの力強いプレーから右サイドに抜け出したビセスワールのクロスをゴール前で受けたが、シュートは弱くロームに簡単に防がれた。

だがそれからほどなく、再びビセスワールのクロスから素晴らしいゴールが生まれる。ファーポストに走り込んだカスタイニョスが空中で見事なタッチを見せてネットを揺らして1-0に。HT明け直後にはアイサティ、ババンギダが良い位置からシュートを狙っていたが、どちらも枠を捉えられず。

先制点はフェイエノールトのプレーに落ち着きをもたらしたが、ロッテルダマースの喜びは長くは続かなかった。決して危険ではなかった状況でジル・スヴェルツがペナルティ・エリア際でマルコ・ファン・ヒンケルを倒し、主審カイパースがフィテッセにPKを与える判定。アイサティが決めて同点とした。

残り時間は両チーム共に勝利を目指し、どちらにもチャンスがあったが、アーネムでそれ以上のゴールは生まれず。フィテッセの途中出場 マルクスペデルセンがポストに当てたのが最もゴールに近づいたシュートだった。

Vitesse – Feyenoord 1-1

Scoreverloop:

56’ 0-1 Castaignos

63’ 1-1 Aissati (strafschop)

Scheidsrechter: Kuipers

Geel: Babangida, Yasuda, Stevanovic, López (allen Vitesse), Fer, Castaignos (beiden Feyenoord)

Opstellingen:

Vitesse: Room; Van der Struijk, Kashia, Rajkovic, Yasuda; Riverola, López, Matic; Babangida, Van Ginkel (77’ Pedersen) en Aissati.

Feyenoord: Mulder; Swerts, Vlaar, De Vrij, Martins Indi; Leerdam, Wijnaldum, Meeuwis (64’ Fer); Biseswar (71’ Larsen), Castaignos (85’ Van Haaren) en Ryo.

マリオ・ベーン

「前半ほとんど危険な場面無く試合をコントロールできていたのは良かった。後半の出だしのプレーも素晴らしかった。良い攻撃が何度かあり、決めるべき所でルクの良いゴールも生まれた。先制した後は何も問題なかったし、リードを広げようとしていたところだった。しかしあのまったく余計なファールが試合全体をひっくり返してしまった。まったくもって残念」

「ジルのファールはとても愚かな瞬間だった。まったくいらいないPK。あの場所では絶対にファールをしてはならない。フットボールの効率の問題。試合後彼も自分のファールを認めていた」

「同点にされて恐怖心がチームの中に広がってしまった。後ろに下がり、前にボールをしっかり運べなくなった。先週のトゥエンテ戦と同じシナリオになるのではと怖れたが、幸運にも終盤エルヴィンが我々を救ってくれた」

何も無いよりは1pt取れた方が良い。ピッチでの我々のプレーにはかなり満足している。しかしとにかく勝たなければならない」

「シーズン残りの試合もこういうヘトヘトに疲れる試合が続くだろう。だが我々は勝ち点を得ていけると確信している。ここ最近のピッチ上でのプレーをチーム内のクオリティから判断すれば間違いないと思う」

デビューした3人について

「我々の日本人の友人は非常に素晴らしい選手で大きなポテンシャルがある。彼を同じチームで体験できることを我々は楽しみにしているよ。前に向かう勢いは凄い。爆発的な選手だ。リオはアクションを起こす勇気を持っており、それが我々の前線には必要なものだった。いい試合をしようとハードワークしている。私は彼にはとても満足しているよ。フェイエノールトにどのくらい残るか?まぁ、とりあえずシーズン終了まで。そこからは見てみないと」

「マルセルは久しぶりの試合にも関わらずよくやってくれた。絶えずボールをキープしてピッチ上で多くの指示を出していた。マルセルは間違いなく我々の力になってくれる」

「セーレンにはスペシャルな何かを期待して入れた。1m94の身長で空中戦には勝っていたが、もっと良くならなければならないし、もっと良くできるはず。彼自身も自覚して『来週もハードトレーニングをしよう』と言っていたよ。それは良い考えだね」

ロン・フラール

「まったく満足していない。良い流れで1-0にできたのに、そのリードを全く馬鹿げた形で手放してしまった。そこからプレッシャーがかかって最後はエルヴィンのセーブに助けられなければならなかった。みんな良かったけど、1-0の後に試合を決める事ができなかった」

リオ・ミヤチ

「試合前は興奮してたけど、ナーバスにはならなかった。試合の後はかなり疲れたけど、ピッチでは疲労は感じなかった。とても楽しんでプレーできた。試合はずっと良い感じでやれた。オランダのフットボールは僕に合っている。ここでは自分のスピードを活かせると思う。来週のヘラクレス戦ではデ・カイプでプレーできるのを期待している」

リロイ・フェル

「僕らは勝たなければならなかった。自分たちのプレーに自信を持たないと。僕らはトゥエンテ戦で良いプレーをしたし、今日のフィテッセ戦も良い時間帯があった。僕らのボールスピードは強みになる。ルクのゴールの時も、僕らはハイテンポで回して危険なシーンを作った。それをベースにしないと」

「個人的にはまたフットボールができて嬉しかった。ポジション争いは激しい。みんなトレーニングで自分を証明しなければならない。それがレベルを上げる事にもなる」

十分勝てる内容でしたが、そうそう甘くもなく。前半は危なげなくコントロールして次第にペースを上げ、後半完全に圧倒して先制、その後もチャンスを作り、アホなPKで失点してからはいつも通り。まったく落ち着きが無くなりフットボールができず、交代枠3つ使ってもgdgdで終了。

メーウウィスは出だしややドタバタしましたが、落ち着いてからは十分なパフォーマンス。リオはフローテ・タレントです。スピードより何よりDF相手に向かってくメンタリティが貴重。ボールロストが多い事や連携面の問題も多くありますが今後もスタメンで使われるのは間違いないでしょう。頑張れカブラル。ラーセンはまだまだまだまだ。ハイボールの競り合いは勝ってたがそれだけ。

エルヴィンは成長著しく、頼り甲斐ができてきました。文句なしの我らが第1GK。フラールが安定感を取り戻してきて守備は前節から安定してきてますが、今日はステファンの足元がややおぼつかず、特に前半の組み立てがテンポの上がらなかった理由か。ジルはあのど阿呆なファール以外は文句ないんですが、とにかく話になりません。ブルーノはなかなかエールディヴィジのレベルで落ち着いてやれず。今後もデ・クレアの天下か・・・。

ケルヴィンは可もなく不可もなく。フィテッセの中盤はなかなか個人技があるのでよくやってたと思いますが、

メーウウィスさんがまだ前に出てきてくれないのでもう少し前に絡みたかった。ジニはボールと戯れすぎで今日も「シンプルに!」とマリオに怒られる。課題のフィニッシュもやはり決められず・・・。

ビセスワールはナイスアシストを含めて3回のクロスは良かったですが、サラリーを考えるともっとやって貰わないと困りますね。リオを見習えと。

我らがスピッツ カスタイニョスは少ないチャンスをしっかり決めて7点目。出てく前に最低12~3点は決めて欲しい。

フェルが失点直後のタイミングでカムバックしましたが、チームの勢いを保つ事はできず、本人も明らかにリズム感を欠いたプレー。まだスタメンは辛いか。困ったもんです。リッキーは今日もFK不発。

ビセスワール→ラーセンの後はルクが下がり目になっていたはずですが、それで前にボールが収まらず、全体がさらに下がる結果に。それはどうなのよマリオ。デ・クレア、カブラル、ブラインスが結局フィットせずにベンチにも入らなかったのでジョニーもベンチ入りしてたことを考えると、ここは判断ミスではなかったか。

土曜にエクセルシオールがヴァウデスタインでAZを凹り、VVVも勝ったために残留PK圏との差は再び2ptsに。フィテッセもそうですが、さすがにリンカーライチェとかもう言ってられず、12位のデ・フラーフスハップ(4pt差)辺りが目標か。次節は来週平日に代表戦挟んで土曜に13位ヘラクレス戦です。