我がフェイエノールト

フェイエノールトを中心にオランダ・フットボールを追いかける

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VAR制度教材: 主審が見て判定していたかによる違い

この2週間のエールディヴィジで立て続けに興味深いビデオ判定シーンがあり、共にKNVBによって主審とVARとの音声通信が公開されたのでVAR制度の教材として記録。偶然にもどちらのシーンもVARを務めたのは経験と判断力において共に世界トップレベルのビデオ審…

ビデオ・オペレーション・ルームでのテクニカルな作業内容

DFBのVARプロジェクトリーダー Dr. Jochen Drees がケルンのビデオ・オペレーション・ルーム内のテクニカルな作業内容について詳細に説明していたので保存。 1. ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)はピッチ上の主審とビデオ・アシスタント・センターのVARチー…

VAR op eredivisie (1ste helft van het seizoen 2018-2019)

Basic data153 wedstrijden: Correctie door videobeoordeling/Interventie door VAR 50/56een interventie per 2,7wedstrijden. op 106 wedstrijden (69%)geen interventie.On-field-review 39 keer. Een mal per 3,9 wedstrijden. Correctie door OFR is 3…

シーズン前半戦ビデオ判定まとめ

2018-2019シーズンから遂にエールディヴィジ全試合に導入されたビデオ判定。ザイストのKNVBリプレイ・センターからビデオ審判たちが試合を監視することで153試合で50の判定が修正された(個人調べ)。各クラブの監督とキャプテンはほぼ全員が使用継続を支持して…

ビデオ・アシスタント・レフェリー制度のルール (保存用)

(Wikipediaにこつこつ書いていたものが記事移動によって大幅に簡略され、新しい記事には間違いもあるので自分が書いていたものを加筆修正して保存) 2018年3月3日のIFAB年次総会によって可決されたVARハンドブック version 8(プロコトル、原則、運用法、必要…

ビデオ判定による誤審: プロメスのファールはなぜイエローカードに修正されたのか

この数週間VARの介入ラインに少なくない疑問が生じているエールディヴィジにおいて、先週第15節でそれを象徴する出来事があった。日曜のデ・クールでのVVV-フローニゲンで41分にリツ・ドーアンに対してイェロルド・プロメスが強烈なタックル。プロメスはかなり…

試合後に取り消されたグスタフソンへのレッドカード: 主審とVARのコミュニケーション問題

長い準備期間を経て遂にエールディヴィジに導入されたVAR制度。最初の2ヶ月間で小さなミスはあるものの概ね大きな問題は無く運営されていたと言えるが、第7節で遂にレッドカードがKNVB検察によって誤審として取り消されるという事態が起きた。 10月30日に行…

KNVB、新ルールをテストするために新リーグを発足

KNVBは新ルールをテストするために非公式の新リーグ Future Rules Football Leagueを立ち上げることを発表した。すでにFC Lisse - Quick BoysのAvant Garde Cup (2017年11月)、Suriprofs - Fortuna SittardのWedstrijd van de Toekomst (2018年5月)でKNVBは…

ビデオ・アシスタント・レフェリー制度の現在地: 『重大な見逃し』の際のオン・フィールド・レビュー

アルゼンチン人主審 Nestor Pitanaとイタリア人VAR Massimiliano Irratiによって担当されたWKフィナーレは1-1の前半終盤にオン・フィールド・レビューによってクロアチアのIvan Perisicがペナルティエリア内でのハンドリングを取られてPK判定となったことが試…

ビデオ・アシスタント・レフェリー制度の現在地: WKで示された模範的介入基準

ロシアでのWKが始まり、グループステージがほぼ1巡。「VAR制度での経験が足りない審判たちによって大きな混乱が起きる怖れがある」という事前の危惧が嘘のように、VAR制度がここまでほぼ完璧に機能していることは大きな驚きであり、世界中にポジティヴなイン…

ビデオ・アシスタント・レフェリー制度の現在地:オン・フィールド・レビュー実施条件の不透明さ

先週のジュピラーPOs スパルタとエメンとのフィナーレ2試合、そしてドイツでのDFB-Pokalフィナーレ FC Bayern-Eintracht Frankfurt戦でもやはり「明確に思われる誤審」が主審のオン・フィールド・レビューによって見逃される事態が起きた。それぞれのケース、…

KNVB、『未来の試合』で新ルール5つをテスト

KNVBは5月12日にヴァウデスタインでジュピラー・リーグの昇格クラブフォルトゥナ・シッタルトとオランダでプレーするスリナム系選手たちの合同チーム Suriprofsとの記念試合を開催。ジュピラー・リーグの主導のもと、両チームとFOXの協力を得て、新ルール5つな…

マッケリー、WKで初のオランダ人ビデオ審判に

デニー・マッケリーがFIFAによってロシアでのWK 2018のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に選出された。35歳の審判はロシアで活動する13人のビデオ審判の1人に。WK本大会でビデオ判定が導入されるのは今回が初。 1934年にジョン・ファン・モールセルがWKで笛…

「結果以外ほとんど間違い」だったMainzでの前半終了後のビデオ判定:原因とその後

4月16日のブンデスリーガ 1. FSV Mainz 05 - FC Freiburg戦で前半終了の笛の後に行われたビデオ判定によって前半ラストプレーでFC Freiburgの選手に自陣ペナルティエリア内で明確なハンドリングがあったとして、大部分ロッカールームまで下がっていた選手た…

KNVB、初のフットボール発展ディレクターにアルト・ランゲレーを据える

アルト・ランゲレー(47)がKNVBのフットボール発展ディレクターに任命された。この役職はフットボールのテクニカル面を担うKNVBのディレクターとして新たに設けられたもの。 ヨング・オランイェの現監督がこの役職に求められるプロフィールを最も良く満たしてお…

ビデオ・アシスタント・レフェリー制度の現在地:全てはフットボールを変えないために

ベンチの前のマルコ・ファン・バステンが第4審判に向かって「CKの準備が整うまでに済むからビデオを見てくれ!」と叫んでから10年。KNVBがビデオ審判制度の実現を真剣に考え始めて7年。IFABによって遂にルール導入が認められ、マルコ・ファン・バステンの願いは…

KNVB、ビデオ審判の「歴史的ステップ」を喜ぶ

IFABが土曜にZürichでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を競技規則に取り入れることを決定。これによりビデオ審判は確定的、公式のものとなった。FIFAは「歴史的ステップ」とコメント。VARは徐々にトップ。コンペティションに導入されていくことになるだ…

オランダ語フットボール用語: 概念編

Voetballen: フットボールをするオランダ語は「フットボールをする」という動詞が存在する割とレアな言語。「フットボールをする」ことは「試合をする」と同じではなく、むしろ純粋な語源の「足でボールをしっかり扱う」というニュアンスが近い。試合中にチ…

KNVB、クーマンとホーフマをテクニカル・トップに据える

KNVBは水曜午後にロナルド・クーマン(54)がオランダ代表のボンズコーチに就任することを発表。クーマンは即時発行でWK 2022までの契約にサインした。 同時に昨年 ハンス・ファン・ブロイケレンが退任して以来空席となっていたテクニカル・ディレクター職の穴埋め…

VAR制度とアタッキング・ポゼッション・フェイズ:ローダJCのゴール取り消しは正当か?

ベーカー戦 ヴィレムII-ローダJCでの終盤、ローダJCが決勝点を決めたかに思われたがVAR カンプハイスの助言により主審 ヒフラーが得点に至る攻撃の過程でロシュヘウフェルにハンドリングの反則があったと得点を取り消しに。しかしロシュヘウフェルのハンズ…

IFABのVARテスト分析レポート(2): ルールの曖昧さ問題

IFABのVARテスト分析レポート(1): 内容 いくつか不明点があったのでとりあえず大まかな内容だけ書き出しておいたままにしてましたが、VARハンドブックの最新版といろいろ聞き回って多少理解ができてきたので今回は内容についてややテクニカルな話。 ・「チェ…

IFABのVARテスト分析レポート(1): 内容

1月22日のAnnual Business Meetingでメディア向けに公表されたレポートの大まかなまとめ。 http://static-3eb8.kxcdn.com/documents/639/165902_220118_IFAB_Media_Package_ABM2017_all_media_FINAL.pdf P2 2016年3月から始まったVARテストの全データをKU Le…

ビデオ・アシスタント・レフェリー制度:今さらなQ&A

民放の代表戦やクラブワールドカップの放送はもちろん、どうやら各専門チャンネルのセリエAや独ブンデスリーガの放送でも誰もちゃんと説明していないようなので、多分夏のワールドカップの放送でも誰も説明しないんだろうな~と思いつつ今さらなQ&A. VARとは…

KNVBの次の挑戦:セルフパスなど新ルールテスト

フットボールをよりフェアで魅力的なものにするために新ルールについて取り組んでいるKNVB. VAR制度のテストがすでにIFAB主導に移り、各組織が参加して行われている段階になったことで、KNVBはすでに次の構想に移っている。11月7日火曜日の夜 FC リセとクイ…

ビデオ・アシスタント・レフェリー制度の現在地:オン・フィールド・レビューが必要という気にもなる・・・

今回は前の記事から間が少ないので最近の試合や情報から感想をいくつか。 日本-ブラジル戦 フランスの審判団がどれだけトレーニングを行っているのか、どれだけのランクの審判がVARを務めたのか、何人体制だったのかもよく分かりませんが、オン・フィールド・…

ビデオア・シスタント・レフェリー制度の現在地:求められるのはピッチ上の審判団の誠実さ

VAR制度のライブテストが開始されて2年目。この数ヶ月でオーストラリアのAリーグを皮切りにいくつかのリーグで新シーズン開始にあわせてテスト導入され、一気にテストケースが増えたことで得られるデータも多くなっている。特に欧州では独ブンデスリーガと伊…

VAR制度における「明確な誤審」? FIFAのオフサイド判定テクノロジー実験

Confederations Cupでテストされているビデオ・アシスタント・レフェリー制度。その中で最もインパクトを与えたのはがチリ-カメルーン戦でのオフサイドに関わるビデオ判定だったのは間違いないだろう。HT直前にチリのEduardo Vargasが見事なゴールを決めたが…

ビデオ審判元年を終えて。ビデオ・アシスタント・レフェリー制度の現状と今後

2016-2017シーズンはオランダの審判史に刻まれるシーズンだった。KNVBが数年来進めてきたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が遂に公式戦で使用。IFABの認可を得てKNVBはFIFAと共にプロジェクトの最前線に立ってテストを進めており、残念ながら来シーズン…

「実際にその場で見ているのと映像で見るのとの違いがある」

ビデオ審判がPOsで極めて重要な役割を果たした。「公平さへの祝福」と支持者は言い、「間違った判定は修正されなければならないという流れへの悪い予兆」と批判する人々は思っている。「大事なのは判定の正しさ。主審が入り江から飛び立つだけの理由があるな…

脱フェルハイエンへ:オランダに必要なトレーニング方法はヘトヘトにさせることか、ペリオディゼーションか?

オランダ・フットボールの下落に対する治療法は『もっとハードなトレーニングをすること』と思われている。しかしペリオディゼーションのグル 運動生理学者 レイモンド・フェルハイエンの国でそれが可能だろうか?フェルハイエン・プラスの時代が訪れるのか?「…